[DUNLOP] MotoGP Rd.2 ヴィニャーレス選手がMoto2クラス2戦目で優勝を決める

FIM世界ロードレース世界選手権
2014/4/13 第2戦 アメリカ オースティン

開幕戦から3週間を経て、第2戦アメリカズGPを迎えた。舞台は、アメリカ南部テキサス州オースティンにあるサーキット・オブ・ザ・アメリカズ。昨年に続いて2度目の開催となる。サーキットは、約5.5キロのアップダウンのあるテクニカルコースだ。
磨耗しやすい路面を考慮して、ダンロップはフロントにミディアムと新しいハードタイヤ、リアにハードとスーパーハードタイヤを提供した。
予選は晴天の中で行われ、R・ラバット選手(KALEX)が開幕戦に続いてポールポジションを獲得した。
「ギアボックスに問題があって大変だったが、予選の後半でチームがなんとか解決してくれた。このコースは差をつけるのが難しい。明日は混戦になると思うけど、優勝を狙ってがんばるよ」とラバット選手。
続いて、J・ザルコ選手(Caterham SUTER)が2位、D・アーゲター選手(SUTER)が3位。
中上貴晶選手(KALEX)は9位となる。「今回はあまりうまくいっていない。ギアを変更したりして、よくなってきた。3列目からになってしまったが、いいレースはできると思う」と中上選手。
長島哲太選手(TSR)は30位につけた。
「難しいコースなので、他のライダーの後ろについて走った。セッティングを詰めて、だんだんフィーリングはよくなってきた。レースでは少しでも順位を上げたい」と長島選手。
決勝直前に雨がぱらついたためスタートディレイとなるが、約10分後、ドライコンディションで無事にレースは始められた。
スタートが切られると、アーゲター選手がホールショット。後ろからJ・シモン選手(KALEX)、X・シメオン選手(SUTER)、ラバット選手、中上選手、ザルコ選手などが続く。2周目に入ると、J・シモン選手とザルコ選手が接触して転倒してしまう。
序盤は、アーゲター選手がレースをリード。シメオン選手、M・ヴィニャーレス選手(KALEX)、M・カリオ選手(KALEX)がトップ集団を形成する。
約1秒半後方で、セカンド集団の先頭にラバット選手が続き、中上選手は7位につける。
3周目になるとシメオン選手が先頭に立ち、レースをリードしていくが、他の3台も離されずについていく。ラバット選手は少しずつ上位陣との差を詰めていく。
中盤になると、トップ集団はシメオン選手、アーゲター選手、ヴィニャーレス選手の3台となり、約1秒後ろからカリオ選手とラバット選手が続く。
12周目、1コーナーでシメオン選手がコースアウトして5位に後退。トップ争いはアーゲター選手とヴィニャーレス選手の戦いになり、14周目にヴィニャーレス選手がトップに浮上。すぐさま引き離しにかかる。
2位のアーゲター選手には、カリオ選手を抜き去ったラバット選手が迫る。そして、15周目にラバット選手はアーゲター選手をパスして2位に上がる。このとき、先頭のヴィニャーレス選手はすでに2秒近いリードを奪っていた。
トップのヴィニャーレス選手は、終盤、抜群の速さを見せて後続を寄せ付けない。
ラバット選手は単独2位を走行し、アーゲター選手とシメオン選手が3位争いを展開。カリオ選手は終盤遅れる。
ヴィニャーレス選手は約4秒の差をつけてチェッカー。Moto2クラス2戦目にして、初優勝を達成した。
2位はラバット選手。
残り2周でシメオン選手が転倒し、アーゲター選手が3位をつかんだ。
また、中上選手は結局11位でゴール。長島選手は20位となっている。

レース後のコメント
優勝 M・ヴィニャーレス選手
「信じられない気持ちだよ。スタート直後は大変だったけど、冷静に走っていった。3、4周くらいパーフェクトな走りができたと思う」
2位 E・ラバット選手
「スタート直後に何台かと接触して遅れをとった。それからプッシュしていったよ。ブレーキングをハードにして、追い上げていった。今日はとにかく表彰台に上がれてよかったと思う」
3位 D・アーゲター選手
「カタールではエンジンが壊れてがっかりだったから、表彰台に上がれてうれしい。ラストラップはきつかった。この調子で戦って行きたい」
11位 中上貴晶選手
「今回はセッティングを見つけるのが難しかった。午前中のウォームアップではいいフィーリングで走れたのでいけると思ったのですが。決勝では、序盤から調子が良くなかった。原因を追究して、次のアルゼンチンに臨みます」
20位 長島哲太選手
「スタート直後は目の前でアクシデントがあったけど、なんとか避けられた。中盤のペースは悪くなかったが、後半に入るとブレーキが少しおかしくなってしまった。残念な結果に終わったが、今後も前を向いてがんばります」

Moto3、混戦を制してミラー選手が開幕2連勝

Moto3クラスには、前戦と同じミディアム&ハードのタイヤを用意した。
予選では、開幕ウィーナーのJ・ミラー選手(KTM)が初のポールポジションを獲得する。
「予選の後半でニュータイヤをつけてアタックした。自信はあるけど、レースはすごいビッグファイトになると思う。ベストを尽くすだけだよ」とミラー選手。
2位はE・バルケス選手(HONDA)、3位A・リンス選手(HONDA)と続く。
曇り空の中、ドライコンディションで決勝を迎えた。
スタートが切られるとミラー選手がホールショット、バスケス選手、J・コーンフォイル選手(KTM)、リンス選手、A・マルケス選手(HONDA)などが続く。
序盤は、ミラー選手とバスケス選手が後続を少し離し、セカンド集団はマルケス選手、リンス選手を上位にしてI・ヴィニャーレス選手(KTM)、コーンフォイル選手、R・フェナーティ選手(KTM)など10台以上が続く。
中盤に向けて、マルケス選手が上位2台に追いつき、ミラー選手、バスケス選手、マルケス選手の3台がトップ集団となる。セカンドグループはリンス選手、フェナーティ選手、コーンフォイル選手の3人の戦いとなる。
後半に入っても、トップ争いはミラー選手、マルケス選手、バスケス選手が激しい順位争いを展開。終盤に向けて、後方からフェナーティ選手が上位に追いつき、4台のトップ争いとなる。
終盤は、激しいドッグファイトとなり、特にミラー選手、バスケス選手、フェナーティ選手は何度もトップを入れ替え、マルケス選手も後ろからピタリと続く。
ラストラップへはミラー選手がトップで突入。ライバル達もくらい付いていくが、ミラー選手はトップを守りきり、開幕2連勝を達成した。
続いて、フェナーティ選手が僅かに0.069秒差で2位。2012年ミサノ以来、2年ぶりの表彰台をつかんだ。
バスケス選手は3位に入り2戦連続の表彰台獲得となった。
また、マルケス選手はゴール直前のラストコーナーで転倒してしまった。

レース後のコメント
優勝 J・ミラー選手
「2連勝なんて夢のようだね。レースではずっと後ろからプレッシャーをかけ続けられていて大変だったよ。最後までタイヤを温存していたから逃げ切れたんだ」
2位 R.フェナーティ選手
「去年はマシンにいろいろ問題があって大変だった。今年はチームも変わって、冬のテストからがんばってきた。カタールではちょっと問題があったけど、今日はセッティングを変えたらよくなったんだ。久々の表彰台でうれしいよ」
3位 E・バスケス選手
「2戦連続で表彰台に上がれて、気分がいいね。予選のできを思うと、もっといい結果がほしかったけど3位でもうれしいよ。これからの戦いが楽しみだね」

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