[HONDA]JRR Rd.1 JSB1000 Rd.1 決勝 激闘の末に高橋巧が2位

MFJ全日本ロードレース選手権は2&4鈴鹿で開幕戦を迎え、今回はJSB1000のみの開催となりました。

タイトルを狙う高橋巧(MuSASHi RT ハルクプロ)は開幕勝利を誓って鈴鹿入りしました。Honda勢では山口辰也(TOHO Racing with MORIWAKI)も上位進出を狙います。また、鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)を見据えて、秋吉耕佑(F.C.C.TSR Honda)がスポット参戦しました。42台のグリッドを目指し、フリー走行からしのぎを削ることになります。

フリー走行では中須賀克行(ヤマハ)、渡辺一樹(カワサキ)が2分7秒台を記録。3番手に津田拓也(スズキ)、4番手に秋吉、5番手山口、6番手に高橋がつけ、レースウイークが始まりました。

予選はA、Bの2組に分かれて争われました。35分間の予選でマシンのセットアップを詰めながら、タイムアタックをしなければなりません。A組で中須賀が2分6秒832を記録し、トップタイムとなります。懸命にトライした高橋は2分7秒323で2番手。山口は4番手に食い込みます。B組では津田が2分7秒088でトップタイム。2番手に秋吉が僅差で続きました。総合では中須賀がポールポジションとなり、2番手に津田、3番手に高橋が続き、フロントローを獲得しました。4番手は秋吉、5番手が柳川明(カワサキ)、6番手が渡辺、7番手が山口、8番手には加賀山就臣(スズキ)がつけました。

決勝日朝のウォームアップランは早朝8時15分から30分間で、午後1時スタートの決勝に備えます。ここで秋吉がトップタイム、2番手が中須賀、3番手の高橋までが2分7秒台を記録し、4番手に山口が食い込み、決勝を迎えました。予選日の路面温度は40℃と上昇しましたが、決勝日は、天気が薄曇りとなり、路面温度は22℃まで下がりました。好スタートは秋吉。ですがホールショットは中須賀が決めます。秋吉、津田、高橋と続きましたが、高橋がS字で3番手に浮上。津田が4番手となり、この4台がトップ争いを繰り広げることになりました。

1ラップ目に秋吉がトップに浮上し、レースをリードします。秋吉、中須賀、高橋、津田のトップ争いに、渡辺、柳川が追いつき、トップ争いは6台へと膨れ上がります。3ラップ目、津田が高橋をかわしますが、高橋は6ラップ目のスプーンで3番手を奪い返します。トップ争いを繰り広げる秋吉、中須賀は2分7秒台前半を記録して逃げ、そこに追いつこうと高橋、津田、渡辺、柳川が追う展開。そこからペースアップした渡辺が3番手に浮上。高橋とのし烈な3番手争いを展開します。130Rで高橋が前に出ますが、渡辺も引かずに並んでシケインに突入、渡辺がコースアウトします。8ラップ目、高橋が3番手をキープし、渡辺が4番手、5番手に柳川、6番手に津田となりました。

9ラップ目、秋吉はトップをキープしますが、中須賀がぴたりとマーク。2台は神経戦を繰り広げながら周回を重ねました。3番手の高橋はファステストラップとなる2分7秒087を記録し、トップ争いに迫ろうとアクセルを開けました。その差は2秒、さらに10ラップ目には2分6秒903を記録し、その差を約1秒としました。11ラップ目、高橋は完全にトップ争いに追いつき、秋吉、中須賀、高橋のバトルへと発展していきます。

15ラップ目、1コーナーで中須賀が秋吉に迫りますが、秋吉が抑えます。しかし110Rからヘアピンで中須賀が仕掛け、トップに浮上。秋吉は130Rで並び、シケインで前に出ますが、立ち上がりでは中須賀が前に出て再び首位に立ちます。秋吉は果敢に攻めますが、逆バンクでハイサイドしてしまいます。なんとか転倒を免れますが、3番手にポジションダウン。代わって中須賀に襲いかかったのは高橋。高橋は中須賀の背後に迫ります。その差はコンマ3秒。19ラップ目にはダンロップコーナーで並びかけますが、大量のバックマーカーがスプーン、シケインと絡み、高橋の行く手をふさぎます。

最終ラップでも高橋は中須賀に何度も襲いかかりますが、周回遅れが勝負どころに絡む展開となり、攻めきることができませんでした。中須賀が開幕戦を勝利。僅差の2位に高橋、3位に秋吉が入り、次々にチェッカーを受けました。4位に渡辺、5位に柳川、6位に山口が入りました。激闘を演じ表彰台に上がった3人には、盛大な拍手と声援が贈られました。

コメント
■高橋巧(JSB1000 2位)
「金曜日の走行では調子が出なくて、どうしようかと思いましたが、予選でセットアップを昨年の最終戦の仕様に戻して、やっとタイムアップし、方向性が見えてきました。昨年はタイトル争いをしましたが、1勝もすることなく最終戦を迎えたことが、大きな後悔としてあります。今年は勝利を挙げてチャンピオン争いに絡みたいと思っていました。オフシーズンにはオフロードでのトレーニングを重ねて、4kgくらい身体を絞りました。今年はチーフメカニックが代わるなど環境面でも変化があり、新たな自分を見せられるようにと挑んだ開幕戦でした。序盤戦の遅れが課題ですが、中盤から後半にかけて勝負ができたことはよかったと思っています。勝負どころで周回遅れが絡むという悔しい結果になりました。序盤の戦い方、周回遅れのかわし方も含め、課題をクリアし、次戦に挑みたいと思います。念願のチャンピオンを獲得できるシーズンにしたいです」

■秋吉耕佑(JSB1000 3位)
「今年は2&4と鈴鹿8耐のみの参戦となりました。鈴鹿8耐で勝てるマシン作りのためにがんばりたいと思っています。今回はテストなしのぶっつけ本番のレースだったので、決勝朝のウォームアップランをきっちり使い、マシンのセットアップを詰めていきました。決勝のマシンの状態が一番よかったと思います。最後は転倒しそうになり、大事に走りきることへと目標を切り替えました。8耐に向けてのマシン作りに関しては課題も見つかり、有意義な参戦になったと思います。ライダーとしては、勝負もしたいし、レースにも出たいのですが、今は8耐に向けてがんばりたいと思っています」

■山口辰也(JSB1000 6位)
「今年からKYBのサスペンションを使わせてもらうことになりました。プライベートチームである自分のチームをKYBが信頼してくれたことが、とてもありがたく、うれしいことです。サスペンションのおかげで、タイムアップできたと思います。2分7秒台は、昨年も出ていましたが、楽に出せるようになったことが大きいです。まだまだテスト不足、これから、もっとよくなると手応えを感じています。エンジンも電気系も昨年同様で、サスペンションの変化だけで、ここまでこられたことをうれしく感じています。もっとセッティングをしっかりして、さらに上位を目指したいです。楽しみにしていてください」

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