[HONDA]SBK Rd.2 決勝 レイが第1レースで3位表彰台。第2レースも5位でフィニッシュ

レイが第1レースで3位表彰台。第2レースも5位でフィニッシュ。ハスラムも両レースでポイント獲得

開幕戦オーストラリア大会から1カ月半のインターバルを経て、4月11日(金)から13日(日)までの3日間、モーターランド・アラゴンで第2戦スペイン大会が開催されました。開幕戦オーストラリア大会で表彰台争いに迫ったジョナサン・レイとレオン・ハスラムのPata Honda World Superbike Teamは、第2戦に向けて、スペインのヘレスとカルタヘナでプライベートテストを実施。このテストで大きな手応えを感じ取った両ライダーは、ヨーロッパラウンドの開幕に向けて闘志をみなぎらせていました。

昨年、ケガのためにシーズン後半戦を欠場したレイですが、シーズン終了後に行ったアラゴンテストで大きな成果を得ていました。今大会の開幕を前に、レイは「昨年のアラゴンテストは、すばらしい内容でした。開幕戦オーストラリア大会では、その成果を発揮できませんでしたが、ヨーロッパスタイルのサーキットになれば、自分のライディングスタイルに合っているし、違う走りができると思います。ヘレスとカルタヘナでもいいテストができているので、すごく楽しみです」と語っていました。

その言葉通り、3日間を通じて快調にラップを刻みました。初日のフリー走行では、1分58秒180で総合トップに浮上。2日目3回目のフリー走行ではタイヤテストに専念したために、タイムは更新できませんでしたが、総合7番手でQ2への進出を決めました。2日間のフリー走行を終えたレイは、アベレージもよく、決勝に向けて大きな期待を抱かせました。初日のテストを終えたときに「新たな問題がいくつかありましたが、全体的には満足のいく一日でした」と好調をアピール。そして、2日目の予選では自己ベストを更新して、今季初表彰台と初優勝に向けて、大きな期待を抱かせました。

今大会は27台が決勝に進出。フリー走行、予選と好調だったレイは、その好走を見事に決勝につなげました。第1レースでは、トム・サイクス(カワサキ)とロリス・バズ(カワサキ)、そしてダビデ・ジュリアーノ(ドゥカティ)とトップグループを形成。積極的な走りでサーキットに集まったファンを沸かせます。そして終盤、ジュリアーノとし烈な3番手争いとなりましたが、追いすがるジュリアーノを振りきって今季初表彰台を獲得しました。逆転を狙ったジュリアーノは、レイに接触して転倒し、再スタートを切って8位でした。

続く第2レースも同様の展開となり、サイクス、バズのカワサキ勢とトップグループを形成します。しかし、後半はペースが上がらず、追い上げてきたマルコ・メランドリ(アプリリア)とシルヴァン・ギュントーリ(アプリリア)にかわされて5位。2レース連続表彰台は果たせませんでした。しかし、昨年のイギリス大会以来、7戦ぶりの表彰台獲得となる3位と5位。昨年のシーズン終盤戦のケガから完全に復活したことを感じさせる一日となりました。

チームメートのハスラムも、ヨーロッパラウンドの初戦に闘志をかきたてていました。開幕戦オーストラリア大会のあとに行ったヘレスとカルタヘナにおけるスペインテストでは、電子制御のセットアップで大きく前進しました。しかし、初日にセットアップが進まず、それが最後まで影響しました。3回のフリー走行では9番手でしたが、Q2の前に行われたフリー走行では4番手タイムをマーク。上り調子を強烈にアピールしました。しかし、予選では転倒を喫してQ2最後尾の12番手。フラストレーションのたまる予選となりましたが、4列目から追い上げのレースに気合を入れていました。

第1レースは、オープニングラップ12番手。そこからしぶとい走りで着実にポジションを上げて9位でフィニッシュ。終盤は、アレクサンダー・ロウズ(スズキ)とメランドリの追撃を振りきりました。第2レースは、トニ・エリアス(アプリリア)とのし烈な戦いを制して8位。両レースでシングルフィニッシュを果たしました。しかし、スペインテストの成果を思うように発揮できず、悔しい一日となりました。

スーパースポーツ世界選手権(WSS)には、24台が出場。予選5番手から好スタートを切ったマイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda World Supersport)が2位でフィニッシュしました。ファン・デル・マークは、オープニングラップ3番手から、2周目に2番手、3周目にトップとポジションアップ。ケブ・コグラン(ヤマハ)、ジュール・クルーゼル(MVアグスタ)とトップグループを形成しました。

その後、ケナン・ソフォーグル(カワサキ)が加わってトップグループは4台になり、終盤、コグランとクルーゼルが接触してともに転倒し、ソフォーグルが優勝、ファン・デル・マークが2位でフィニッシュしました。以下、CBR600RR勢は、ロレンツォ・ザネッテイ(Pata Honda World Supersport)が4位、ラファエレ・デ・ロサ(CIA Insurance Honda)が6位、ラタパーク・ウィライロー(Core PTR Honda)が10位と、トップ10に4台のCBR600RR勢が名前を連ねました。

コメント
■ジョナサン・レイ(スーパーバイク 3位/5位)
「こんなに早く表彰台に立てるようになるとは思ってもいませんでした。最近、波に乗れていなかったので、これをきっかけにいい方向に向けたらと思います。今大会は本当に楽しいレースができましたし、マシンもフィリップアイランドから大きく改善することができました。レース1は、終盤にリアタイヤに問題がありました。レース2はソフトコンパウンドをチョイスしたことでポジションを上げられましたが、思ったよりも気温が高くなり、ソフトをチョイスしたフロントタイヤには厳しいレースになりました。さらに、低速コーナーでのエンジンブレーキがスムーズではなく、攻めの走りができませんでした。しかし、両レースで5位以内でフィニッシュができましたし、マシンの状態がよくなっていることは間違いありません。次のオランダがとても楽しみになりました」

■レオン・ハスラム(スーパーバイク 9位/8位)
「このサーキットでは、スペインテストの成果を発揮できず、苦しいスタートとなりました。金曜日の最初のセッションを、ほとんど無駄にしてしまい、そこから全力でがんばりました。スーパーポールの前に行われたフリー走行では4番手タイムをマークできましたし、スーパーポールを楽しみにしていました。しかし、転倒してしまいました。そのため、両レースで苦戦することになりました。コーナーの立ち上がりと、エンジンブレーキとの戦いでした。両レースでトップ10内フィニッシュはできましたが、昨日のFP4の走りができれば、トップ5には入れるかと思っていました。今回の悔しさを次のアッセンにぶつけたいです。スペインテストでは大きく前進できました。第1レースで、チームメートのレイがすばらしいレースをしました。第2レースでも前方にいました。今はいくつか問題がありますが、レイのように、乗り越えていかなければならないと思っています」

■マイケル・ファン・デル・マーク(スーパースポーツ 2位)
「今日の結果はとてもうれしいです。今回は、問題を修正するために取り組んでいました。そして、ウォームアップでやっとレースペースがよくなりました。予選5番手から、スタートはそれほどよくありませんでした。しかし、前のグリッドからスタートしていった選手たちより速いことが分かっていたので、落ち着いて彼らをパスしていきました。しかし、なかなか引き離せず、プッシュし続けました。それで、ヘアピンでミスをしてしまい、彼らにパスされてしまいました。クルーゼルとコグランが転倒したあとは、僕とケナンだけが残りました。彼には追いつけませんでしたが、開幕戦でゼロポイントだったので、今回の2位はとてもうれしいです」

■ロレンツォ・ザネッテイ(スーパースポーツ 4位)
「スタートは悪くありませんでした。すぐにトップグループについていくことができましたので、彼らについていって、いいリズムをつかもうとしました。ミスをするまではいい調子でしたが、ミスをしてから少しリズムが変わり、なかなかペースが上がりませんでした。クルーゼルとコグランが転倒してからは、(フローリアン)マリーノ(カワサキ)との3位争いになりました。プレッシャーを与えようとしましたが、届きませんでした。開幕戦でケガをして欠場しているので、今回の4位には満足しています。しかし、昨年は何度も4位になっているし、次のステップに進みたいです。次戦の目標は表彰台に立つことです」

■ラファエレ・デ・ロサ(スーパースポーツ 6位)
「6位以内でゴールすることが目標でしたが、12番グリッドから追い上げるのは至難の業でした。スタートで少しは前に出たものの、集団に巻き込まれ、リードすることができませんでした。一度、クリアラップがとれたときに、かなりいいタイムが出せました。次のアッセンでは今回の問題を修正して、再度、トップグループでレースができるようにしたいと思います」

■ラタパーク・ウィライロー(スーパースポーツ 10位)
「スタートはよかったのですが、多くのライダーが似たようなペースで、前のグループにはジリジリ引き離されてしまいました。そして、集団を抜け出したときはすでにレース終盤で、さらにブレーキングでミスをして、再び順位を落としてしまいました。悔しいレースでしたが、ポイントを獲得することができました。大変でしたが、楽しむことができました」

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