[HONDA]MotoGP Rd.2 予選 マルケスが2戦連続ポールポジションを獲得

マルケスが2戦連続ポールポジションを獲得。ペドロサ、ブラドルが僅差で続き、Honda勢がフロントロー独占

第2戦アメリカズGPの予選は、Honda勢が上位を独占し、今季初となるフロントロー独占を果たしました。ポールポジション(PP)を獲得したのはマルク・マルケス(Repsol Honda Team)で、4回のフリー走行すべてを制し、予選では自身の持つ2分3秒021のサーキットベストタイムを更新する2分2秒773をマークしました。アメリカズGPでは2年連続、そして開幕から2戦連続PPを獲得しました。

初日のフリー走行でライバルを圧倒したマルケスは、2日目のフリー走行で、ただ一人2分3秒台で連続ラップをこなしました。さらに予選でも、唯一2分2秒台に乗せる快速ラップを刻み、サーキットに集まったファンたちを魅了しました。昨年の大会で最年少PP、最年少優勝という新記録を樹立したマルケスのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)での人気は高く、2年連続PPを獲得したマルケスに大きな拍手と声援が送られていました。

2番手にはダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が入り、セッションをこなすごとに1秒近くタイムを短縮していきました。フリー走行はマルケス、ステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)に続いて総合3番手でしたが、予選ではさらにタイムを短縮し、チームメートのマルケスに対し、0.298秒差まで迫る快走で2番手に浮上しました。昨年の大会では予選2番手から2位表彰台を獲得しました。予選、決勝ともにマルケスとの一騎打ちとなりましたが、優勝したマルケスには届きませんでした。それだけに、「今年は昨年より順位を上げたい」と今季初優勝に気合十分。Repsol Honda Teamの両選手の優勝争いに大きな注目が集まっています。

ブラドルは昨年のアメリカGP以来、11戦ぶりにフロントローを獲得しました。初日のフリー走行は7番手でしたが、「内容は悪くなかった」と2日目のフリー走行と予選に向けて自信を見せていました。その言葉通り、午前中のフリー走行で2番手に浮上すると、予選でもマルケスとペドロサに続いて3番手タイムをキープ。今季初フロントローから、昨年のアメリカGP以来となる表彰台獲得、そして初優勝への期待が膨らみます。

アルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)は、初日から抱えているリヤグリップの問題が改善せず12番手となりましたが、決勝での追い上げが期待されます。RCV1000R勢は、スコット・レディング(GO & FUN Honda Gresini)が13番手、ホームGPとなるニッキ—・ヘイデン(Drive M7 Aspar)が14番手、青山博一(Drive M7 Aspar)が16番手、カレル・アブラハム(Cardion AB Motoracing)が17番手でした。開幕戦カタールGPで、RCV1000Rを駆ってポイント獲得を果たした4選手が今大会も上位フィニッシュとポイント獲得を狙います。

Moto2クラスは、エステベ・ラバト(Marc VDS Racing Team)が2戦連続PPを獲得しました。初日3番手となったラバトは2日目のフリー走行で、トップから1秒差以内に19台がひしめく大接戦の中で3番手につけました。そして、予選は目まぐるしくトップが入れ替わる激しい戦いとなりましたが、セッション終盤のアタックで首位に浮上しました。以下、1秒差以内に14台という相変わらずの接戦となり、ヨハン・ザルコ(AirAsia Caterham)、ドミニク・エージャーター(Technomag carXpert)が僅差で続きました。中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は9番手から今季初表彰台と念願の初優勝に挑みます。ルーキーの長島哲太(Teluru Team JiR Webike)は30番手から追い上げのレースに挑みます。

Moto3クラスは、開幕戦カタールGPで初表彰台に立ったエフレン・バスケス(Saxoprint-RTG)が2番手と好調をキープしました。アレックス・リンス(Estrella Galicia 0,0)が3番手、アレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0)が4番手とHonda勢が上位に名前を連ねました。開幕戦カタールGPで、惜しくも優勝を逃した3選手がその雪辱に挑みます。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
「今回のレースウイークの進み具合、そしてポールポジションを獲得した予選セッションには、とても満足しています。 マシンのフィーリングはいいです。そして明日のレースを前にいいペースを築くことができました。とにかく、いいスタートが切れるようにがんばります。明日はダニとのバトルになると思います。彼が一番のライバルです。昨日、今日と気温が高いため、明日もタイヤに厳しいレースになるはずです。こういったコンディションの中では、序盤の戦いがとても重要になるので、集中していいレースをしたいと思います」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
「今日はマシンをかなりよくすることができ、昨日よりだいぶんいい走りをすることができました。予選ではポールポジションまでもう少しのところでした。明日のレースでは、アドバンテージをすべて使いきって優勝したいと思います。昨年(のアメリカズGP)は2位でしたので、明日はあと一つ順位を上げたいです」

■ステファン・ブラドル(MotoGP 3番手)
「フロントローが獲得でき、とてもうれしいです。ここは好きなサーキットということもあり、私にとって特別な結果となりました。金曜日から土曜日にかけてマシンを改善することができ、タイヤのフィーリングもとてもよくなりました。今日は、フリー走行でとてもよいペースで走れましたし、トップ4に入るタイムをコンスタントに出すことができました。ダニとマルクはとても速いですし、ヤマハのライダーたちとも僅差ですから、明日は厳しいレースになると思います。集中力を維持しながら、ベストを尽くしていい結果を残したいと思います」

■アルバロ・バウティスタ(MotoGP 12番手)
「昨日と同様に難しい一日となりました。リヤグリップを改善するためにセットアップに集中しました。いろいろ試したのですが、ポジティブなことは何も見つけることができませんでした。明日のウオームアップではハードタイヤを試してみようと思います。予選でハードを使ったときにはすぐにタイムが出せましたし、『決勝でも使えるのではないか』と思ったのです。もし、それで感触がよくなるようでしたら、いいレースができると思います。しかし、悪いポジションからのスタートですので、よいスタートを切らなければなりません。なるべく多くのポイントを獲得できるように全力を尽くします」

■スコット・レディング(MotoGP 13番手)
「今日は本当にいい仕事ができました。2分5秒台は出せると思っていましたが、4秒台まで行くとは思いませんでした。最後はフィーリングもよく、リラックスして走れたので、いいラップタイムを楽に出すことができました。RCV1000R勢の中で、ファステストタイムをマークできてうれしいです。ハードタイヤ使用は無理かと思っていましたが、明日はハードタイヤで走るつもりです。うまく行かないかもしれませんが、それも経験です。まだシーズン序盤なので、今はいろんなことにトライしてみたいです」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 14番手)
「中高速セクションで苦労していましたが、今日は楽に走れると思っていました。Hondaのマシンなので、『きっと走りやすいだろう』と思っていましたが、思ったようにはいきませんでした。電子制御の問題もあり、貴重な時間を無駄にしてしまいました。ホームGPなのですが少し残念です。今のところ思ったようにはいっていません。ですが、予選でタイムが1秒縮められたことは大きなプラスでした。明日のウオームアップでも引き続きがんばり、もう少しタイムを縮めたいと思います。そして、決勝ではファンにいいショーを見せたいです」

■青山博一(MotoGP 16番手)
「今日の予選はアタックが決まらず残念でした。朝のフリー走行のフィーリングはよく、午後のフリー走行ではさらによくしようと、セットアップを変えてみました。このときにちょっとしたトラブルがあり、それをしっかりと確認できないまま予選に挑むことになりました。結果的にあまりよい状態ではなく、セットアップを元に戻す時間もなく、そのまま走りきりました。明日の決勝は、タイヤの選択がすごく難しく、どちらにするかまだ決めていません。ソフトではタイヤが持たないと思いますし、ハードではソフトよりペースが落ちてしまいますので、明日の天候を見て考えたいと思います。明日の決勝はタイヤの選択を間違えないようにしなければなりません」

■カレル・アブラハム(MotoGP 17番手)
「午前中は少し苦戦しましたが、最後はかなりいいセッティングを見つけることができました。最初はリヤに問題がありました。リヤホイールがいつも上がってしまい、それがフロントに影響していました。一度危ない瞬間があり、もう少しで転倒しそうになりました。このサーキットはケガをした左肩には本当にきつく、明日は厳しいレースになるかと思います」

■エステベ・ラバト(Moto2 1番手)
「厳しい予選となりましたが、ポールポジションを獲得できてとてもうれしいです。今週はずっと1速までダウンシフトするポイントで問題を抱えていました。このサーキットは1速のコーナーが5カ所ありますので、その問題を解消することはとても大事なことでした。そして、予選ではチームがすばらしい仕事をして解決策を見つけてくれました。こんなことができる人はパドックには多くはいないと思います。最後のラップは最高でした。レースへ向けて自信はあります。速いライダーがたくさんいるため、厳しいレースになると思いますが、カタールに続いてまた優勝したいです」

■ヨハン・ザルコ(Moto2 2番手)
「ポールポジションまであと少しでした。ティト(エステベ・ラバト)にわずか0.3秒差で負かされたことを知り、少し残念でした。ですが、全体的には満足しています。ここまですばらしい仕事をしてこれました。目標は明日へ向けてこのペースを維持することです。ティトは今のところMoto2で一番のライダーです。レースでは彼と走って、そしてすばらしいレースにしたいです」

■ドミニク・エージャーター(Moto2 3番手)
「初めてのフロントロー獲得なので、とてもうれしいです。明日はいいグリッドからのスタートなので、多くのライダーをオーバーテイクする必要がなくなりました。カタールではエンジンブローがなければフロントローを獲得できていたかもしれません。とにかくレースでは、トップグループについていって、なるべく多くのポイントを獲得したいと思います」

■中上貴晶(Moto2 9番手)
「9番グリッドは残念ですが、フリー走行、予選と確実によくなってきたので内容は悪くないと思います。よくなった部分をラップタイムに反映できなかっただけで、明日の決勝に向けてよい状態を作れたと思っています。今日は車体のジオメトリーを元に戻し、ギアもロングに振って、とても乗りやすくなりました。バイクのフィーリングがよくなりましたので、明日はそれを結果につなげたいと思っています」

■長島哲太(Moto2 30番手)
「今日は12秒台を目標にしたのですが、13秒前半までしか届かず、残念でした。しかし昨年、このバイクでレースをしていた(マイク)ディ・ミリオとほぼ同じタイムです。初めてのコースとしてはそれほど悪くないですし、このまま前進していければと思っています。明日の決勝はタイムを12秒台に載せて、20位以内を目標にがんばります」

■エフレン・バスケス(Moto3 2番手)
「昨日はとてもいいスタートが切れましたし、今日もいいペースを見つけ、いいラップタイムを出すことができました。このサーキットはとても難しいので、決勝レースではスタートがとても重要になります。フロントローからの決勝ですので、明日がとても楽しみです」

■アレックス・リンス(Moto3 3番手)
「マシンのセットアップと今回の結果には満足しています。いいセッティングを見つけるのに苦戦しましたが、いいペースを作ることができました。今日唯一足りなかったのは、満足のいくベストラップを刻めなかったことです。今日はいつも単独で走っていました。そのため、なかなかタイムを上げることができませんでした。明日のレースでは(ジャック)ミラーが前に出て逃げることは分かっていますので、彼に逃げられないようにがんばります。もし、エフレン(バスケス)が同じ集団にいたら、難しい戦いになると思います。 」

■アレックス・マルケス(Moto3 4番手)
「午前中は一歩前進することができましたが、まだ改善の余地があります。ウオームアップでもこの調子でがんばりたいです。明日の天候がドライになることを願っています。このサーキットはスリップストリームが使えますので、大きな集団になると思います。厳しい戦いになることが予想されます。明日はトップグループについていき、タイヤが消耗する終盤まで我慢して、そこから勝負できればと思っています」

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