バイク駐車環境の今がわかるレポートをJAMAが発表

バイクの駐車環境の今を分かりやすくまとめたレポートがJAMA(日本自動車工業会)より発表されたので紹介したい。内容をかいつまむと以下になる。

2006年に駐車違反の取締り制度が強化され、バイクの駐車違反取締り件数は約11万件から約52万件へと急増。路上駐車が一掃される一方で、ライダーからは「バイクをとめたくても、とめる場所がない」との声があがり、駐車場不足が一気に顕在化した。

この問題を受け、現在は『駐車場法』の対象に自動二輪車が含まれるなど、法令整備の効果によりバイク駐車場は徐々に増えつつある。ただ、未だ充足した状況とはいえず、保有台数1,000台当たりでの駐車場に収容可能な台数では、自動二輪車は乗用車の6分の1に留まっている状況だ。
バイク駐車場をもっと増やすには、国や地方自治体の行政機関、建物などの施設管理者、二輪車業界、そしてライダー自身が、それぞれの責任を踏まえて適切な役割を分担していく必要がある。

特にライダーの役割としては、まず「違法駐車を行わない」ことが重要。積極的に駐車場を利用し、駐車マナーの向上を図る。バイク駐車場が不足している地域では、「駐車スペースが必要なことを自治体に知らせる」などの自助努力も必要だ。
駐車場所がなくて困っている現状を、ライダー自身が自治体の担当窓口に伝えることが大切であり、住民の声が直接行政に届くことで、バイク駐車場の整備を促すことになる、と本レポートでも結ばれている。

JAMAの二輪車特別委員会では、バイクの駐車環境を改善するため、調査研究や広報活動を行い、一般社団法人日本二輪車普及安全協会と協力して行政府への要望活動やライダーへのマナー啓発を展開しているとのこと。2009年に行った「バイクに駐車スペースを!」と呼びかけたキャンペーンでは全国のライダーなど100万人を超える要望署名が集まり、国や地方自治体に対してバイク駐車場の整備促進をアピールする原動力となった。

バイクの持っている利便性をより有効に発揮するため、そして、我々ライダー自身の社会的地位向上のためにも、二輪用駐車スペースの拡充は求められていると言えるだろう。

なお、一般社団法人「日本二輪車普及安全協会」のウェブサイトには、「全国バイク駐車場案内」の情報サービスがあり、バイク駐車場(時間貸し・月極)を全国規模で検索することができる。また、当ウェブサイトを通じてバイク駐車場を設置してほしい場所をリクエストすることも可能とのことだ。ぜひ活用していただけたらと思う。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

※写真出展元:JAMA

【関連ニュース】
◆JAMA、3分で読む! バイクの駐車環境 – バイクにもっと駐車スペースを!

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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