【試乗インプレッション】「G450X」まさに保安部品を装着したレースマシンそのものだ!

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 G450XはBMWらしい先進性を全身にまとったまったく新しいエンデューロマシンだ。前傾したシリンダー、シート下に収められた燃料タンク、エアクリーナボックスをダミータンク内に配置する構成は、徹底した低重心とマスの集中を実現。ガソリンも含めた車体重量はわずか121kgとこのクラス最軽量のレベル。だが理想的な重量バランスにより、より軽快感が強い。

 さらにドライブシャフトとスイングアームアクスルを同軸化(コアキシャルピボット)したことでロングスイングアーム化を実現すると同時に、サスペンションストロークによるチェーンテンションの変化をゼロにすることにも成功。特にロングスイングアーム(従来より約30mm長い)の効果は顕著でトラクション性能は飛躍的に向上している。

 このトラクションの良さがちょっとした個性を出していて、少しでも体を前に持っていくようにしないとすぐにフロントがまくれ上がるほどタイヤが路面をかむ力が強い。試しに停止状態でアクセルをアオってみるとシートが浮き上がってくる。それくらいエンジンがサスを動かしてスイングアームを押し付ける力が強いということだ。(TEST RIDER :三橋 淳 TEXT : Hisashi Haruki)

1-1白を基調としたカラーリングは兄貴分のG650 Xchallengeをモチーフとしている。また燃料タンクをシート下にレイアウトすることで、マスの中心化と低重心化を図っている。市場への導入は2008年の半ばごろを予定している。1-2重量8.6キロのステンレス製チューブフレームに搭載される449cc水冷4ストDOHC4バルブ単気筒エンジンは、K1200Sのテクノロジーを惜しみなく投入し新開発された。
オイル量1リットルのウエットサンプ式パワーユニットは、大型ラジエターの採用により低速域で長時間高回転を要する過酷な状況下でも安定したパフォーマンスを発揮する。1-3フルアジャスタブルのマルゾッキ製φ45mm倒立フォークを採用。サストラベルは300mm。21インチのスポークホイールには、ブレンボ製のキャリパーとφ260mmシングルディスクの組み合わせ。1-4フロントと同じくブレンボ製のシングルピストンフローティングキャリパーとφ220mmディスクの組み合わせ。リアショックにはオーリンズ製のフルアジャスタブルタイプが標準装備される。サストラベルは320mm。1-5TEST RIDER:三橋 淳
XR650によるパリ・ダカールでの活躍の後、4輪に転向。ニッサンワークスを経て、トヨタオートボディに移籍の初年度、パリダカでクラス優勝を果たして現在に至る。

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レッドバロン
   
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