【試乗インプレッション】「DB7」オリジナルを取り戻した待望の水冷ビモータ

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 ビモータといえば思い浮かぶのが最先端素材や製法を採り入れディテールにまで一切の妥協をしないオーバークオリティとも言えるほどの作り込みだ。

 日本でその名が知られ始めた80年代。まだ国産メーカーが鉄パイプ製のクレードルフレームを使用している頃に、ビモータはもうクロームモリブデン鋼を使用した溶接ビートも美しいバードケージ形トレリスフレームを採用していたし、FRP製カウルやアルミ製ハンドメイド叩き出しタンクなど、その装備は国産モデルの一歩も二歩も先を行っていた。

 しかしレプリカブームと呼ばれた頃から確かにビモータと国産スーパースポーツの装備の差は縮まったようにも見えたし、方向性を見失っていたように見えた時期も、経営が思わしくなく活動を停止していた時期もあった。

 そして2003年にリスタートを切ってからのビモータDBシリーズが、変わらないこだわりに加え他のどのライバルにも似ていない独自性を取り戻して再び輝きを取り戻したのだ。

 新生ビモータの第1弾がDB5ミッレ。1000ccのドゥカティ空冷Lツインを従来のクロモリ製トレリスフレームにアルミ削り出しピボットセクションを組み合わせたハイブリッドフレームに搭載し、他の何にも似ていないスタイリングを完結させた。

 もちろんスタイリングだけではなく、その真骨頂はハンドリング。乾燥重量わずか165kgに収められた超軽量の車体は、まるで一本のまっすぐな線が右に左にバンクするかのようなカミソリのような運動性能。これもまた何にも似ていないビモータだけの世界観だった。(撮影:富樫秀明 文:中村浩史 取材協力:クシタニライディングミーティング)

1-1搭載されるドゥカティ1098のエンジンはDBシリーズ初の水冷4バルブユニット。吸排気、ECUの変更で大きくパワーアップ。1-2クロモリ製長円断面パイプにジュラ削り出しプレートを組み合わせたビモータ独特のフレーム構造。コストの制約を受けずに高品質のコンポーネントを使用し、無駄のない作り込みこそがbimotaの命だ。1-3縦2灯ヘッドライトに、スクリーンまで伸びるライトカバーというユニークな構成。カウルは超軽量で強度の高いドライカーボン。1-4日本専用のDB7「S」は、モトコルセのオーダーによりオーロンズ製フォークを装着。前後17インチのY字10本スポークホイールはアルミ鍛造。1-5時計、気温、距離、メンテインターバルのほか、20周までのラップタイム、最高速も表示する。メーターステーもすべてドライカーボン!1-6チタン製三角断面のサイレンサーボディに、ドライカーボン製エンドキャップを装備。DB5からのセンターアップを廃し、右サイド出しに変更。

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