【試乗インプレッション】「スカイウェイブ250」走りが楽しい”本気仕様”

skywave250m_m

 今回登場したタイプMのベースとなっているのは、ショートスクリーンを装備した、スポーティ仕様のタイプS。車格はライバルよりひとまわり大きく、ホイールベースも650なみ。ライディングスペースにも充分なゆとりがある。この大柄な車体に、ドライブ/パワー/7速マニュアル/MTアシストモードの4種類を使い分けられるSECVTを搭載、スポーツ性をさらに高めよう、というのが今回のタイプMなのだ。

 そのSECVTだが、左手のスイッチボックスに、兄貴分の650同様のものを採用、ここで全ての操作をこなすようになっている。高回転をキープして力強いダッシュを実現するパワーモードや、まさにバイク感覚で走れるマニュアルモードもいいのだが、やはり気になるのは、新たに追加されたMTアシストモードだろう。

 これは一口で言ってしまえば、シフトアップを自動で行なうアシストモードのことで、シフトアップはレッドゾーン直前で行なわれる。それまでは忠実に選択したギアをホールドし続け、シフトアップ回転数になるまで、どんなスロットル操作でも勝手にシフトしないようになっている。フォルツァのようなキックダウン機能や、マジェスティのような、スロットル開度にリンクしたシフトアップ機構はない。シフトダウン機能は減速/停止時以外には働かないが、シフトスイッチを使って任意にシフトダウンすることは可能だ。

と、これだけ聞くと、いたってシンプルなマニュアルモードの一種のように思えるが、余計なシフトルールや干渉がない分、自分でシフトする普通のスポーツバイク感覚に近い。しかも、アクセルワークのみでコーナリングコントロールに専念できるし、一旦ギアを選択すれば、アクセル開度に関わらず、レッドゾーン手前まで引っ張れるので、パワフルに走れる。こうしたシンプルな操作感は、バイク乗りであれば誰でもすぐに馴染め、使いこなせる。実際に乗ってみると、これが結構便利なのだ。

 DOHCエンジンはタイプS同様パワフルで、さすがに車重がライバルよりも重い分、スタートダッシュは少しマイルドだが、勢いがついてからの速度の乗りが違う。レスポンスも伸びも軽快で、6000回転あたりから上は特に強力。高速道路や、速めの流れで流れている自動車専用道路などでは、このクラスの中でもパワフルな加速をするし、そんな速度レンジでの安定感も抜群。同じ車体の兄貴分に400がいるだけあって、250というより、400クラスの安定感を発揮する。

 スカイウェイブ本来の、ゆとりある走りと高速クルーズ性能に加え、このタイプMには、その気になればパワフルに楽しめる、SECVTという武器が加わったのだ。これで走る楽しさは何倍にも広がる。(K★16)

skywave250m_1車格の大きさに比例して、ライポジも大柄だが、ヒザ前のスペースに十分にゆとりがあったり、ハンドルの高さがバランスよくなったりと、非常にリラックスして乗れる。非常に乗り心地のいいシートは幅広だが、足つき性はカットフロアボードの威力で優秀だ。skywave250m_2タイプMのスタイリングは、ベースとしているタイプSのものをそのまま踏襲。外観上では専用色であるマーブルデイトナイエローのカラーと、タイプMであることを示す赤地のエンブレムがボディサイドに付くのが他グレードとの識別点だ。skywave250m_3フロントタイヤ/ホイールはクラス最大となる14インチ。高い安定性と走破性を確保している。先代では標準だった前後連動ブレーキは、現行型から独立式となっている。タイヤはBSのHOOPを標準装備する。skywave250m_4クラスで唯一、リアサスペンションは床下にリアショックをマウントするリンク式モノショックを採用。スラッシュカット風デザインのオーバルマフラーはシリーズ共通の装備。リアブレーキのディスク径は210φだ。skywave250m_5最大の特徴であるSECVTは、変速モーターがスライダギアを駆動することによりドライブ側のプーリーの片側がスライドし、ギア比を変えていく仕組みとなっている。(左がギア比が大きい1速時、右がギア比の小さい7速時)制御は、車速、スロットルポジション、プーリーポジション、クランクポジションなどを各種センサーを通じて検知した後、フロントに設置されたFI/CVTコントロールユニットが行なう。

情報提供元 [オートバイ]

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