【試乗インプレッション】「FLSTF FATBOY [ファットボーイ]」漆黒のファットボーイ登場!

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 ファットボーイはやっぱりカッコイイ。ソフテイルファミリーなのでリアショックは腹の下。パッと見にはリジットフレームのように見える。これが特徴であり魅力。そのシャシーに太いタイヤとディッシュタイプのホイール…黒いレザーコートを着たタフガイに似合いそうな、すごくワイルドで強そうなイメージだ。善か悪かでいうと悪。アウトローの臭いがプンプンする。これが良い!
 この黒づくめのファットボーイ・ローは2010年型として登場したファットボーイのバリエーションモデルだ。その名のとおりちょっとシート高を落とした新バージョン。ファミリーの中では群を抜いて、低く、長く見える。 さて機構的に見てみるとソフテイルファミリーのショックは小さな連装ショックなので、どうしてもフリクションが目立ち快適ではない…というイメージがある。だがこの2シーズンほど前からそんな傾向が少し和らいできている。路面が荒れているとやはり硬さを感じるが、良路だとロースタイルのダイナファミリーくらいの乗り心地になった。それと少し立ちが強めだったハンドリングも随分素直になっている。
 特にこの太めのタイヤを履くファットボーイは、乗り心地とハンドリングを両立している。エンジンは静かだが、100km/hを超えるあたりまで歯切れの良い鼓動感と、意外なほどストレートな吹け上がりを見せる。これは走っていての魅力だ。
 見た目のかっこ良さはファットボーイのファットボーイたる魅力であり、人気の源だが、今回は改めて、クオリティを増しつつあるエンジンと、素直なハンドリングを再確認できた。コイツは観ても走っても楽しいバイクだぞ。(Text:宮崎 敬一郎 Photo:盛長幸夫、赤松 孝、南 孝幸)

主要諸元:●全長チ~全幅チ~全高:2396チ~930チ~1090mm ●エンジン形式:空冷4ストOHV2バルブV型2気筒(TWIN CAM96B)●総排気量:1584cc●最高出力:NA●最大トルク:11.2kg-m/2750rpm●車両重量:330kg●燃料タンク容量:18.9L●シート高:620mm(加重時)●タイヤサイズ(前・後):140/75R17・200/55R17※シート高は体重が約81.7kgのライダー乗車想定値■COLOR:ビビッドブラック、ブラックデニム

1-1フレームにリジッドマウントされる1584ccのエンジンは、カウンターバランサーを内蔵するツインカム96B。エキパイ部にはサーメットブラック仕上げコーティングが施されたされたヒートガードが装着されている。1-2他のソフテイルモデルと同様にリアサスペンションをギアボックス下に装備。FLSTFBではローダウンサスを採用しており、全ラインアップ中、最も低い荷重時シート高(620mm)を実現している。1-3シートはバットランダー形状ながら、前後分割式となっている。着座位置に窪みが設けられた鞍型の前シートはお尻の収まり具合も上々。荷重時620mmの低いシート高で足つき性も良好だ。1-4センタートンネルを挟み左右振り分け型の燃料タンクは、シート側端の内部で一体型となっている。液晶表示部を内蔵する速度計をセンターコンソール上に設置。中央部のノブがイグニションスイッチとなる。1-5ファットボーイの特徴でもある前後17インチのディッシュホイール。ブラックアウトされたボディデザインにより、ホイールの中心部やフォークアウターやナセル部も黒色に塗装されている。1-6シートは低い。足を横に広げ気味に出しても膝にゆとりがある。車体の保持は尻だけで行ない、少し開脚気味で乗る。ハンドルが広いので上体は少し前傾になるが、腕がダラリとするほど力を抜く…こうやって構えるとカッコよく見えるようだ。(ライダースペック:身長:176cm 体重:68kg 股下:86cm)

情報提供元 [オートバイ]

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