[SUZUKI]SBK Rd.1 WSB開幕、ユージン・ラバティが幸先良い第1レース勝利!

2月23日、2014eni FIM世界スーパーバイク選手権シリーズがオーストラリアのフィリップアイランドで開幕した。
ボルトコム クレセント スズキは、ポール・デニング監督のもと、エースライダーのユージン・ラバティ、期待の若手アレックス・ローズの2台体制でタイトル奪取を目指す。

第1レース、ラバティが、日本メーカーとしては実に2010年以来となる開幕勝利をボルトコム クレセント スズキにもたらした。無難なスタートからオープニングラップは7番手で戻ったラバティは、その後はラップごとに着々と順位を上げ、7ラップ目にはとうとうジュリアーノ(ドゥカティ)、メランドリ(アプリリア)、ギュントーリ(アプリリア)のトップグループを射程圏内に捉えた。そして17ラップ目、鮮やかにトップを奪うとフィニッシュへ向け猛然とチャージをかけた。ヨシムラによってエンジンチューンされたスズキGSX-Rは、最終22ラップまで圧倒的スピードを保ったまま、2014WSB開幕戦勝利を飾った。好調の波に乗り、第2レースでもダブルウィンを狙いたいラバティは、第1レースとほぼ同様の展開から、8ラップ目にトップを奪う。しかしながらラバティのマシンがメカニカルトラブルに見舞われたためレースは15ラップ途中にレッドフラッグ、終了となった。

一方、チームメイトのアレックス・ローズは、昨年のイギリス選手権スーパーバイククラスのチャンピオンで、今大会がeni FIMスーパーバイク世界選手権のデビューレース。前日のフリープラクティスの転倒で足首を負傷したもののローズ自身の意気込みは充分、痛み止めを打ち決勝レースに臨んだ。第1レースは4ラップ目で転倒、リタイアを余儀なくされたものの、態勢を立て直し第2レースへと挑む。第2レース、オープニングラップで20番手と出遅れたが、2ラップ目に自身のベストタイムを叩き出すと、その後も驚異的なラップタイムを重ねながら、5ラップ目には早くもトップ10圏内に浮上した。その後は負傷した足首の影響と第4コーナーでのミスもあったが、辛抱強い走りで最後は13位フィニッシュ、3ポイントを獲得した。

好天に恵まれた決勝日の気温は22度、陽光降り注ぐ穏やかな気候の中、路面温度は決勝第1レースと第2レースの間に10度以上昇し48度まで上がった。レ—スはS・ギュントーリ(アプリリア)が2レースで計41ポイントを獲得して総合優勝、第1レースを制したラバティは第2レースを落とすも総合5位、WSBデビューのローズは総合15位で開幕戦を終えた。4月の第2戦以降から続くヨーロッパラウンドに向け、ボルトコム クレセント スズキは今回の開幕戦で得た数々のデータを基に、この先1ヶ月余りにわたり入念な準備を手がけ、3月31日にはヘレスでテストを行う予定。

第2戦は4月13日、スペインのモーターランドアラゴンで開催される。

コメント
■アレックス・ローズ
第1レース リタイア第2レース13位
「一生懸命頑張ったのですが、厳しいレ-スでした。第1レースは転倒、第2レースもオープニングラップでの失敗と後半の転倒があり、思うような結果に全く結びつきませんでした。怪我をした足首に痛み止めの注射を打って走ったので、足の感覚が麻痺してギアチェンジがしづらかったです。テストウィークからとても調子が良く来ていたのに、決勝がたったの3ポイント獲得で終わったのはすごく悔しい。ここは初めて走るサーキットですがポディウムも狙えるのではと好成績を期待していたので本当に残念です。でもとにかくこれから頑張って、次のアラゴンからは良い結果を出したいです。」

■ユージン・ラバティ
第1レース/1位第2レース/リタイア
「今日1日で最高と最低の両方を経験しました。第1レースは信じられないほど上手くいったレースで、スタートは後方から追い上げていって最後に勝つという、チーム全体にとっても理想的で完璧な展開でした。勝つために自分が望んでいることをすべて揃えてくれたポール・デニング監督のおかげです。以前から一緒に仕事をしてきたチーフクルーのフィル・マーロン、電気部門担当のダビデ・ジェティーレとスタンをチームに引き入れ、他のチームスタッフも皆歓迎してくれて、そういう体制で開幕戦で勝てたことが最高だし、自分自身のこれまでのWSBK経歴においても特別な1勝と言えるでしょう。対して第2レースはまったく期待外れな結果になりましたが、レースでは何か起こるかわからないものですから、仕方がないです」

■ポール・デニング監督
「開幕戦の第1レースでいきなり優勝、さらに第2レースでのまさかの結果は、何だか信じられないような不思議な展開でした。チームとしては、第2レースもポディウムの中央を狙って開幕パーフェクトウィンを目指したユージンをがっかりさせる結果となってしまい、申し訳ないと思っています。マシンの状態と原因の徹底究明をおこないます。また今回は土曜の午前中にアレックスが、他のライダーとの多重クラッシュには巻き込まれずに済んだものの、その後の転倒で足首を痛めたのも不運な出来事でした。この怪我の影響で決勝ではコーナーの進入スピードが落ちてしまい、シフトダウン操作も辛そうで、ミスが多くなりました。トップ争いのできるスピードは充分あっただけに残念です。
改めて、スズキGSX-RでのWSBレーシングプロジェクトを支えてくれるチームとすべてのパートナーに、そして第1レース、チームに勝利をもたらしてくれたユージンに、心から感謝します。

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