[HONDA]SBK Rd.1 決勝 レイが6位/5位でフィニッシュし、両レースでポイントを獲得。ハスラムは第2レースで6位

2014年の開幕戦オーストラリア大会が、2月21日(金)から23日(日)までの3日間、フィリップアイランド・サーキットで開催されました。今年もジョナサン・レイとレオン・ハスラムがPata Hondaから出場。開幕に先立ち、2月17(月)、18日(火)の2日間、フィリップアイランド・サーキットでテストが行われました。このテストで、電子制御などCBR1000RRのセッティングに重点的に取り組んだレイとハスラムは、「まだまだやらなくてはいけないことがありますが、昨年よりもかなりいい形に仕上がっています」と、手応えをアピールして開幕戦に挑みました。

今年から、予選方式がMotoGPとほとんど同じに変更されました。3度のフリー走行を行い、総合10番手までのグループと、11番手から20番手までのグループに分けられます。この時点で21番手以下のグリッドが決まり、スーパーポール1には、11番手から20番手までの10名が参加。15分間の予選が行われ、ここで13番手以下のグリッドが決まります。そしてトップ10のグループに、スーパーポール1の上位2名を加えた12名が、スーパーポール2に挑み、15分間の予選でグリッドを決めるというものです。

スーパーバイク世界選手権は、今年も大接戦となっています。フリー走行ではトップから1秒差以内に12台がひしめき合い、予選ではポールポジションから8番手までが1秒差以内という大混戦になりました。その中でレイは、フリー走行で8番手、予選では6番グリッドを獲得して決勝に挑むことになりました。

フィリップアイランド・サーキットは、スリップストリームの使い合いになるコースレイアウトで、毎年、し烈な戦いが繰り広げられます。今大会では、2レースともにトップ集団が8台前後まで膨れ上がり、目まぐるしくポジションを入れ替えました。レイは、第1レース、第2レースともにトップグループに加わる好走で、両レースの序盤でトップ3を走るなど、CBR1000RRのポテンシャルを引き出すことに成功しました。しかし、まだまだセットアップに課題が残っており、レース後半になると、タイヤのパフォーマンスを十分に生かせず、後半はセカンドグループでの苦しい戦いを強いられ、レース1で6位、レース2で5位という結果でした。

チームメートのハスラムは、事前のテストで好調な走りをみせたものの激しく転倒してしまい、プログラムを完全には消化できませんでした。この転倒によるケガはありませんでしたが、レースウイークに入ってからエンジンを載せ替えなくてはならないなど、マシンのセットアップに苦労することになりました。そのため、フリー走行では12番手と、トップ10に入れず、11位から20位までのライダーによって行われるスーパーポール1に挑みました。そして、このセッションでトップタイムをマークしてスーパーポール2に進出。9番グリッドを獲得することに成功しました。

ハスラムは決勝でも、依然として電子制御に課題を抱え、完ぺきな走りはできませんでした。そのため、第1レースではリアのグリップを失い転倒してリタイア。第2レースでは、マシンのセットアップがよくなったためペースを上げることに成功し、チームメートのレイとランデブー走行し、6位でフィニッシュしました。

スーパースポーツ世界選手権は、18周で決勝レースが行われました。しかし、8周目に選手が転倒したことでコース上にオイルが広がったため、赤旗中断となりました。その後、レースは5周で再開され、予選7番手から決勝に挑んだラファエレ・デ・ロサ(Core PTR Honda)が3位でフィニッシュ。スーパースポーツ世界選手権で初の表彰台を獲得したデ・ロサは、開幕直前にシーズンへの出場が決まった選手でしたが、レースウイークを通じて好調な走りをみせました。

2番グリッドからスタートし、赤旗中断までトップグループに加わっていたマイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda)は、再開されたレースでもトップグループに加わったものの、転倒を喫し、リタイアに終わりました。そのほかのCBR600RR勢では、リカルド・ルッソ(Team Lorini)が8位でフィニッシュしました。

コメント
■ジョナサン・レイ(スーパーバイク 6位/5位)
「今回の結果には満足しなければならないと思います。フィリップアイランド・サーキットでは、昨年に比べて大きく前進することができました。どの部分を改善しなければいけないかは分かっています。最大の課題はアクセルをオンにしたときのグリップです。第1レースでは、タイヤに苦戦しているライダーが何人かいました。その中で、タイヤをうまく使えたため、まずまずの戦いができました。しかし、トップグループのライダーたちに加わるには、まだ改善が必要です。第2レースは思った以上に早くタイヤが終わってしまいました。さらに、(トム)サイクス(カワサキ)が1コーナーでパスしてきたときに、仕方なくスピードを落とさなくてはならず、その際にかなり順位を落として集団から離されてしまいました。最後の数周は苦しかったですが、ここまで前進できたので、チームのみんなはとても喜んでいます。飛び上がって喜ぶほどの結果とは言えませんが、シーズンのスタートとしてはよかったと思います。ヨーロッパのサーキットに戻ったら、もっといい結果を残したいですし、残せると思います」

■レオン・ハスラム(スーパーバイク リタイア/6位)
「第1レースは最悪な結果となりました。電子制御に少しトラブルを抱えていたのですが、12コーナーでスピンしてしまいました。問題は分かっていただけに残念でした。転倒したことで、チームに大変な思いをさせてしまいました。第2レースのために本当にがんばってマシンを準備してもらい、そのおかげで、トップグループのライダーたちと同じくらいのタイムを安定して出せるセッティングになりました。しかし、それでも完ぺきではなかったので、彼らに追いつくことはできませんでした。中盤以降は、私とジョニー(ジョナサン・レイ)でいいバトルができましたが、赤旗が出てしまいました。もう少し楽しめると思っていたので残念です。しかし、問題を抱えながら、ジョニーと私が5位と6位になれたのですから、悪くないレースだったと思います。次のレースへ向けて一生懸命仕事をしなければなりません。今大会は、金曜日から前進することができましたが、転倒もあり、テストのいい状態まで戻すことはできませんでした。それが少し残念でしたが、次回までに解決させたいです」

■ラファエレ・デ・ロサ(スーパースポーツ 3位)
「スーパースポーツでは初めての表彰台でしたので、とてもうれしいです。決勝レースが再スタートになったのは残念でしたが、再スタートしたレースではとても速く走れましたし、接戦の中で戦うことができました。今回、このような機会を与えてくれたCIA Insurance Hondaに感謝したいです。短い時間で新しいマシンとチームに慣れるのは簡単なことではありませんでしたが、この結果はとてもうれしいです」

■リカルド・ルッソ(スーパースポーツ 8位)
「予選17番手でしたので、8位でフィニッシュできてとてもうれしいです。今回のレースはセットアップが決まらず、いくつのかの課題を残したまま決勝に挑むことになりました。再スタートになって厳しいレースでしたが、次戦アラゴン(スペイン)に向けて、自信が得られました。今回よりもいい結果を残せると思います」

■ナチョ・カレロ(スーパースポーツ 13位)
「開幕戦の目標はポイントを獲得することでした。それを達成することができ、とてもうれしいです。テストで転倒してしまい、厳しいレースウイークになりましたが、決勝レースは楽しめました。ホームラウンドとなる次のアラゴンに向けて、大きな自信になりましたし、次戦でもポイントを獲得できるようにがんばります」

■マイケル・ファン・デル・マーク(スーパースポーツ リタイア)
「最初のレースはかなりよかったです。レースをリードすることができました。しかし力が入りすぎてミスをしてしまい、後続の2人にパスされてしまいました。ポジションを落としてからは、いいラップタイムをとても楽に出せると感じましたし、長いレースでしたので、タイヤをセーブするために少し抑えて走りました。しかしその後、赤旗が出てしまいました。再スタートのレースは5周でした。タイヤをキープするためのレースシュミレーションに一生懸命取り組んできたのですが、それを生かせるレースにはなりませんでした。はるばるオーストラリアまでやってきて、5周で決勝レースが終わってしまうのはつらいです。転倒は自分のミスです。一生懸命やってきたからこそ、チームには本当に申し訳なく思います。ポジティブな面としては、トップとのギャップを縮めるために、昨年一年間でどれだけ進歩したのかを証明できたことです。この点につていはうれしいです。アラゴンに向けて、気を引き締めていきたいです」

■ラタパーク・ウィライロー(スーパースポーツ リタイア)
「スーパースポーツでのデビュー戦を完走できず残念でした。最初のレースでは、8番手を快走していました。再スタートでは、一生懸命プッシュして5番手を走っていたので悔しいです。ポジティブな点としては、スーパースポーツのレースがどういうレースなのか、スーパースポーツのマシンがどういうものなのか、いろいろと学ぶことができました。トップグループで戦えることを証明できてうれしいです」

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