渋滞解消の奥の手はなんと・・・

都市部の高速道路の渋滞を減らすため、混雑の度合いに応じた料金制度を2016年から導入する方針を国土交通省が固めたそうです。
具体的には慢性的に渋滞している都心部の路線の料金は「高め」に設定し、空いている外側の環状道路を経由するルートを安くする方向で検討するとのこと。

対象は、首都高速や阪神高速などで、ITSスポットなどの情報を元に渋滞時には料金を引き上げることで、空いている別ルートの利用を促す仕組みのようです。でも、これって変だと思いませんか。

高速道路を利用するのはそもそも時間を節約したいためであって、それが慢性的な渋滞であれば高速道路としての価値はなく、利用者としては逆に「お金を返してほしい」と言いたくもなります。それを単純に料金だけ釣り上げて、「払えない人は遠回りをしろ」と言っているように聞こえます。
首都高については2年前に距離別運賃制となり、実質値上げされたばかりなのにまた?渋滞の問題は利用者である私たちのせいなのでしょうか。

昨年末には高速道路の有料期間を2065年まで15年延長することが決まりましたし、4月から導入される新料金制度ではNEXCO3社の料金割引は廃止・縮小されるなど、事実上値上げとなる予定です。

渋滞の解消や古くなった道路インフラの補修に費用がかかることは分かります。ただ、それを一方的に利用者に押し付けるのはいかがなものかと。知らないところで、粛々と大事なことが決められていくことに不安を感じるのは私だけでしょうか。
せめて渋滞とあまり関係なく、道路へのダメージの少ない2輪の料金は、据え置いてほしいと願うのみです。

【関連ニュース】
◆NEXCO3会社、高速道路における大規模更新・大規模修繕計画について
◆「高速道路無料化」撤回 2065年まで延長に
◆国土交通省、新たな高速道路料金に関する基本方針を発表
◆自民オートバイ議連、2輪ETC車載器助成および通行料半額を国交相に要請

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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