「2輪復調の兆し」を継続させるためには!

最近よく聞くのが、国内の二輪車市場に復調の兆しがみえてきたというニュース。

▼以下は「SankeiBiz」からの要約だ。
『新興国で生産することでコストを抑えた「世界戦略車」の売れ行きが好調なことに加え、中高年の「リターンライダー」も増加し、全体の販売台数として2013年は前年比4.1%増の46万463台と、過去5年では最高となった。

国内2輪市場を俯瞰してみると、1982年の約328万台をピークに約7分の1の規模に落ち込み、特に市場の約半分を占める排気量50cc以下の原付1種の減少に歯止めがかからない。理由は「保護者の反対」や「電動アシスト自転車の普及」による、高校生など若者層のバイク離れが続いているため。原1に関しては、ホンダが新型スクーターとしては実に12年ぶりに発売する原付スクーター「Dunk(ダンク)」のように、若者の好みや使い勝手を入念にリサーチした新型モデルの投入に期待がかかっている。

一方、50cc超クラスは伸びていて、13年の販売台数では原付2種(51〜125cc)、軽二輪(126〜250cc)、小型二輪(251cc〜)の全クラスで前年水準を上回っている。中でもここ数年でニューモデルが続々投入された、250ccクラスのスポーツバイクが好調だ。

もうひとつ、2輪復活の担い手として業界の期待を集めているのが、余暇でバイクを楽しむ中高年層。1970〜80年代にバイクを楽しんだ層が子育てを終えて戻ってきている。各メーカーは新型モデル投入だけでなく、2輪駐車場拡充やユーザー交流の場を設けるなどの取り組みも行いつつ、業界全体で2020年に国内販売100万台を目指す』
▲ここまで

たしかに「Ninja250」、「CBR250R」、「GSR250」などは街でよく目にするようになった。また、中高年のリターンライダーの増加傾向は、96年の免許制度改正により教習所で大型2輪免許が取得できるようになった当時から表れてはいる。
ただその一方で、リターンライダーもだんだん高齢化していくし、高速料金が値上がりになったり、駐車場が不便だったり、ガソリンが高価だったりすると、せっかく出てきた若者ライダー復活の芽を摘むことにもなりかねない。勢いを継続させるためには、安全運転教育や法制面を含めた包括的な取り組みが求められそうだ。

◆中高年ライダー急増、二輪復調の兆し 「若者のバイク離れに歯止めかけたい」

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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