ヤマハ、ロッシ、ロレンソともに好感触で2014年のMotoGP初テスト終了

■2月4日(1日目)
セパン・サーキットで2014シーズン初テスト

ヤマハ・ファクトリー・レーシングは2月4日、マレーシアはセパン・インターナショナル・サーキットで行われた2014年度初めての公式テストに参加。J・ロレンソとV・ロッシは久しぶりにマシンにまたがり、初日から多くのテスト項目をこなしていった。真っ先にコースに飛び出したロッシは、新型YZR-M1で素早くペースをつかんで3位に浮上。一時はトップにも踊り出た。
ランチタイムをはさんで行われた第2セッションでは、チームメイトのロレンソが序盤から好調な走りを見せてM・マルケスにコンマ3秒差まで迫る2位。終盤になるとさらにペースが上がって順位が入れ替わり、ロッシが2位に上がってトップから0.518秒差。ロレンソはトップから0.796秒差で4位となった。

ヤマハ・ファクトリーのふたりは、先日スポンサー契約が発表されたユーラシアン・バンク、フィアット・プロフェッショナル、スイス・ガスのロゴをマシンにつけた他、‘Yamaha Lends a Hand to Yolanda Victims’と描かれたステッカーを貼り、フィリピンで起きた台風による犠牲者へのサポートを表明。同チームはテスト終了後、ヤマハ発動機の代表取締役専務執行役員木村隆昭同席のもと、ヤマハのモータースポーツ活動の位置づけと新たな基本方針、ならびに今シーズンのチーム体制を発表する「2014 Yamaha Motorsports Press Conference(ヤマハ モータースポーツ プレス発表会)」に参列した。

■2月5日(2日目)
セパンでのテスト2日目コンスタントに終了

V・ロッシとJ・ロレンソはヤマハ・エンジニアと協力しながら引き続き多くのテスト項目に取り組み、ブリヂストン・タイヤのテストも行った。ロッシはマシンのパフォーマンス向上を目標にセッティング作業を行いながら、1日目のタイムを更新してトップから0.5秒差の総合4位。チームメイトのロレンソは電子制御システムのセッティングを見直してコーナーリング中の安定性が向上。ラップタイムも更新した。総合6位、トップとの差は0.6秒。

■2月6日(3日目)
好調な走りで3日間のテスト終了

ヤマハ・ファクトリー・レーシングのV・ロッシとJ・ロレンソは、セパン・インターナショナル・サーキットで3日間にわたって行われたシーズン初テストを終了。ふたりとも好調な走りを見せ、2014シーズンのスタートに向けて手応えをつかんだ。
なかでもロッシは、最終日の最終セッションで同サーキットにおける自己ベストを更新する快挙。2分の壁を破り、トップのM・マルケスにコンマ2秒と迫る2位につけた。一方のロレンソも非常に順調で、燃費向上に取り組みながら2013年型マシンのフィーリングに限りなく近づけることに成功。ラップタイムではトップから0.333秒差の3位となった。午後のセッションでは、ふたりともレース距離を走行してシミュレーションを行った。
セパン・サーキットでの第2回公式テストは2月26日にスタートする。

◆V・ロッシ選手談(3日目:2位/1分59秒727)
「テストはとても順調。とくに2位という順位、そしてそれ以上に、これまでのセパンでの自己記録を更新することになったベストタイムに満足しているよ。2分を切ったのはこれが初めてだし、トップに迫るタイムを出せたのもうれしかった。マシンのフィーリングが素晴らしく、問題点の解決策を引き出すことができたのも良かったと思う。午後にはレース・シミュレーションを行い、マシンの状態をしっかり把握することができた。ハイペースをキープするのが少し難しかったけれど、それもそんなにひどいわけじゃないんだ。第1回のテストとしては非常にバランス良い出来だったと思う」

◆J・ロレンソ選手談(3日目:3位/1分59秒866)
「昨日と比べてラップタイムをかなり短縮することができたと思う。でもこれでもまだ、パーフェクト・ラップはなかったんだ。タイヤをソフト・コンパウンドのものに替えれば1分59秒5や1分59秒6くらいまで行けただろうが、今日の目標は決勝距離でペースを上げていくこと。だから1ラップのタイムはあまり気にしていないよ。午後の暑さのなかでシミュレーションを行ったところ、予想していなかった問題点も見つかり、その分、思っていたよりもペースが上がらなかったんだ。このコースは歴史的に見てもヤマハに有利なコースではなさそうだから、第2回セパンとともに他のコースでのテストにも注目したい。この3日間で大きな進歩が見られたことには満足しているよ。去年のマシンと似たようなフィーリングをつかみながら、燃料消費が少なくなっていることは重要だね」

◆P・エスパロガロ選手談(3日目:9位/2分00秒655)
「初テストはとても順調だったよ。日ごとにペースが上がり、コンマ4秒ずつ速くなっていったんだ。開幕戦に向けて、この小さな積み重ねが重要なんだと思う。モンスター・ヤマハ・テック3チームは様々な面で僕を助けてくれて、早くも息はぴったり。完璧な関係を築くことができたと思う。とは言え、コーナースピードやブレーキングなど改善すべき点は山ほどあるんだ。Moto2と比較すると、とくにブレーキングが大きな課題。Moto2では加速などでの電子制御システムがなかったからね…。3日間を終えて、個人的な準備も含めて、これからの課題がはっきりしたことが良かったと思う。2回目のテストがとても楽しみになった」

◆B・スミス選手談(3日目:11位/2分00秒896)
「今日はブリヂストンのニュータイヤのテストに集中。できるだけ多くの情報とデータを集めることを目標にした。それからセッションの最後には、このニュータイヤでレースの半分の距離のシミュレーションを行って去年のものと比較してみたよ。結果は昨日とほぼ同様。でも本当ならもっと改善していけるはずなんだ。この3日間で180ラップほど走行し、第2回セパンテストの目標も見えてきた。だから、ラップタイムでは納得できないところもあったけれども、総合的に見ればとても順調な3日間だったと思うんだ。それに今回はタイムを出すことが最大の目的ではなかったからね。もっと大きな絵を描いて、新しいシーズンに備える。まずは開幕戦のカタールに照準を合わせていくよ」

>>【フォトギャラリー】Yamaha Factory Racing|Sepang Signals Start of 2014 MotoGP Season

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