2013年のバイク動向を振り返る

いよいよ年末、今年最後のコラムということで、2013年のバイク動向を振り返ってみたいと思います。
アベノミクス効果によるところか、長らく続いた不景気に薄明かりが差し始め、バイク業界にも久々に明るいニュースが流れ始めた年初め。
特に250cc以下クラスの販売が好調に推移し、リターンライダーだけでなく若者層のバイクへの回帰が見られました。これは喜ぶべき大きな予兆です。
世界に目を転じれば、アジア諸国で空前のバイクブームが沸きあがり、国内外の2メーカーがこぞって現地に進出。裕福になった中間層の急増に伴い、ユーザーが求めるバイクも従来の実用車から趣味性の高い中排気量モデルへと様変わりしてきた感があります。今後は現地ブランドとの競合も激しさを増すでしょう。

ただ、ニューモデルに関しては、比較的トピックに乏しい年だった気もします。ホンダ「グロム」などのユニークな小排気量モデルが気を吐く中、大型スポーツモデルはぴたりと沈黙。昨今のアドベンチャーツアラーブームも新型BMW「R1200GS」の登場により一段落した感もあります。

一方で、手頃なサイズと扱いやすいパワー、燃費の良さが魅力の600cc-800ccのミドルクラスが賑わいを見せました。これは4輪にも通じるダウンサイジングの波と思われます。

また、先の「東京モーターショー2013」では、ヤマハ「TRICITY」に代表される3輪バイクや久々のターボ車として登場したスズキ「Recursion」他にも電動バイク、燃料電池バイクなど未来のモビリティを予感させる意欲作も注目を集めました。

モータースポーツでは、なんといっても史上最年少で最高峰クラス「MotoGP」チャンピオンに輝いたマルク・マルケスの活躍でしょう。
1983年にフレディ・スペンサーが樹立した21歳258日を30年ぶりに大幅に更新する、20歳266日という偉業に世界が驚きました。

法制面でも動きがありました。来春からの消費増税に呼応して軽自動車税が上がり、高速道路の料金改定もあります。年末押し迫ったところで、高速料金無料化の延期が発表されるなど、我々
ライダーにとっては逆風となる案件が次々と決まりつつあります。これには刮目する必要があるでしょう。

2020年東京オリンピック開催も決まり、来年はいろいろな動きが益々加速していくことでしょう。ぜひ良い年にしたいものですね。

今年一年、Webikeバイクニュースをご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。2014年もよろしくお願いいたします!

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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