「軽自動車税」増税決定でバイクも増税に!

「軽自動車税」の増税案が確定した。これにより軽自動車は現在の1.5倍となる年1万800円となり、2輪についても原付などの一部の排気量に関しては、より高い税率への引上げが明らかとなった。

排気量50cc以下の原付は現在の1000円から2000円へ、51cc〜90ccの場合は1200円から2000円へと引き上げられる。また、排気量91cc以上の2輪車は一律で1.5倍の引上げ率となった。

具体的には91〜125ccは2400円(現行1600円)、126〜250ccは3600円(現行2400円)、251cc以上は6000円(現行4000円)に増税されることになる。原付など90ccまでの2輪が割損を食っているように見えるが、これは「最低税率」という考え方を今回から取り入れ、その額を2000円と決定したためだ。

そもそも今回の「軽自動車税」増税という案は、来年から実施される消費税アップに伴う新車販売落ち込みに備えた「自動車取得税」廃止への穴埋めとしての意味合いが強いと言われている。
もともとクルマを購入したときに課税される「自動車取得税」は「消費税」との二重課税となっているため、これを廃止するのは理に適っているが、これを補填するために“とりやすいところからとる”という徴税の在り方はいかがなものだろうか。ともに地方税であり、自治体の苦しい台所事情も分からぬわけではないが……。

スズキの鈴木修会長をして「弱い者イジメだ」と言わしめた今回の増税。2輪の場合、金額にしてみれば年でたった数千円かもしれないが、それでもユーザー心理に及ぼす影響は少なくないはず。せっかく復調してきた2輪市場の勢いに水を差すことがないよう切に願うばかりだ。

<追記>
11日夜の与党税制協議会において以下の決定がなされた。「自民、公明両党は、軽自動車やバイクを持っている人に年1回かかる軽自動車税について、増税対象となる二輪車を、自動車と同様、2015年4月以降に購入した新車に限定する方向で合意した。」2輪ユーザーの負担増が緩和されたことはうれしいことだ。

【関連ニュース】
◆豊田自工会会長、二輪車と軽自動車の増税「残念と言わざるを得ない」
◆軽自動車増税、二輪は新車に限定…自公が合意
◆軽自動車税、原付・二輪で高い引上げ率

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

この著者の最新の記事

関連記事

編集部おすすめ

  1. 【 Webikeニュース編集部 】 初代GSX-Rが発売されてから33年目、6代目のGSX…
  2. GP通算500勝を達成した「YZR-M1」のカラーリングを再現! ヤマハ発動機は、水冷・直…
  3. 二輪車用タイヤ、チューブの専門メーカーであるIRCは、新しいツーリングラジアルタイヤ「RMC…
  4. ホンダは、往年の名車である「NSR250R(MC18)」のカラーを再現した、受注期間限定のヘ…
ページ上部へ戻る