フランス「VOXAN」が高性能電動バイクで復活!

フランスのVOXAN(ヴォクサン)がパリ・モーターサイクルショーにて、新型電動バイク「WATTMAN」を世界初公開した。
「新たなフランス革命」と銘打たれたプレスリリースには、「急進的で革新的な技術と構造を持った超パワフルな高級マシン「WATTMAN」の発表により、VOXANはフランスのオートバイの歴史に大革命を起こした」と記して今回のプロジェクトを大々的にアピール。VOXANブランド再生のシンボルとして、新技術やスタイルの方向性を示すものとしている。

動力は100%電気モーターで、12.8kWhのリチウムイオンバッテリーとの組み合わせにより、最高出力200ps、瞬間トルク200Nm/10500rpmを発揮。現在、世界で最も強力な電動バイクとしている。ゼロ発進から160km/hまで5.9秒で到達する加速性能とともにベルトドライブ駆動とすることで、リニアでフレキシブルな動力コントロールを可能とし、純粋にライディングを楽しむこともできるようだ。

特徴的なのは「外骨格」フレームで、モーターとバッテリーパックを含むすべてのパワーとレインがその中に集約された車体構造となっている。アルミ製「外骨格」は非常に剛性が高く、それ自体が車体カバーとフレームの役目を共用することで、機関部分が外からは見えないプレーンなフォルムとなっている。
電動バイクとひと目で分かる独特なデザインがこのバイクの存在を示すサインにもなっている、とデザイナーのサッシャ・ラキッチ氏も語っている。

気になる航続距離も、超コンパクトな12.8kWhバッテリーにより180キロを保証している。また、「WATTMAN」は欧州の急速充電規格「COMBO II」ソケットを採用し、30分未満で80%の急速充電を実現。家庭用コンセントから電気をとることも可能だそうだ。

「WATTMAN」は革新を求める世界の富裕層をメインターゲットに設定にし、フランス本国にて1台1台受注生産による手作業で組み立てられることになるそうだ。

VOXANはフランス唯一の本格的モーターサイクルを手がけるメーカーとして1995年に創業し、かの国らしい芸術的で美しいマシンをハンドメイド感覚で作ってきたが、ビジネス的には飛躍できず一度は倒産の憂き目にも遭っている。今度の「WATTMAN」がブランド再生の旗印になるかどうか、今後の活動に注目していきたい。

【関連ニュース】
◆仏VOXAN社、最強の電気バイクWATTMANを発表

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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