[Kawasaki]ARRC Rd.6 最終戦、激しいチャンピオン争いを演じるも、タイトル奪還を果たせずシリーズランキング2位で締めくくる

ポイントスタンディングで19.5点のビハインドを抱えて迎えた最終戦は昨年同様カタール・ロサイルインターナショナルサーキットで11月21〜23日に開催された。

ロサイルサーキットは全長5.38km、約1kmのホームストレートと16のコーナーで構成され、ドーハの約30kmに位置するコースである。砂漠の中にあるコースではあるが、今回はなんと30年振りに準備日の19日、20日と2日連続で降雨があり、参加者は一様に驚いていた。

【レポート】
昨年は、細かい砂と低い路面温度の影響で多くのチームがタイヤに問題を抱えたため、今大会はオフィシャルサプライヤーのダンロップが2種類のコンパウンドのリアタイヤを持ち込み、選択できるレギュレーションに変更された。

初日の21日に行われた2回のフリー走行では各ライダーとも2種類のタイヤのテストを行い、決勝に向けて積極的にデータ収集を行い、結果的に多くのライダーはハードコンパウンドを選択して予選に望んだ。

22日の予選で早々にトップタイムを刻んだのはスポット参戦のブロック・パークス(ヤマハ)。スーパーバイク世界選手権や鈴鹿8耐の参戦実績があるワールドクラスのライダーがそのポテンシャルを見せつけた。しかし、レギュラーライダーも早々にそれぞれパークスのタイムを更新、結局ポールポジションを獲得したのは、それまでババ(ヤマハ)が記録していた2.05.580を上回る2.05.379をセッション終了間際にマークしたカマルザマン(ホンダ)。3番手にパークスが2.05.781、藤原は2.05.903で、4番グリッドで決勝を迎えることになった。

他のカワサキ勢はインドネシアのユディスティラが自己最高の6番手、ファドリが12番手、マレーシアのヌールが15番手、F・バハルディンが18番手と、若手が健闘した。

晴天で迎えた決勝当日。スタートは陽が沈み始めた17時20分。30℃近くあった気温は24度まで下がり、路面温度も25℃まで低下していた。コース全体が照明に照らされた中で戦いの火蓋が切って落とされた。

ホールショットはポールポジションのカマルザマン。以下、パークス、ババ、伊藤(ヤマハ)、藤原、ユディスティラの順で第2コーナーに向かった。Moto2参戦に向けてチャンピオンのタイトルを手土産にしたいカマルザマンは序盤から積極的に飛ばし、2分5秒台前半でラップを重ねる。藤原はカマルザマンと同等のタイムで反撃を開始、4周目にはカマルザマンの背後に迫る。さらに、ババ、パークスがその背後にピタリと迫り、若い伊藤とユディスティラが引っ張られるかのように先頭集団を形成、2番手以下は激しく順位を入れ替えながら周回を重ねていく。中盤以降、激しい2番手争いを尻目にカマルザマンが徐々に逃げ始め、独走態勢を築いていく。藤原は懸命の追撃を試みるが、ババの再三の激しいアタックを受け、その差を詰めることができない。混戦の2番手争いでひときわ輝きを見せたのはルーキーのユディスティラ。一時は3番手まで順位を上げ、その才能を開花させた。終盤以降もババとパークスは藤原に襲いかかったが、最後は藤原がそれを退け、2位でチェッカーを受けた。以下、ババ、パークス、伊藤、ユディスティラが僅差でチェッカーを受けた。

2013年最後のレースとなるレース2は、サイティングラップで転倒者が出たためにスタート時間が遅れ、周回数も15周から13周に減算して行われた。スタート時間は現地時間で21時50分、気温は22℃、路面温度も19.5℃まで下がっていた。  ホールショットはカマルザマン。藤原は好スタートを決めてパークスに続いて3番手で第1コーナーをクリアした。序盤はパークスが積極的にカマルザマンに仕掛け何度も順位を入れ替える。藤原はその背後でババ、伊藤を従えて様子を伺っていたが、4周目の1コーナーでパークスがミスを犯すとすかさず前に出てカマルザマンを追撃、さらにカマルザマンをかわすと中盤は藤原がレースをリードする。しかし、ダブルウィンで自身初のタイトルに花を添えたいカマルザマンは終始攻めの姿勢で反撃し、ついに8周目の1コーナーでトップに返り咲く。パークスも意地を見せて藤原をパスするとカマルザマンに再度迫るが、カマルザマンが逃げ切ってチャンピオン獲得をダブルウィンで決めた。

藤原はババとの3位争いを制して登壇を果たし、シリーズランキング2位で今シーズンを終えた。

2011年、初参戦でチャンピオンを獲得したものの、2012年、2013年と強力なライバルたちと激しいチャンピオン争いを演じながら、タイトル奪還を果たせなかった。しかし、常に全力で戦い、時には若手の育成も行いながら過ごしたシーズンは必ずや来年に結びつくものと信じ、挑戦は続く。

たくさんのご声援ありがとうございました。

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