ヤマハから新時代の3輪コミューター登場!

明日から一般公開が始まる「第43回東京モーターショー」(東京ビッグサイト)。国内4メーカーに加え、BMWとKTMが2輪モデルを出展しているが、その中でも多くのメディアの注目を集めていたのが、ヤマハの提案する3輪バイク「TRICITY Concept (トリシティ コンセプト)」だ。

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「TRICITY Concept」は、新たなコミューター市場の創造を目指す本格的なグローバルモデルして開発された、スクータータイプの3輪ビークルである。エンジンは水冷4スト単気筒125ccにオーマチック機構を搭載し、軽快でスポーティな走り、扱いやすさと安定感、新しさと美しい外見を実現した。

注目すべきは、LMW(リーニング・マルチ・ホイール)テクノロジーによるフロント2輪を採用している点で、普通のバイクと同じように車体を傾けてコーナリングするのが特徴だ。これにより、バイク本来の機動性に加え、フロント2輪による安心感と安定性を追求しつつ、スポーティな走りも楽しめるモデルとした。
また、左右の前輪が独立して動くサスペンション機構を備えるため、路面のギャップにも対応しやすく、荒れた路面や雨天、強い横風など、従来の2輪車が苦手としてきたシチュエーションで強みを発揮する。

こうした特性から、ヤマハは3輪バイクをシティコミューターの新たなスタンダードとして位置付け、都市部での交通問題のソリューションにも役立てる考えだ。また「2輪の運転特性に苦手意識を持っていた層」に対しても幅広くアピールすることで、既存の2輪ユーザー以外の層を開拓していく意向を示している。

ちなみにヤマハが提唱するLMWだが、実は同様のコンセプトがすでに実用化されている。イタリアのピアッジオが製造する「MP3」やジレラ「 Fuoco500ie(フォッコ)」など、車体を傾けて曲がるタイプの3輪バイクはこれまでも作られてきたし、実際に乗ってみると2輪車にはない優れた特性を持っている。にも関わらず、3輪バイクがあまり普及してこなかったのは、そもそも「2輪が好きな層」には不人気だったり、同クラスの2輪車に比べると車重があり価格が高めだったこともあるだろう。
ただ今回ヤマハは、コンパクトな車体とリーズナブルな価格で125ccという世界で最も売れているゾーンから投入する。果たしてユーザーはどう反応するか、注目したいところだ。

「TRICITY Concept」市販モデルの気になる発売時期だが、ヤマハのプレス発表では2014年に導入予定で、日本での価格は40万円以下を想定しているとのこと。期待して待ちたい!

【東京モーターショー2013】世界初披露のバイクを見に行こう!ヤマハ発動機スペシャルサイト公開

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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