[HONDA]MotoGP Rd.18 予選 マルケスが今季9度目のポールポジション。ペドロサが3番手に入り、Repsol Honda Teamの両選手がフロントローから決勝に挑む

最終戦バレンシアGPの予選は、午前中のフリー走行でサーキットベストタイムを更新したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、予選でさらにタイムを更新して今季9度目のポールポジション(PP)を獲得しました。これまでのサーキットベストタイムは、昨年の大会を制したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)がマークした1分30秒844でしたが、マルケスは、その記録を0.6秒短縮する快速ラップを刻みました。

マルケスは、金曜日、土曜日と、決勝に向けてソフトとハードの2種類のタイヤテストを入念に行いました。そして、どちらのタイヤでもパフォーマンスをしっかり引き出すことに成功。決勝日は、天候とコンディションを確認してタイヤを決めることになります。Moto2クラスで出場した昨年の大会では、最後尾からスタートして優勝するという離れ業をやってのけました。タイトル王手で迎えた今大会は、チャンピオンを獲得するために、しっかりと走りきる作戦です。

チャンピオンを獲得すれば、1983年にフレディ・スペンサーがHondaで樹立した21歳258日を30年ぶりにブレイクする20歳266日で、史上最年少記録を更新することになり、世界中が注目するレースとなっています。

2番手にはタイトルを争うホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)。3番手には昨年のウイナーであるペドロサが続きました。ペドロサは、2年連続PPは獲得できませんでしたが、自身が持つサーキットベストタイムを更新する快走をみせました。Repsol Honda Teamの両選手がフロントローからそろって決勝レースに挑むのは今季5度目。Hondaは、最高峰クラスで20度目となるコンストラクターズタイトル獲得を目指します。

初日7番手のアルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)は、タイヤテストを行いながら確実にタイムを短縮した結果、タイヤの選択は、ほぼ決まりました。予選では順調にタイムを更新しましたが、最後のアタックでクリアラップが取れず、3列目7番手から追い上げのレースに挑みます。

初日6番手のステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は、フロントの接地感をうまく引き出せず、8番手から決勝に挑むことになります。第15戦マレーシアGPで負傷した右足くるぶしはまだ完全ではないため、右コーナーでやや苦戦しましたが、今季最後のレースに闘志を燃やしています。

CRTマシンで出場のブライアン・スターリング(GO & FUN Honda Gresini)は、着実にタイムを短縮し、23番手から決勝に挑みます。

Moto2クラスは、前戦日本GPでタイトルを獲得したポル・エスパルガロ(Tuenti HP 40)が、今季6度目のPPを獲得しました。2番手にシモーネ・コルシ(NGM Mobile Racing)、3番手にジョルディ・トレース(Aspar Team Moto2)と続き、トップから15番手までが1秒差以内という接戦となりました。初日11番手の中上貴晶(Italtrans Racing Team)は、セッティングが決まらず10番手。代役出場の野左根航汰(JiR Moto2)は27番手から決勝に挑みます。

Moto3クラスは、フリー走行で3番手と好調な走りを見せたジャック・ミラー(Caretta Technology – RTG)が、ややポジションを落としたものの、5番手から決勝に挑みます。以下、接戦の中で、ニッコロ・アントネッリ(GO & FUN Gresini Moto3)が6番手。アレクシ・マスボー(Ongetta-Rivacold)が8番手、ロマノ・フェナティ(San Carlo Team Italia)が11番手から追い上げのレースに挑みます。渡辺陽向(TASCA RACING)は、転倒を喫して28番手でした。

コメント
◆マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
「フロントローを獲得するというのが今日の目標で、それを達成することができました。さらにポールポジションも獲得できたことは、とても重要であり、うれしいことでした。明日のレースは一年で最も重要なレースになります。ホルヘ(ロレンソ)のペースはすばらしいので、難しいレースになると思いますが、ほかのグランプリと同様にがんばります。決勝レースへ向けて、2つのオプションから最高のタイヤを選べるようにしたいです。どちらもいいパフォーマンスなので、明日は100%の力を出したいです」

◆ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「ポールポジションは獲得できませんでしたが、今日の予選には、とても満足しています。今年は、フロントローを獲得できないレースが何度もありました。しかし、再び自分のペースを見つけることができたので、僕にとっては興味深いセッションになりました。最後のアタックで、フロントローを獲得することができました。ポールポジションを獲得するには十分ではありませんでしたが、やってきた仕事とその進展には満足しています。明日、もう少し前進していいレースをしなければなりません」

◆アルバロ・バウティスタ(MotoGP 7番手)
「今日の予選はあまり楽しくありませんでした。午前中から苦戦していました。しかし、決勝に向けてタイヤの選択をすることができたのはいいことでした。ハードタイヤよりもソフトタイヤの方が消耗が少ないので、明日はソフトタイヤで走ることになりそうです。午後は最初のアタックでラップタイムを更新することができました。しかし、2度目のスティントでは渋滞にはまってしまってスローダウンしなければならず、タイヤの温度が落ちたことで、フロントから転倒してしまいました。7番グリッドからスタートするので、明日はマシンに自信が持てることを願っています。そして、ポジションをいくつか上げて、いい結果でシーズンを終えられることを願っています」

◆ステファン・ブラドル(MotoGP 8番手)
「今シーズン最後の予選だったので、もっといいポジションを期待していました。しかし、フロントの接地感が十分ではなく、8番手よりいい結果を出すことができませんでした。昨日からは少し前進しましたが、まだ苦戦していて、今日はこれ以上は無理でした。残念ですが、フリー走行で証明したように、いくつかのパートではいい走りができているので、これからデータを分析して明日に備えたいと思っています」

◆ブライアン・スターリング(MotoGP 23番手)
「今日はマシンと路面のフィーリングはよくなりましたが、ポジションを上げるためには、十分ではありませんでした。明日はウォームアップで前進して、ポジティブなレースでシーズンを終えたいと思っています」

◆ポル・エスパルガロ(Moto2 ポールポジション)
「シーズン最後のレースなので、だれもが勝ちたいと思っていると思います。僕もすばらしい週末にしたいですし、Moto2クラスで最後のレースを楽しみたいです。また、今年すばらしい仕事をしてくれたチームのために優勝したいです。今シーズンは何度か大変な時期がありましたが、チームがすばらしいサポートをしてくれました。ここではいいリズムがあり、今日はサーキットレコードを出しました。すべて完ぺきです」

◆シモーネ・コルシ(Moto2 2番手)
「今日の予選は接戦で、上位のライダーたちの差はほとんどありません。そのため、レースは激しい戦いになると思います。しかし、2日間を通じて、いいプラクティスができました。これが今年初めてのフロントローになりました。トップグループで戦えることを楽しみにしています」

◆ジョルディ・トレース(Moto2 3番手)
「前戦の日本GPでケガをしてしまいました。足に小さな穴が空いていますが、ひどい影響はありません。ラップタイムがかなり接近しているので、とても難しいレースになると思います。今大会はホームGPなので、ファンが後押ししてくれているのを感じています。ファンの期待に応えられるようにがんばります」

◆中上貴晶(Moto2 10番手)
「昨日よりは若干よくなりましたが、基本的な問題は変わりません。フロントの接地感が足りず、コーナーの切り返しでは重いため、インにつけず、ブレーキングでは何度もオーバーランしてしまいました。一発のタイムも出ていませんし、今の状態では27ラップを戦うのはとても厳しいと思います。しかし、ウォームアップでもう一度セットアップにトライしてみたいと思います。今日は、予選を終えてもタイヤの選択も決まらないという状態です。ソフトではタイヤが持たず、ハードではグリップが足りず……。ハードでいくしかないと思いますが、それも明日の天候などを見て決めようと思います」

◆ジャック・ミラー(Moto3 5番手)
「予選はそれほど悪くありませんでした。しかし、クリアラップが取れず、風にも少し苦戦しました。明日も風が強いという予報ですが、ストレートでは追い風になるので、レースでは助けになるはずです。タイムがとても近いので、明日はおもしろくなると思います。チャンピオン争いをしているトップグループに入って戦いたいです。しかし、チャンピオン争いを邪魔するつもりはありません」

◆ニッコロ・アントネッリ(Moto3 6番手)
「今日はとても楽しむことができました。ラップタイムはまずまずでしたが、セッションの最後にクリアラップが取れていれば、もっとよかったと思います。しかし、今日の結果には満足しています。明日はきっとすばらしいレースになると思います。ウォームアップでテクニカルな面で少し前進できれば、決勝レースでは、とても速いペースを出すことができると思います」

◆アレクシ・マスボー(Moto3 8番手)
「セッションでは独りで走ることが多く、単独で出したタイムでした。マシンの感触がいいときは単独で走る方が好きです。バレンシアではいつも大変ですが、予選でトップ10に入ることができたので、とてもうれしいです。予選ではセッティングを少し変えました。そのおかげでブレーキングの位置を深くすることができました。トップグループについていくのは難しいと思いますが、どうなるか様子をみたいです。チャンピオンシップを争っているライダーたちの走りを見られる位置にいるのはうれしいです。明日が楽しみです」

◆渡辺陽向(Moto3 28番手)
「アタックしているときに最終コーナーで転んでしまいました。マシンを起こして再スタートしたのですが、転倒する前のようにしっかりアタックすることはできませんでした。フリー走行では22番手でしたし、予選でもこれくらいにはいたいと思っていただけに、残念でした。しかし、今回は大接戦なので、決勝ではポイント獲得圏内のグループで走って、チャンスがあればポイントを獲得したいと思います」

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