ホンダが市販レーサー「RCV1000R」を発表!

HRCの市販MotoGPレーサー「RCV1000R」がついにベールを脱いだ。最終戦バレンシアGPの開催地のリカルド・トルモ・サーキットで7日、パドック内で2014年から投入される「RCV1000R」がプレス関係者に初披露され、HRC副社長の中本修平氏がプレゼンテーションを行った。

「RCV1000R」は、プロトタイプマシン「RC213V」をベースに日本で開発が進められ、秋吉やストーナーらホンダの元MotoGPライダーも参加してテストを続けてきた。基本的には2013年型「RC213V」と同じシャシージオメトリーを持つアルミツインスパーフレームに、排気量999.5cc 90°V型4気筒エンジンを搭載。エンジンの点火サイクルなどは共通としながらも、空気圧を用いたニューマチックバルブやシームレスミッションなど、ファクトリーレーサーに搭載されている最先端技術は除外され、通常のバルブスプリングとトラディショナルギアボックスの仕様となるなど、コストダウンが図られている。

プレス映像を見る限り、外装はフルカーボンで、足回りはOhlins製サスペンションとNissin製ブレーキキャリパー&カーボンディスクを備え、エキゾーストの取り回しなどもプロトタイプと共通。左グリップ周辺には、おそらくパワーモードやトラコンなどの電子制御を操作するためとみられるボタンが並んでいる様子も映し出されている。一方で、ガソリンタンク形状がレギュレーションの関係で若干異なる点、そして、ステップ位置が可変タイプになっているところなどに市販レーサーの特徴が見てとれる。

ちなみに燃料はプロトタイプの20リットルに対し最大24リットルまで認められ(ホンダは23リットル仕様とみられる)、年間で最大12基までのエンジン使用が可能となるなど、戦闘力の劣る市販レーサーにはアドバンテージが与えられている。また、来シーズンから導入される、MotoGP”オープン”クラスへの参戦となることから、マニエッティ・マレリ製のハードウェアとソフトウェアが搭載されることになる。

気になる2014シーズンの動向だが、現在のところ「RCV1000R」は3チーム、4人のライダーが使用することが決まっている。「ホンダ・グレシーニ」のスコット・レディング、「カルディオン・AB・モーターレーシング」のカレル・アブラハム、「アスパル・チーム」のニッキー・ヘイデンの他もう一人のライダーが予定されているとのこと。
ファクトリーレーサーと市販レーサー、そしてCRT勢を交えたガチバトルが今から楽しみだ。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

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ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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