[YAMAHA]JRR Rd.9 中須賀選手、国内最高峰クラスでヤマハライダー初のV4達成。J-GP2では野左根航汰選手がチャンピオンを獲得!

11月3日(日)、鈴鹿サーキット(三重県)で開催された全日本ロードレース選手権・第45回MFJグランプリ(最終戦)で、国内最高峰のJSB1000クラスに出場する「ヤマハ・YSP・レーシング・チーム」の中須賀克行選手が、レース1、レース2ともに優勝し、最終戦での大逆転で2年連続、自身4度目のチャンピオンを獲得しました。国内最高峰クラスでのV4達成はヤマハ歴代ライダーでは初となります。

ディフェンディングチャンピオンとしてシーズンを迎えた中須賀選手でしたが、事前テストで左肩を脱臼、さらに開幕戦の予選でも転倒して全身打撲と、満身創痍の状態で開幕戦の決勝を迎えました。ここでは3位となりましたが、第2戦は左肩の痛みとの戦いとなり5位と表彰台を逃してしまいます。しかし、第3戦は、秋吉耕佑選手(ホンダ)、柳川明選手(カワサキ)との大接戦を制して優勝しランキング2位となり、勢いに乗ったかと思われましたが、第4戦はマシントラブルによるリタイアで、ランキングを6位に落としてしまいます。
 ところが、続くSUGO、岡山、最終戦・鈴鹿(2レース制)のレース1と3連勝で一気にランキングトップに2ポイント差に迫ると、レース2では前半にトップに立ち、そのまま独走して4連勝、4メーカーによる大接戦となったタイトル争いを制し、中須賀選手が自身4度目のチャンピオンを決定しました。

◆中須賀克行選手談:
 「予選で、鈴鹿最速と言われた秋吉選手の持つコースレコードを塗り替えられたのが、とても自信になりました。レース1は、トップが混戦になりましたが、この自信があったから冷静に走れたし、優勝できた要因だと思います。レース2では、雨のために途中でトップグループがペースダウンする波乱がありましたが、そこを渡辺選手が突っ走っていったので、とにかく追いかけないとと一生懸命でした。渡辺選手を抜いてからは、単独走行になったので、淡々とラップを刻みました。今年は、肩の脱臼から始まり、筑波でのマシントラブルでのノーポイントなどいろいろありましたが、チャンピオンを防衛できて本当にうれしいです。いつも応援してくれているYSP応援団、チームスタッフやヤマハ関係者、ファンの皆さん、そして家族に感謝します」

◆河邊幸司談(ヤマハ発動機株式会社 技術本部 MS戦略部 MS企画グループ リーダー):
 「序盤の苦しい展開から、後半4連勝という大逆転で中須賀選手がチャンピオンを獲得してくれました。最後まで諦めないその気持ちは、チームに一体感を生み、チャンピオン獲得に向け一丸となって突き進む原動力となりました。こうした、中須賀選手を中心に戦うチームの姿、そしてチャンピオン獲得は、多くのファンの皆さまに感動となって届いたのではないでしょうか。また今年も中須賀選手は、全日本選手権だけでなく、鈴鹿8時間耐久ロードレース、MotoGP日本グランプリと、大車輪の活躍により、モータースポーツの魅力を自身の走りで伝え続け、日本のモータースポーツ振興に大いに貢献してくれたと思います。最後に、1年間、ファンの皆さま、YSPメンバーズクラブの皆さま、各スポンサーの皆さまの多大なるサポート、本当にありがとうございました。これからもチーム一丸となってモータースポーツの振興に一層努力していきますので、ご声援のほどよろしくお願いします」

◆関本博司監督談(YSP大阪東):
 「今シーズンは、開幕の前の怪我に始まり、その後もノーポイントレースがあるなど、中須賀選手にとっては非常に厳しいシーズンでした。しかし、この最終戦までに、チャンピオンへ挑戦できる位置まで這い上がり、諦めない強い気持ちを見せてくれました。最終戦では、まれに見る激戦となり、相当プレッシャーがあったと思いますが、レース1、レース2ともに優勝という、すばらしい走りを見せてくれました。そして、日本のレース文化の聖地とも言えるこの鈴鹿で、勝ってチャンピオンを手にしたこともまた、真の王者に相応しいものだと思います。シーズンは今日で終わりましたが、YSPを代表して、これまで応援してくださったすべての方々に感謝いたします。ありがとうございました」

中須賀選手、2013年シーズンの戦績
3月31日 第1戦 もてぎ大会(栃木県) 3位
4月14日 第2戦 鈴鹿大会(三重県) 5位
6月2日 第3戦 オートポリス大会(大分県)優勝
6月30日 第4戦 筑波大会(茨城県) DNF
8月25日 第6戦 SUGO大会(宮城県) 優勝
9月29日 第8戦 岡山大会(岡山県) 優勝
11月3日 第9戦 鈴鹿MFJGP(三重県) 優勝/優勝

J-GP2では野左根航汰選手がチャンピオンを獲得!
J-GP2クラスでは、野左根航汰選手(ウェビック チームノリック ヤマハ)が、優勝3回を含む5回の表彰台(2位1回、3位1回)を獲得しランキングトップで最終戦を迎えました。その最終戦は接戦となり、優勝こそ逃しましたが、最後まで安定した走りを見せて4位とし、全日本選手権で自身初のチャンピオンを獲得しました。

◆野左根航汰選手談:
 「スタートからトップに立ち、序盤はイメージ通りの走りができましたが、中盤で後続の集団にのまれ、なかなかタイムを上げることができませんでした。その集団の接戦は本当に激しく、中に入ってしまうと危険と感じたので、少し距離を置くようにしました。タイヤも、序盤で攻めていたので消耗が激しかったのですが、レースを振り返ると、守りに入りすぎたと反省しています。結果的にチャンピオンを獲れましたが、次の扉を開くためにもチャンピオンは必要だったし、これを機に、さらにライダーとして成長したいです。でも、まだ実感がわきません」

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