[BRIDGESTONE]JRR Rd.9 JSB1000 Race1 中須賀克行選手がポールtoダブルウインで奇跡の逆転チャンピオンを獲得!!

負傷欠場が続いていた秋吉耕佑(ブリヂストン)、加賀山就臣(DL)が共に復帰。2レース制の最終戦は役者がそろった。

ポイントリーダーの高橋巧(ブリヂストン)に2点差に迫る柳川明(ブリヂストン)。7点差の中須賀克行(ブリヂストン)、11点差で津田拓也(ブリヂストン)と、ブリヂストンサポートライダー4人が僅差で続く壮絶なタイトル争いの決戦を迎えた。

予選は40分間のQ1でレース1のグリッドが、Q1の上位10台による15 分間のQ2トップ10チャレンジでレース2のグリッドが決定。Q1では中須賀、津田、秋吉が2分6秒台での攻防を展開。本格的なアタック合戦が開始されようとした残り6分。東村伊佐三(PI)の転倒で赤旗中断。6分間でセッションが再開されるが、今度は出口修(DL)が安田毅史(ブリヂストン)を巻き込んで転倒。再び赤旗が提示され、そのままセッション終了。レース1は中須賀がポールポジション。津田、秋吉の順でフロントロウを獲得した。

また、Q2進出の権利を得た10台のうち9台をブリヂストンサポートライダーが占めた。この上位10台にノーマルのBMWに17インチタイヤを履いてスポット参戦する酒井大作(ブリヂストン)も入り、注目を浴びた。

そのQ2では、中須賀が2分6秒226のレコードタイムをマーク。レース2のポールポジションをも獲得。高橋が2番手、津田が3番手フロントロウからのスタートとなった。

決勝レース1は秋吉がレースをリード。中須賀、柳川、津田、高橋とトップ争いを開始。全日本最高峰クラスのトップバトルにふさわしく、そこここで周回ごとに順位を入れ替える。

10周目の逆バンクで中須賀がトップに浮上。そのまま集団から抜け出してトップ独走状態に持ち込む。背後では津田と柳川の2位争いが激化。秋吉、高橋も2台のすぐ後ろでチャンスをうかがう。

ラストラップ。中須賀がトップでゴールラインを駆け抜ける。しかし出口の転倒でチェッカー前に赤旗が提示されていた。これで前周のリザルトでレース成立。中須賀優勝、柳川2位、津田3位という表彰台になった。秋吉4位、高橋5位でランキングリーダーの座は柳川の手に移り、2点差で中須賀、中須賀と2点差で高橋というランキングテーブルになった。

レース2も秋吉のリードで始まる。中須賀、柳川、高橋の4台でトップグループを形成。5周目に雨粒が落ちてきた。雨粒の大きさに危険を感じたトップの秋吉はペースダウン、手を挙げてレース中断をアピール。トップ集団はこれを受けてペースを落とす。しかし、セカンド集団をリードしていた渡辺一樹(ブリヂストン)には秋吉の意図は伝わらず、あっと言う間に首位集団を抜き去ると、トップ独走状態になる。結局、赤旗は提示されずにレース継続。すぐにスイッチを切り替えた中須賀がペースアップし、7周目に渡辺からトップの座を奪い、今度は中須賀がトップ独走状態に。中須賀は淡々と周回を重ね、ダブルウインを飾って大逆転チャンピオンを獲得。柳川が2位でチェッカーを受けてランキングも2位に。3位に渡辺がゴールし、チームグリーンが表彰台の2席を占めた。

コメント
◆中須賀克行選手(予選1位・決勝レース1 1位・決勝レース2 1位)
「レース2は荒れたというか、戸惑いながら進行していきました。レッドクロス旗が出て、トップを走っていた秋吉選手が速度を落として手を挙げたのですが、ルール上10周以上でないとレース成立にならないなと思ったからです。戸惑っていたら、渡辺選手がズバッと行ってくれたので、僕も踏ん切りがついて追いかけなきゃと切り替えました。渡辺選手を抜いてからもいいタイムを刻むことができたし、ラスト3周は緊張で体が固くなったけれど、自信を持って走ることができました。2レースとも制して、シーズンで5勝することができ、最後の締めくくりとしてチャンピオンを獲得することができました。去年からブリヂストンタイヤに履き替えましたが、初年度となった昨年もタイトルを取ることができ、ブリヂストンで2年目となった今年もタイトル防衛ができました。来年もタイトルを目指し、ブリヂストンで3年連続チャンピオンを獲得したいです」

◆山田宏(株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー)
「今シーズンも、最終戦のこのクラスは2レースが行なわれ、タイトル争いの行方も、最後の最後まで目が離せない展開となりました。最終戦前までのランキングトップは高橋巧選手ですが、わずか2点の差で柳川明選手、7ポイント差で中須賀克行選手、11ポイント差で津田拓也選手の4人が続いていました。ポールポジションは中須賀選手、コースレコードをマークしました。レコードタイムをマークしたことが自信となったと語った中須賀選手は、15周で行なわれた2回のレース共に優勝、見事に逆転でタイトル防衛に成功しました。このチャンピオンは中須賀選手にとっては4回目、最高峰クラスでの最大獲得記録も樹立しました。また、第1レース、第2レースとも上位8位までをブリヂストンユーザーが占めるという好成績、彼らのレースを支えられたことをとてもうれしく思います。最後に、偉大な記録を打ち立てた中須賀選手と、チームの皆さまに心よりお祝いの言葉を捧げます」

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