90年代車が面白い!

90年代に発売されたモデルが密かなブームだそうです。90年代車というと今から約20年前のモデルになりますが、今でも比較的状態の良いものも多く、中古車市場でも玉数が豊富など活況を呈しているようですね。性能的にも現代のマシンと比べてそれほど遜色もなく、それでいて値段もかなりこなれてきています。
かつては高嶺の花だった憧れのマシンが今なら半額以下で手に入ると聞けば、食指が動くという人も多いことでしょう。

90年代はバイクの歴史を語る上でも、重要なターニングポイントとなる時代と言えます。技術的にもいろいろなエポックがありました。車体やエンジンの設計にコンピュータ解析が導入され、吸気系もキャブレターからFIへと移行し排気デバイスが装備されるなど、電子制御化されていった時代です。
タイヤも従来のバイアスに代わりラジアルが一般的となり、スポーツ性能が一気に高まっていきました。法規的にもオーバーナナハンが国内で解禁になり、大型2輪教習が始まったのも90年代です。技術革新を受けて、新しいジャンルのバイクが出てきたのもこの頃です。

90年代初頭、それまでのレプリカブームへの反動として、カワサキ「ゼファー」シリーズを筆頭に懐古調のデザインを取り入れた「ネイキッド」が一大ブームとなりました。また、量産市販車初の300km/hを目指す、「最速マシン」が続々と生まれたのもこの時代です。「ZZ-R1100」から始まり、「CBR1100XX」、そして20世紀の最後に「ハヤブサ」がついにその壁を破りました。そして、ファイアーブレードの愛称で世界的ヒットとなった「CBR900RR」は、大排気量モデルにレプリカ並みの軽快さと俊敏性を与え、現代に続く「スーパースポーツ」の礎を築きました。

こうして見てみると、90年代のバイク、特に国産車は実に彩り豊かで野心的だった気がします。時代は違うのかもしれませんが、いま一度、心からワクワクさせてくれるバイクが出てくる日を期待したいと思います!

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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