ロッシの走りを支えるエンジニアを活写した映像ドキュメンタリーが素晴らしい!

先週末、ツインリンクもてぎで行われたMotoGP第17戦、日本GPをポール・トゥ・ウインで飾ったJ・ロレンソの勝利により、モーターサイクルの世界最高峰ロードレース(GP500及びMotoGP)におけるライダー通算優勝回数が200勝目を数えたヤマハ。
そのヤマハファクトリーチームを代表するもうひとりのエース、V・ロッシの走りを支える、ひとりの日本人エンジニアを追ったショートムービーが素晴らしい。

ヤマハのホームページでは、世界中で新たな感動と豊かな暮らしに貢献する製品と、そこで活躍するヤマハの人々を紹介する映像ドキュメンタリー「Moving You」を掲載している。

連載5回目となる今回は、ロッシが駆る「YZR-M1」を担当するエンジニアの関和俊さんにスポットを当てている。関和俊さんは2004年にロッシがヤマハチームに加入して以来、一貫して彼のマシンを担当してきた「エンジン制御」の専門家だ。
映像の中で「パワーを削るのが仕事」と語る関さん。MotoGPマシンの強大なパワーによる無用なスライドやフロントアップを抑えつつ、安全かつ最大限に速く走らせるために不可欠な電子制御の要となる部分を担当している。サーキットごとにエンジンの性格が大きく異なるのは当然として、さらにはコーナー毎でセッティングを変えていかないと勝てないのが現代のMotoGPレース。

映像では、ピットでの選手やクルーとのやりとりや、セッティングの様子など「そこまで見せて大丈夫ですか!?」と突っ込みたくなる際どい場面も出てくるなど、まさに世界最高峰のモーターサイクルレースの現場にいるような臨場感溢れる映像が展開されている。

また、ロッシ本人が語る貴重なシーンがふんだんに盛り込まれているのもポイント。
「電子制御テクノロジーはここ数シーズンで飛躍的に進化し、それが今のMotoGPでは最も重要なファクターとなっている」と彼が明かしているように、「ここで制御が入ってるのか!」とよく分かるリアルな走行シーンも活写されている。

同サイトでは第1回〜第4回までのアーカイブも掲載されているので、ぜひ見てみてほしい。カメラが捉えた美しいシーンと音楽で紡ぎ出される映像に、きっと魅了されるはずだ。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

【関連ニュース】
◆YAMAHA、「YZR-M1とロッシをつなぐエンジン制御エンジニア」公開。二輪世界最高峰レース「MotoGP」のエンジニアに焦点を当てたドキュメンタリームービー

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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