[YAMAHA]JTR Rd.7 黒山健一、僅差で連覇ならず 野崎史高はシーズン3位に

前回第6戦で今季3勝目をあげた黒山健一(ヤマハ)が、同2勝の小川友幸(ホンダ)に3ポイント差をつけて迎えたシリーズ最終戦。黒山はここで勝てばチャンピオンが決まるが、もし小川に敗れて2位になると同ポイントとなりタイトルを奪われてしまうため、なんとしても勝って12度目の王座を獲得したいところだった。
一方、今年は優勝争いに加わり、あと一歩のところで勝利を逃すこともあった野崎史高(ヤマハ)は、最終戦こそ優勝をめざし3位を脱出してシーズンを終えたいと意気込みを語っていた。

大会当日は台風一過の晴天に恵まれたが、時折曇っては小雨も降る不安定な天気となった。国際A級スーパークラスの競技は4時間の持ち時間で12セクションを2ラップした後、インターバルをはさんで観客が見やすい場所に用意された、より難易度が高い2つのスペシャルセクション(SS)に挑んだ。前日までの雨により路面はぬかるんで滑りやすくなっていたが、ヤマハのホームグランドでありSUGOでの勝率も高い黒山は、「良い流れと、良い運が回って来ているので、このままチャンピオンを決めたい」と今大会を迎えた。

1ラップ目の第1セクションで黒山と野崎はクリーン(減点0)の好スタートを切り、ここで減点3となった小川を早くも3点リードした。続く第2セクションは野崎と小川が減点1、黒山はなんと減点5となり、この時点で野崎1点がトップ、小川4点、黒山5点が追う展開となった。そして勝負どころの第8セクション崖上りでトップに立った黒山が、そのまま減点12で1ラップ目トップとなり、減点15の小川に3点差、減点19の野崎には7点差をつけた。さらに2ラップ目も好調を保った黒山だったが、問題の第8セクションでまさかの失敗、小川の逆転を許してしまう。

トップの小川と2点差で迎えたSS、1つ目のセクションは小川がクリーン。黒山は減点1で、その差は3点に広がったが、まだ勝負が決まったわけではなかった。しかし、SS2つ目の最終セクションは両者ともにクリーン。小川が勝ち、黒山は2位となった。結果、シリーズポイントは同ポイントになり、その場合は最後の大会で上位の者が上となるルールにより、小川がチャンピオン。黒山は同ポイントながら惜しくもランキング2位となった。

一方、野崎は追い上げならず3位を堅持、ランキング3位となった。なお、今年からYSP京葉レーシングに所属して全日本を戦う国際B級の佐藤和人(17歳/スコルパ)は最終戦で初の2位に躍進、今後の成長が期待される。

COMMENT
◆黒山健一選手談(2位)
「今シーズンは1戦少ない(第1戦は中止)ですが、接戦が続いて長く感じました。今日は出だしの第2セクションから減点5になって波に乗れないままでしたが、1ラップ目の第8セクションで僕が小川選手をリードして、そのままいく予定でした。しかし、2ラップ目は第8セクションで減点5をとってしまい、小川選手に逆転された状態でSSを迎えることになりました。SSで小川選手が失敗することは無いと思っていましたが、その通りの結果になりました。とりあえず怪我なく走り終えることが出来ました。今年は浮き沈みのあるシーズンになったので、来年はその浮き沈みを無くしたいと思います。来年は3年ぶりのゼッケン2番を付けますので、チャレンジャーとして1番を奪いにいきたいと思います」

◆野崎史高選手談(3位)
「今日も単独3位になりました。SUGOは自信を持って走れる会場なので、自分の走行ラインを通れました。でも減点1や減点2で出たいセクションで減点5になったのが大きかったですね。今年は安定して3位になっていましたが、波もありました。上に行けそうな時があったので、波を常に良い方に変えられるようにして、来年は2番以上を実現できるように頑張ります」

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