[YAMAHA]JMX Rd.9 IA1:平田優がランキング3位でシーズンを終了

シーズン最終戦を迎えた2013年全日本モトクロス選手権。すでにチャンピオンが決定しているIBオープンクラスを除いた4クラスがこの最終戦でチャンピオンを決する。ヤマハは上位4名がわずか12ポイント差という混戦のIA1クラスで「ヤマハ・YSP・レーシング・チーム」の平田優が、レディースクラスは安原さや(名阪レーシング)、IB2は大久保滉太(Team KOH-Z)が、それぞれの自身初のチャンピオンをかけて決勝に臨んだ。なお、平田のチームメイトである田中教世は、怪我のためこの最終戦を欠場した。

◎IA1:平田優がランキング3位でシーズンを終了

決勝は朝から雨となり、公式練習の時点で路面はウエット。その後も雨は降り続き、IA1第1ヒートはマディコンディションでレースが行われた。そのスタートでは、平田が抜群のスタートを切りトップで2コーナーを抜け、これに熱田孝高(スズキ)、成田亮(ホンダ)、そしてモトクロス世界選手権の参戦ライダー、M・ナグル(ホンダ)、E・ボブリシェフ(ホンダ)が続く。

好スタートを切った平田ではあったが、序盤に5番手まで後退するもトップグループの最後尾でレースを展開。そのトップ争いはナグル、ボブリシェフが序盤で抜けだし、そのまま2人が独走して、ナグル、ボブリシェフの順でチェッカーを受ける。

一方3位争いは、成田、熱田、平田の3人にしぼられる。この中で平田は、熱田をかわして4番手に浮上し、さらに成田の背後につくと熱田を引き離して成田とのマッチレースに持ち込む。しかし、何度も成田の背後に迫りながらも攻略できず、日本人では2番手となる4位でチェッカーを受けた。

ランキングは、トップの小島庸平(スズキ)が12 位、2位の小方誠(ホンダ)が5位となったため、第1ヒート終了時点で、トップ小方(326P)、2位小島(324P)、3位成田(323P)、そして4位平田(322P)と、わずか4ポイントの中に4人がひしめく混戦となり、チャンピオン決定は第2ヒートに持ち込まれた。

第2ヒートは、降り続いた雨の影響で、さらに厳しいコンディションでのレースとなった。そのスタートで平田は遅れてしまい9番手で1周目を終了。しかし序盤のうちに6番手まで順位を上げ、さらに6周目には5番手とする。ところが7周目に転倒して後退、10番手まで順位を下げてしまうが、この後も諦めることなく最後まで走り切り、8位でゴールしてランキング3位でシーズンを終えた。

一方の上位陣も、目まぐるしく順位が変動。序盤からトップを独走していた成田が転倒、変わって2番手のナグルがトップに立つ。また3番手を走行する小方を熱田が捉え、さらに熱田は成田をも捉えて2番手となるが、その熱田も転倒して後退すると、2番手成田、3番手小方となり、このままゴールを迎えれば小方チャンピオンという状況となる。しかし、レース終盤、後方から追い上げてきた新井宏彰(カワサキ)が小方を逆転し、ナグル、成田、新井、小方の順でチェッカー。これにより成田がシリーズチャンピオンを獲得した。

また、過去ヤマハのファクトリーライダーとして、またYZの開発ライダーとして長年活躍してきた尾崎友哉が、この最終戦を持って引退することを発表。今後はYZ開発ライダーとしてモトクロスに関わることとなる。

◎IA2クラス:安原志が総合4位、渡辺が総合5位を獲得

田中雅己(ホンダ)のホールショットでスタートした第1ヒート。YZ250Fを駆る渡辺祐介(チームピットイン)は、3番手でスタートするも1周目に転倒。安原志(名阪レーシング)も出遅れ、3周目には安原が15番手、渡辺が18番手となる。しかし、2人ともに序盤から積極的な追い上げを見せ、後半までに安原は9番手、渡辺は10番手まで挽回。安原はその後も順位を上げて8位でフィニッシュ、渡辺もこれに続く9位となった。なお、優勝は山本鯨(ホンダ)、2位は富田俊樹(ホンダ)、3位は竹中純矢(カワサキ)となった。

雨脚も強まり完全なマディコンディションで行われた第2ヒート。安原が序盤から好位置に付け、2周目に5番手とすると、そのままポジションを保ってレースを進める。その後、3番手のライダーがアクシデントで後退し4番手にポジションを上げると、そのまま4位でフィニッシュし総合4位。また渡辺は、序盤の12番手から着実に順位を上げ5位、総合でも5位とし、初の国際A級シーズンを終えた。

なお、優勝は第1ヒートに続き山本、2位は須田純(カワサキ)、3位は富田となり、3位を獲得した富田が初のチャンピオンとなった。

◎レディースクラス:安原がチャンピオンに迫るも、一歩およばずランキング2位

竹内優菜(ホンダ)138P、邵洋子(スズキ)135P、そして安原さや134Pという順位・ポイントで迎えた最終戦。安原はこの重要なレースのスタートで転倒というアクシデントに見舞われ、いきなり大きなビハインドを背負う。しかし、わずか1周で9番手に浮上、ライバルの竹内は6番手と射程圏内、さらに邵は13番手とリードした状況を作る。さらにその後も難しいマディコンディションの中でハイペースを保ち順位を上げた安原は、4周目には畑尾樹里(カワサキ)、川村真理子(KTM)に続く3番手に浮上し、チャンピオン獲得に向けて大きく前進を遂げる。ところがラストラップ、安原にアクシデントが発生し、4番手にいた邵にかわされ、その邵が3位でフィニッシュ。これにより邵がチャンピオンを獲得した。一方の安原は6位となりチャンピオンに一歩届かなかった。

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