[HONDA]SBK Rd.14 決勝 予選に続きPata Hondaの両選手は決勝も苦戦

シーズンの最終戦となる第14戦スペイン大会は、青空が広がる絶好のコンディションの中で決勝レースが行われました。しかし、Pata Hondaの両選手は、今大会抱えている問題を決勝でも解消できず、厳しい戦いとなりました。

フリー走行、予選とタイヤのグリップを得られず苦戦し、15番グリッドから決勝に挑んだミシェル・ファブリツィオ(Pata Honda)は、第1レースは全くペースを上げられず17位。第2レースもペースは変わりませんでしたが、転倒車が多かったこともあり、14位でポイント獲得を果たしました。

ファブリツィオは、第10戦ドイツ大会で負傷したレイの代役として、第11戦トルコ大会からアメリカ、フランス、そしてスペイン・ヘレス大会と計4戦8レースに出場しました。第13戦フランス大会では予選5番手、決勝7位と、初めて乗るCBR1000RRのパフォーマンスを引き出していました。最終戦はさらにいいリザルトを期待していましたが、初めて開催されるヘレスでセットアップをまとめきることができませんでした。

一方レオン・ハスラム(Pata Honda)は、得意とするヘレスで今季ベストリザルトを狙っていましたが、3日間を通じてパフォーマンスを発揮することができませんでした。フリー走行、予選は、エンジンブレーキのセッティングが決まらず、タイヤのグリップも引き出せず、思うような走りができませんでした。そのため今季ワーストとなる17番グリッドから決勝レースに挑むことになり、決勝レースでもペースを上げられなかったことから、両レースともにピットに戻り、リタイアとなりました。

今年はシーズン前半のオランダ大会のケガに苦しんで、2戦に欠場。復帰してからも回復状態が完全ではなく、さらに2戦を欠場するなど、なかなかパフォーマンスを発揮できない厳しい1年となりました。しかし、鈴鹿8時間耐久ロードレースで優勝、後半戦は足の状態も回復し、リザルトも上昇しました。Pata Hondaで1年目のシーズンは総合13位と悔しい結果に終わりましたが、来季は今年の雪辱を果たす意気込み。チャンピオン争いに加わることが期待されます。

第10戦ドイツ大会で負傷し、シーズン終盤戦を欠場したジョナサン・レイは、総合9位でシーズンを終了しました。来季もPata Hondaからタイトル獲得を目指します。

スーパースポーツ世界選手権(WSS)は、6番グリッドから決勝に挑んだマイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda)が4位でフィニッシュしました。今季、WSSにデビューしたファン・デル・マークは、開幕戦オーストラリア大会で初表彰台の3位になり、注目を集めました。それからも優勝争いに加わる活躍をみせ、3度の表彰台に立ち総合4位でシーズンを終了。鈴鹿8時間耐久ロードレースで優勝するなど、来季のタイトル獲得が期待されます。

チームメートのロレンツォ・ザネッティも、スーパースポーツのデビューシーズンとなり、第4戦イタリア大会で3位に表彰台に立つなどして、総合5位になりました。ファン・デル・マーク同様に、今季はケガに苦しんだシーズンでしたが、来季はファン・デル・マークとのチャンピオン争いが期待されます。

以下、CBR600RR勢は、ダニー・ウェッブ(PTR Honda)が11位。ロバート・タンブリーニ(Team Lorini)が12位でした。今大会16位のジャック・ケネディ(Rivamoto)が総合7位でシーズンを終了しました。

コメント
◆ミシェル・ファブリツィオ(スーパーバイク 17位/14位)
「今週末はずっとグリップを得られないという問題を抱えていました。そして残念なことに、解決策を見つけることができませんでした。そのため、両レースともに、とても厳しい戦いとなりました。このような形でシーズンを終えなければならず、とても残念な思いです。しかし、このチームで走れたこと、そしてCBRでのレースを楽しみました。火曜日からのテストで、ジョナサンが元気に戻ってくることを願っています」

◆レオン・ハスラム(スーパーバイク リタイア/リタイア)
「なんと言ったらいいのか分かりません。信じられないくらい残念なシーズンの終わり方になりました。今年は非常に難しいシーズンでした。長いシーズンだったし、来年に向けて気持ちを切り替えたいです。今週は、何が起きたのかしっかり分析して、2014年へ向けてスタートを切りたいと思います」

◆マイケル・ファン・デル・マーク(スーパースポーツ 4位)
「今日はかなり難しいレースでした。初めてのヘレスとなり、いいセットアップを見つけるのに時間がかかりました。スタートもあまりよくありませんでした。その後、何人か抜いてからのペースはよかったと思います。表彰台に立つために、(ロベルト)ロルフォ(MVアグスタ)に追いつこうとがんばりました。彼はとてもいいラップタイムを刻んでいました。僕とほとんど同じでした。残り3周で彼の後ろについたのでプッシュしましたが、少しプッシュしすぎて、何度かフロントをなくしました。レースとチャンピオンシップで4位を獲得できてうれしいです。あっという間のシーズンでした。来年のシーズンが始まるのが楽しみです」

◆ロレンツォ・ザネッテイ(スーパースポーツ 5位)
「5位は悪くはありませんが、最初の3周で前のライダーを抜くのに、かなりタイムをロスしました。パスしたときは、マイケルのグループは離れていました。また、レース終盤にはリアタイヤのグリップが落ちて、厳しい走りになりました。そのため、終盤は一人で走ることになりました。しかし、シーズン全体を通しては、ポジティブでした。マシンの感触はとてもよくなりました。自信をもって来シーズンに挑めると思うし、楽しみにしています」

◆ダニー・ウェッブ(スーパースポーツ 11位)
「いいレースでした。10位になろうとがんばりました。このマシンに乗ってわずか4回目のレースですが、かなり前進することができました。今大会は、金曜日に大きな転倒をしてして頭を打ってしまい、今も首が痛みますが、決勝のリザルトには満足しています。チームのサポートに感謝しています。プレッシャーは全くありませんでした」

◆ロバート・タンブリーニ(スーパースポーツ 12位)
「シーズン中盤でHondaに戻ってきました。そしてシルバーストーンでいい走りができて、その後のレースもよかったです。今大会はセットアップに少し問題を抱えていました。そして完ぺきではありませんでしたが、マシンにはかなり満足しています。来年もチームに残りたいです」

◆ジャック・ケネディ(スーパースポーツ 16位)
「初日はいいスタートを切ったのですが、その後は、なかなか前進できませんでした。ギアリングに苦しみました。レースではいいスタートを切ることができました。最初のラップで15番手まで追い上げました。しかしブレーキの問題が発生して、それ以上速く走ることができませんでした。ランキング6位になれず残念でした。しかし、初めてのシーズンで総合7位になれたことには満足しています」

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