[HONDA]SBK Rd.14 ファブリツィオ、レオンともに苦戦。後方グリッドから追い上げのレースに挑む

スーパーバイク世界選手権(WSB)のシーズン最終戦となる第14戦スペイン・ヘレス大会が、10月18日(金)から20日(日)までの3日間、ヘレス・サーキットで開催されます。

ヘレスでスーパーバイク世界選手権が開催されるのは初めてのことで、スペインでは4月に開催された第2戦アラゴン大会以来、12戦ぶり2度目の開催となります。フリー走行と予選、スーパーポールが行われた金曜日と土曜日は、ともに青空が広がり、気温も26℃まで上昇する、まずまずのコンディションとなりました。

ヘレス・サーキットは、一周4.423km。バラエティに富んだ大小13のコーナーが連続し、そのすべてがパッシングポイントと言っても過言ではないテクニカルサーキットで、MotoGPでは毎年すばらしいバトルが繰り広げられています。

負傷欠場中のジョナサン・レイ(Pata Honda)の代役として、4戦目を迎えるミシェル・ファブリツィオは、チャンピオンシップでは、し烈な6位争いに加わっています。今大会の成績次第では総合5位に浮上することも可能で、気合の入った戦いとなります。

前戦フランス大会では、予選5番手、決勝でも第1レースで7位とHonda CBR1000RRに乗り替えてからのベストリザルトを残しました。ヘレスでのレースは初めてですが、昨年テスト走行を経験しており、お気に入りのサーキットの一つです。

そのため、今大会を楽しみにしていたファブリツィオですが、2日間を通して、グリップ不足に苦しむことになりました。初日の予選は17番手。2日目の予選では14番手へとポジションを上げ、なんとかスーパーポール進出を果たしましたが、問題を解決することができず、決勝では15番グリッドからのスタートとなりました。

シーズン序盤戦のケガに苦しんだレオン・ハスラム(Pata Honda)は、シーズン終盤戦に入って調子を上げてきました。しかし、今大会はファブリツィオ同様、マシンのセットアップが決まらず、初日の予選で15番手。2日目の予選では17番手へとポジションを落とし、スーパーポール進出を果たせませんでした。ハスラムは、ブレーキングの安定性に苦しみました。大会前には、「グランプリ時代に走ったことがあるサーキット。大好きなコースなので表彰台を目指したいです」と語っていましたが、ファブリツィオ同様に苦戦の2日間となりました。

両選手ともに後方からの決勝となりますが、ウォームアップでセットアップを再確認し、追い上げのレースに挑みます。

スーパースポーツ世界選手権(WSS)は、Pata Hondaから出場するマイケル・ファン・デル・マークと、ロレンツォ・ザネッテイが注目されます。両選手は、来季の契約更改を済ませて最終戦に挑むことになりました。

ファン・デル・マークは、昨年の合同テストでヘレスを初体験しました。そして、ザネッテイはグランプリの125ccクラスに参戦していたときに経験しているサーキット。ともに、「大好きなコース」と語り、初日から気合の入った走りをみせました。ファン・デル・マークは、初日にセッティングで苦しみましたが、接戦の中で着実にポジションを上げて5番手。ザネッテイは初日4番手から2日目は転倒の影響で8番手へとややポジションを落としましたが、ともに表彰台と今季初優勝を狙います。

以下、Honda CBR600RR勢は、ダニー・ウェッブ(PTR Honda)が11番手。ラファエレ・デ・ロサ(Team Lorini)が13番手から追い上げのレースに挑みます。

コメント
◆ミシェル・ファブリツィオ(スーパーバイク 15番手)
「今日もまた難しい一日になってしまいました。昨日から続いているグリップの問題を解決することができませんでした。おそらくレオンも同じ問題に直面していたと思います。僕はスーパーポールに進めましたが、そこでも思ったようにマシンを走らせることができませんでした。明日は体力的にも精神的にも非常に厳しいレースになると思いますが、全力で挑みます」

◆レオン・ハスラム(スーパーバイク 17番手)
「今日は電子制御を少し調整して、エンジンブレーキの安定性を上げることができました。FP2ではさらに前進することができました。しかし、そのころにはすでにスーパーポール進出ができないことが決まってしまい、残念でした。明日の2レースは非常に難しくなります。しかし、火曜日には来季に向けてのテストがあるので、それに向けて準備を続けたいです」

◆マイケル・ファン・デル・マーク(スーパースポーツ 6番手)
「正直、ここまでかなり難しい週末になっています。しかし、午後の予選では大きく前進しました。すぐにマシンに満足しましたし、レースペースは悪くありませんでした。まだ改善できる部分がいくつかあると思います。今年は一周だけタイムを出してもだめだということを学びました。かなり安定してきましたので、レースに向けていくつか調整すればもっとトップに近づけると思います」

◆ロレンツォ・ザネッテイ(スーパースポーツ 8番手)
「昨日と今朝に比べたら、午後のセッションでは、すぐにいいタイムを出すことができました。2度目のアタックでは、リアタイヤを交換してさらにタイムを上げようとしたのですが、すぐに転倒してしまいました。それで、リズムと感触が狂ってしまいました。チームはマシンを直してくれました。そしてベストに近いタイムを出すことができましたが、残念なことに3列目からのスタートになりました」

◆ダニー・ウェッブ(スーパースポーツ 11番手)
「それほど悪い結果ではありません。もう少しいい結果を期待していましたが、ちょっと緊張し過ぎました。最初のアタックで、速く走ろうとして緊張してしまいました。最後はリラックスできて、いいタイムを出せたのですが、ここでは流れるような走りをキープしなければなりません。決勝レースでいいスタートを切ることができれば、トップグループで戦えるかもしれません」

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