英国の名門コンストラクターが2輪ビジネスに続々参入!

英国の4輪や2輪のかつての「名門」が復活して、あるいは新たなチャレンジとして、モーターサイクル事業への参入を目指そうという動きが活発だ。

つい先日、「ケーターハム7(セブン)」で知られる英国のスポーツカーメーカー、ケーターハムカーズがMoto2クラスへの参戦を発表した。同社が明らかにしたところによると、「新たにケータハム・モト・レーシングチームを結成し、2014年シーズンからMoto 2世界選手権に参戦する」そうだ。

その背景には、ケータハムグループとしての2輪事業への参入計画あり、今回のMoto 2参戦はその一環として位置付けているようだ。そのための準備としてケーターハムはスイスに本拠を置く、有力フレームビルダーのスッター・レーシング・テクノロジーと技術提携。2013年AMAスーパーバイク選手権を制したJosh Herrin選手をライダーに起用するなど本気の姿勢を見せている。

同じく英国の名門スポーツカーメーカーであるロータスカーズも今年6月にロータスモーターサイクルズ社を通じて、二輪市場への参入を発表している。ロータスモーターサイクルズ社は、ロータスカーズ、レーシングチームのKodewa、ドイツのHolzerグループ、元フォルクスワーゲングループのデザイナー、ダニエル・サイモン氏が共同設立した新会社で、「象徴的な自動車メーカー、ロータス初の二輪車をデザインし、製造する」とのこと。

また、名門といえば最近、「ブラフシューペリア」も復活を宣言した。「ブラフシューペリア」は20世紀前半に隆盛を極めた英国のモーターサイクルメーカーで“2輪のロールス・ロイス”とまで呼ばれた超プレミアムブランド。かの「アラビアのロレンス」の愛車としても有名だ。その名を冠する新たなモーターサイクルが再びリリースされることが、ロサンゼルスのピーターソン自動車博物館で行われたイベントで9月にリリースされた。新生ブラフシューペリアは、フルオーダーメイドで製作される1200ccクラスのV型2気筒搭載のスーパーバイクで、11月にミラノで開催されるEicma 2013においてワールドプレミアされるらしい。

さらに興味深いことに、なんと「ブラフシューペリア」として2014からMoto2クラスへの参戦にも名乗りを上げている。一部写真も公開されているが、カーボンモノコックシャーシを持つオリジナルマシンで、エンジンは前述のVツイン荷重ではなく、Moto2レギュレーションどおりホンダ製600cc 直4ユニットになるはずだ。

モータースポーツ発祥の地である、英国のかつての名門コンストラクターによる新たな挑戦が始まろうとしている。ぜひ底力を見せつけてもらいたい。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

【関連ニュース】
英ケータハム、2014年からMoto2 参戦へ
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ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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