[Kawasaki]SBK Rd.13 サイクス今季3回目のWウィン達成で9勝目。念願のタイトル獲得に王手を掛ける。

スーパーバイク世界選手権第13戦が、10月4日から6日までの3日間、フランス中部に位置するマニクールで開催された。前戦アメリカ大会から2週連続の開催となり、ポールポジションを獲得したサイクス(Kawasaki Racing Team)が、第1レース、第2レースともに独走で優勝。自身初のタイトルに王手を掛けた。

フランス大会が開催されるマニクールは、高速コーナーとテクニカルコーナーを組み合わせた独特なレイアウト。パッシングポイントが多く、毎年激しいバトルが繰り広げられる。昨年の大会で3位&優勝と好成績を残しているサイクスは、今年も優勝候補の筆頭。サイクスは、第10戦ドイツ大会で総合首位に浮上してから、第11戦トルコ大会、第12戦アメリカ大会と安定した成績で2位以下とのポイント差を広げてきた。今大会は、念願のタイトル獲得に向けてさらに大きく前進するための、重要な一戦となった。

その気迫が、フリー走行、予選と、見事に発揮される。今大会は、金曜日、土曜日と雨の多い不安定な天候となったが、ウエットコンディションは勿論のこと、ウエットからドライに変化する難しいコンディションでも安定した速さを披露、今季8回目のポールポジションを獲得した。

迎えた決勝日は、厚い雲が空を覆う天候となったが、辛うじてドライコンディションで行われた。第1レースは、サイクスとギュントーリ(アプリリア)の一騎打ちとなったが、後半にギュントーリを突き放して独走。第2レースは、オープニングラップから快調にラップを刻み、後続を寄せ付けない圧倒的な強さを発揮した。

これで今季3回目のWウィンを達成。今季8勝目、9勝目を挙げることに成功したサイクスは、今大会3位&2位で総合2位のラバティ(アプリリア)に37点、今大会2位&3位で総合3位のギュントーリに38点のリードを築き、最終戦スペイン・ヘレス大会で念願のタイトル獲得に挑むことになった。

昨年は、わずか0.5ポイント差でタイトルを逃した。その雪辱に燃えた今シーズンは、これまでの速さに安定性が加わり、Ninja ZX-10Rのパフォーマンスを遺憾なく発揮してきた。今大会は、第1レースが転倒者とマシン炎上のため、23周のレースが18周で赤旗中断。第2レースは、レース終盤に雨が降り始め、22周目で赤旗中断となったが、そういったハプニングにまったく影響されない完璧な形での勝利だった。

負傷欠場のバズ(Kawasaki Racing Team)の代役として2戦目の出場となったサロムは、不安定な天候の中、フリー走行と予選で3度の転倒を喫したが、予選13番手から両レースを11位でフィニッシュ。前戦アメリカ大会から2戦4レースでポイントを獲得した。

その他のカワサキ勢は、予選17番手から決勝に挑んだサンディ(Team Pedercini)が12位&13位、エイチソン(Team Pedercini)は予選16番手からリタイヤ&12位だった。

併催のスーパースポーツ世界選手権は、今季4回目のポールポジションから決勝に挑んだソフォーグル(Kawasaki Mahi Racing Team India)が、ローズ(ヤマハ)とのし烈な戦いを制して今季5勝目を達成。フォレ(Kawasaki Mahi Racing Team India)が4位。モライス(Team Go Eleven)が5位でフィニッシュした。今大会は22周のレースだったが、レース終盤に転倒者が出てコース上に残ったことから21周で赤旗中断となった。また、今大会2位でフィニッシュしたローズがタイトルを獲得した。

コメント
◆トム・サイクス(1位/1位)
「大事なレースでダブルウィンを果たすことができて、すばらしい気分だ。第2レースへ向けて2ヶ所、セッティングを変えた。僕たちはいつも完璧さを追求している。そうやってずっとやってきた。今回もそれが結果につながった。いつも限界で走っているので、小さな調整が大きな違いを生み出すことがある。今日のマシンは非常に調子が良く、レースの戦い方も上手くいった。サーキットや路面コンディションにマシン、そしてライダーが適応できた時、最大限のアドバンテージが引き出される。マニクールは、僕とNinja ZX-10 Rとチームにとって最高の舞台となった。すばらしいことだ。第2レースは、大きなギャップがあったのであまりプレッシャーはなかったけれど、雨が降り出してからは難しかった。リアがかなりスライドしていた。まだやらなければならないことは色々あるけれど、今シーズンは多くのレースでトップ争いが出来ているから、非常にうれしい。」

◆デビッド・サロム(11位/11位)
「大変な週末だった。3回も転倒してしまったが、チームは一生懸命頑張ってくれた。決勝では、両レースで11位になれてうれしい。第2レースは、第1レースより速く走れた。3回も転倒して申し訳ない気分だったので、レースで前進できたことに満足している。今シーズン、ずっとスーパーバイクを走っていたら、もっといい結果を出せたと思う。」

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