[SUZUKI]SBK Rd.13 ヴァンサン・フィリップが第2レース6位と大健闘!

eni FIMスーパーバイク世界選手権第13戦がフランスのマニクールで開催され、チーム フィクシィ・クレセント・スズキのヴァンサン・フィリップが第2位レースで6位を獲得する活躍を見せた。
フィリップは今シーズンSERT(スズキ・エンデュランス・レーシングチーム)のエースライダーとしてWEC(世界耐久選手権)のチャンピオン獲得に貢献、この大会には負傷欠場中のレオン・キャミアの代わりにスポット参戦し、みごとにその務めを果たした。

第2レースで3列目グリッドから鮮やかなスタートを決めたフィリップは、2ラップを終えた時点で8番手の位置につけ、その後もヨシムラによってチューンされたスズキGSX-R1000を駆り終始スムーズで安定したライディングを披露、6ラップ目で6番手へと順位を上げると、トップグループと後続グループの間で孤独な闘いを強いられながらも、最後は堂々の6位フィニッシュを果たした。
フィリップの印象的な走りは第1レースから発揮された。9番グリッドスタートからやがて5台のマシンによる6番手争いに突入、しかしながらフィリップのすぐ前にいたT・エリアス(アプリリア)の転倒に巻き込まれる形で順位を後退した。それでも再スタートから懸命の追い上げを見せ、第1レースは13位でフィニッシュした。

一方のジュエル・クルーゼルは、地元フランスでの活躍が期待されたが、第1レースはDNF、第2レースは14位と本来の実力を発揮できないまま終了した。
12番グリッドスタートから、第1レースはオープニングラップで4台をパス、続く2ラップ目も同様の勢いで攻めてゆき6番手に浮上するとトップグループとの距離を縮めていったが、3ラップ目に激しいクラッシュを喫し無念のリタイアとなった。第2レースではフィリップと共に6番手争いを展開して6位獲得のチャンスを狙ったが、再び転倒を喫してコースアウト、再スタートはできたものの14位となった。

レース日は雨模様の不安定な天候に見舞われたが、会場には熱狂的な観客が詰めかけて賑わった。T・サイクス(カワサキ)が両レースを制し、ポイントランキングでもリードを広げた。

第14戦は10月20日、スペインのヘレスで開催。WSBはいよいよシーズン最終戦を迎える。フィクシィ・クレセント・スズキは、第11戦での怪我のため2大会を欠場していたレオン・キャミアが待望の復帰予定だ。

コメント
◆ジュエル・クルーゼル(第1レース/DNF 第2レース/14位)
「今シーズンで最も納得のいかない週末になりました。コースコンディションについても、マシンを仕上げるにはどうしてもドライになってほしかったがそれは叶わず、最後のスローターンがどうしても攻略できませんでした。この週末の間にドライコンディションは1度だけありましたが、状況は難しいままでした。第1レースはターン入り口でのスピードが速過ぎるミスで曲がりきれずに転倒しました。第2レースではストレートでのタイムが出ないまま、我慢しながら頑張ったけれどまた転倒してしまいました。それまで6位か7位を狙える位置にいたのに、転倒ですべてが終わりました。ヴァンサンはよく活躍していました。彼は今日のようなコンディションの中での走り方を熟知しているし、またドライセッションでもきちんと走っていました。自分ももっと良い成績でチームに貢献したかったのですが、とても悔しいです。今回素晴らしいサポートをしてくれたスズキフランスに感謝しています。」

◆ヴァンサン・フィリップ(第1レース/13位 第2レース/6位)
「最高の週末だった。とにかくメカニックとチームの皆に感謝します。彼らのおかげで、マシンやサスペンション、電気系統もタイヤもすべてのことを最短時間で把握することができ、気持ち良くレースができました。本当に素晴らしいマシン、素晴らしいチームです。特に第2レースでは頑張って6位を取ることができました。第1レースもトップライダー達とバトルできたのは良かったし、転倒に巻き込まれたのは私のミスですが、それがレースというものです。なにしろ普段から近距離でのバトルには慣れていないので、第2レースで前後に他のライダーが居ない状況になった時は気分が楽になり、自分らしい走りができました。満足のいく週末になり、多くの事を勉強することができました。機会があればまたフィクシィ・クレセント・スズキで走りたいです。今回はチームにもスズキフランスにも心からお礼を言いたいです。」

◆ポール・デニング チーム代表
「トリッキーなコンディションになることの多いマニクールで、まず何よりもヴァンサンにありがとう、よく頑張ったと言いたいです。期待どおりの、あるいは期待していた以上の結果をヴァンサンは出してくれました。マシンはもちろんのことピレリタイヤを履くのも慣れていないにもかかわらず、金曜日から非常に良いペースで走り、決勝の2レースもトップライダー達と互角に闘い、さらに第2レースでは6位を獲得したのだから、充分な結果です。ジュエルの方は、12番グリッドから積極的に出て行って、第1レースでは転倒する前までかなり果敢に攻めていました。転倒によるマシンダメージもかなり大きかったのですが、第2レースまでにそれを完璧に修理したチームもまた素晴らしく、その知識と技術は評価します。第2レースのジュエルは不運にもまた転倒してヴァンサンと一緒に6番手争いはできませんでしたが、今回はヴァンサンがチームに新たな可能性を見せてくれたことで、チームは今後に向けたさらなる取り組みに励みます。」

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