[HONDA]BSB Rd.11 決勝 ロウズが今季7度目のポールポジションから優勝/2位で、1点差の総合2位をキープ

英国スーパーバイク選手権(BSB)の第11戦が、10月4日(金)から6日(日)までの3日間、シルバーストーン・サーキットで開催されました。今大会は、前戦オランダ・アッセンからスタートしたチャンピオン決定戦「ザ・ショーダウン」の2戦目となります。「ザ・ショーダウン」は、9戦を終えた時点での総合6位までの選手に、ボーナスポイントの500点と9戦までの表彰台ポイント(優勝3点、2位2点、3位1点)を加えた点数を持ち点とし、残り3戦7レース(最終戦は3レース)でチャンピオンを決めるシステムです。

「ザ・ショーダウン」に総合2位で進出したアレックス・ロウズ(Samsung Honda)は、前戦オランダ大会でダブルウインを達成したかに思われましたが、第2レースで総合首位のシェーン・バーン(カワサキ)と接触し、バーンが転倒したことで失格となりました。しかし、それまでの6点差を1点差と縮め、念願の初タイトル獲得に大きく前進しました。

オランダ大会の接触は、白熱した戦いが生んだハプニングでした。そのため、ロウズはバーンに接触したことを謝罪。気持ちを切り替えて、シルバーストーンの大会を迎えることになりました。ロウズは過去3ラウンドで、失格したアッセンの第2レースを含め6戦5勝と上り調子。念願のタイトル獲得に闘志満々のロウズは、今大会もフリー走行、予選と気迫のこもった走りをみせてトップタイムをマーク。チャンピオン争いをするバーンをはじめ、ライバルたちを圧倒し、今季7度目のポールポジション(PP)を獲得して決勝を迎えることになりました。

青空が広がったシルバーストーンでの決勝は、第1レース、第2レースともに、予想通り、PPからスタートしたロウズと、2番手から決勝に挑んだバーンの一騎打ちとなりました。まさに、チャンピオンをかけた戦い。第1レースは、最終ラップに壮絶なバトルとなり、何度もポジションを入れ替えますが、ロウズがわずか0.094秒差で先着して優勝。これでロウズは4点差で総合首位に浮上しました。しかし、第2レースではバーンが反撃。第1レース同様、何度もポジションを入れ替えるし烈な戦いとなり、バーンが0.012秒差で先着し、再び1点差で総合首位に立つという、手に汗握るレースとなりました。

今大会、バーンはフリー走行で激しく転倒し、体調が十分ではなかっただけに、これまで3度のタイトルを獲得しているバーンの走りにロウズも感動。最終戦では偉大なチャンピオンを逆転する意気込みです。

11戦23レースを終えて、その差は1点。ロウズは8勝を含む19回の表彰台に立って604点。ライバルで総合首位のバーンは、ロウズと同じ19回の表彰台登壇で、10勝を挙げて605点。最終戦ブランズハッチは3レースが行われ、チャンピオン争いをする両選手にとっては長く厳しいレースウイークとなりますが、ファンにとっては、最高に盛り上がる戦いとなりそうです。Hondaにとっては、2010年の清成龍一以来のタイトル獲得の期待が膨らんでいます。

今大会、「ザ・ショーダウン」に進出している総合3位のジェームズ・エリソン(ヤマハ)は、5位/4位。総合4位のジョシュ・ブルックス(スズキ)はリタイア/5位に終わり、チャンピオン争いからは大きく後退。総合5位の清成龍一(Samsung Honda)はケガのために欠場し、チャンピオン争いは、ロウズとバーンの2人に絞られました。

清成の代役として出場したフレディ・フォレイ(Sumsung Honda)は、ドイツのスーパーバイク選手権に出場している選手で、今大会は、ピレリタイヤもシルバーストーンも初めての経験となりました。そのため予選は19番手でしたが、決勝では着実にサーキットを攻略し、第1レースで11位、第2レースは15位でフィニッシュしました。

コメント
◆アレックス・ロウズ(優勝/2位)
「すばらしいバトルでした。2レースともにすごい戦いで、とても楽しいレースでした。今日は、シェーンの体調がよくありませんでした。もし、彼の体調がよければ、もっと難しい戦いになっていたと思います。どうして彼がチャンピオンになってきたかということを証明するレースでした。マシンはよかったです。気持ちよく乗ることができました。レース中は、シェーンを引き離せないかと、ずっと考えていました。しかし、彼はずっとそこにいました。2位になるためにレースをしていたわけではありませんし、第2レースの彼には脱帽です。第2レースは勝てませんでしたが、このようなレースで2位でフィニッシュできたことはうれしく思います。次はブランズハッチです。僕たちの差はわずか1ポイントです。プレッシャーは彼の方があると思います。彼のホームサーキットですからね。皆が期待しています。でも、僕もタイトルを獲得するために、チームとHondaのためにも、チャンピオン獲得に全力を尽くします」

◆フレディ・フォレイ(11位/15位)
「Sumsung Hondaで走ることができたことをとても誇りに思います。チームはとても強くて、とてもフレンドリーでした。今週末は僕にとって少しハードでしたが、チームが一生懸命に僕を支えてくれました。彼らに感謝したいです。第2レースではもっといい結果が出せると思いましたが、うまくいきませんでした。レースはいつだって簡単ではありません。キヨ(清成)が早くよくなることを願っています」

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