自動運転車の未来は?

日産、トヨタに続き、ホンダも「自動運転車」の開発を進めていることが先月伝えられました。これで国内大手3社が顔をそろえたことになり、「自動運転車」の実現に向けた開発競争に拍車がかかりそうです。

ホンダの試作車はカメラやレーダーなどで周囲の状況を認識して安全な走行を支援する仕組みで、GPSによる位置情報技術も応用していると聞きます。ちなみに日産では2020年の実用化を目指しているようです。

最近ではすでに追突や対向車との衝突を防ぐ「自動ブレーキ機能」が導入され始めていますが、「自動運転車」が実用化されれば人為ミスによる事故を大幅に減らせる可能性があります。「究極の安全技術」ともいわれ、国内外の自動車メーカーだけでなくグーグルなどIT系の異業種からも続々参入していますが、問題は技術面よりもむしろ法律面にあるようです。

もし事故が起きた場合、その責任の所在をどうするか?これを明確にしないまま見切り発進はできません。現在は「運転者主権」という考え方に基づき、事故が起きた場合の責任は原則として運転者にありますが、では自動運転中の事故はいったい誰の責任になるのでしょう。自動車メーカーが責任を負う形ではどのメーカーも及び腰になるはずです。保険会社などが運営責任を代行する案も出ているようですが、いまひとつピンときません。そう考えると、SF映画のような完全自動化への道のりはまだ遠いようですね。

翻ってバイクも自動運転になるのでしょうか。2輪の場合、まず自立できるかが問題ですが、ジャイロモーターを使って直立静止する技術も開発されているので、あながち不可能ではないようです。それが楽しいかというと甚だ疑問ではありますが、バイクの未来形に想いを馳せるのもまた一興ではないでしょうか。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

この著者の最新の記事

関連記事

編集部おすすめ

  1. 鈴鹿8耐4連覇、EWCの連覇を目指す ヤマハ発動機は、7月26-29日に鈴鹿サーキットで行…
  2. 新モデル「FTR1200」の生産開始を発表 インディアンモーターサイクルは、フラット・トラ…
  3. ▲昨年のJSB1000クラス レースシーン 「Enjoy Honda 2018ツインリンクもて…
  4. 卒業生の野左根・上和田に続き、チームノリックの底力を見せつける ■大会名:2018全日本ス…
ページ上部へ戻る