[HONDA]SBK Rd.13 決勝 不安定な天候の中でファブリッツオが5番手。ハスラムは転倒で15番グリッドから決勝に挑む

スーパーバイク世界選手権(WSB)第13戦フランス大会が、10月4日(金)から6日(日)までの3日間、フランス中部に位置するマニクールで開催されます。マニクールは、パリから約250km南にあり、2003年に初めてスーパーバイク世界選手権が開催されました。以来、フランス大会は、シーズン終盤戦の一戦として定着、今年で11年目を迎えます。

マニクールは、一周4.411km。高速コーナーとロングストレートを、ヘアピンとシケインでつなぐ独特なレイアウトになっています。スーパーバイク世界選手権は、前戦アメリカ大会から2週連続の開催となる13戦目。また、スーパースポーツ世界選手権(WSS)は、第11戦トルコ大会から3週間のインターバルを経て、今季12戦目の開催となります。

例年、この時期のマニクールは、天候に恵まれることが多く、シーズン終盤戦の一戦にふさわしい、レベルの高い戦いが繰り広げられます。ですが、今年は金曜日、土曜日ともに、雨の多い不安定な天候となり、ほとんどのセッションがウエットコンディションの中で行われました。

スーパーバイク世界選手権は、フリー走行はすべてウエット。金曜日午後の予選と、土曜日午後のスーパーポールが、辛うじて、ライン上が徐々に乾いていくコンディションとなりました。

こうして、2日間を通じて、路面コンディションが目まぐるしく変わり、スタッフはタイヤの交換とセットアップの変更に追われました。ライダーもまた、高い集中力を求められる2日間となりましたが、ミシェル・ファブリツィオ(Pata Honda)が5番手と、まずまずのグリッドを獲得しました。

第10戦ドイツ大会で負傷したジョナサン・レイの代役として、3戦目を迎えるファブリツィオは、ウエットからドライへと路面が変化した初日の予選で9番手。ウエットコンディションとなった2日目の予選では7番手と、ドライでもウエットでもまずまずの走りを見せました。そして上位15台で行われたスーパーポールは、ウエットコンディションのため、ウエットスーパーポールが採用され、1回目のセッションで8番手。ウエットからライン上が徐々に乾き始めた2回目のセッションでは、5番手へと浮上、代役出場の3戦でのベストグリッドを獲得しました。

フランス大会で、これまで2度の表彰台の経験があるレオン・ハスラム(Pata Honda)は、路面コンディションが変化した初日の予選では12番手。ウエットコンディションとなった2日目の予選では6番手へとポジションを上げたことで、スーパーポールでの巻き返しが期待されました。しかし、1回目のスーパーポールで、セッション開始早々に転倒を喫し、15番グリッドから決勝に挑むことになりました。

スーパースポーツは、金曜日の1回目、土曜日の2回目の予選ともに、ウエットからドライへと路面が変化するコンディションの中で行われ、ロバート・タンブリーニ(Team Lorini)が4番手、ダニー・ウェッブ(PTR Honda)が6番手、ロレンツォ・ザネッティ(Pata Honda)が7番手、マイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda)が8番手と、トップ10に4台のHonda CBR600RR勢が名前を連ねました。難しいコンディションの中で行われた2回目の予選は、セッション終了直前に転倒車が出て赤旗中断となりました。そのため、最後のアタックを中断した選手も多く、やや不完全燃焼の予選となりましたが、着実な走りで上位につけたCBR600RR勢の、決勝での巻き返しに期待されます。

コメント
◆ミシェル・ファブリツィオ(スーパーバイク 5番手)
「1回目のスーパーポールは、どのくらいプッシュすればいいのか分からない、難しいコンディションでした。感触はあまりよくなかったのですが、次のステージに進むため、自分のポジションを上げるためにプッシュしなければなりませんでした。最終的に2列目を獲得できたので、とてもうれしいです。前戦の結果はすばらしいものではありませんでしたが、決勝に向けて行ったセットアップが、すごくよく、今大会にも生かすことができました。明日がドライになれば、フロントローの(ダビデ)ジュリアーノ(アプリリア)や、2列目の(ユージェーヌ)ラバティ(アプリリア)についていけると思います。いいレースにしたいです」

◆レオン・ハスラム(スーパーバイク 15番手)
「みんながレインタイヤで走っているときに、インターミディエイトのタイヤで走ったのですが、ウエットパッチで転倒してしまいました。同じタイヤで、再度コースに出たのですが、1周目でまたも大きなミスをしてしまい、タイムを出せませんでした。ドライコンディションで走れる時間がほとんどなく、そのためマシンのセットアップがよくなっているのかどうかが、分かりません。マニクールは好きなサーキットです。シーズンも残り2戦となったので、結果を残さなければなりません。明日の決勝レースは、ウエットになるかドライになるかは分かりません。ただ、どんなコンディションになっても、しっかり走りたいと思います」

◆ダニー・ウェッブ(スーパースポーツ 6番手)
「マシンのフィーリングはよく、特にフロントのセッティングがうまくいきました。6番グリッドを獲得できて少し驚いています。今回、スーパーバイクチャンピオンであるジェームス・トーズランドが、いろいろとサポートしてくれました。一日を通じて、難しいコンディションでしたが、マシンはとても快適でした。明日の決勝は、トップのライダーたちについていけると思います。そして、いい結果を出したいです。今は落ち着いて、プレッシャーを感じないようにしたいです」

◆ロレンツォ・ザネッテイ(スーパースポーツ 7番手)
「初日の予選が3番手でしたので、7番手へとポジションを落としたことは、少し悔しいです。路面が乾き始めた終盤、最後にコースに出たときはクリアラップが取れず、それでミスをしてしまい、ラップタイムを更新できませんでした。タイヤの感触が金曜日と少し違いました。金曜日のコンディションの方がよかったと思います。もし明日晴れれば、気温も上がると思います。そうなれば、表彰台争いのチャンスはあると思います」

◆マイケル・ファン・デル・マーク(スーパースポーツ 8番手)
「最初はセットアップが決まらず苦労しましたが、その後、いい感触になってタイムを上げられると思っていたので、8番手に終わり少し残念です。途中までのタイムはよかったのですが、その後、赤旗が出て、セッションが終わってしまったことも、ついていませんでした。8番手は期待していたポジションではありません。少なくとも2列目は獲得できたと思います。マニクールは、昨年、スーパーストックでチャンピオンを決めたところなので、今年もいいレースにしたいです。明日が楽しみです」

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