[HONDA]MotoGP Rd.14 1日目フリー走行

第14戦アラゴンGPの初日は、午後になって雲が見られたものの、最高気温が30℃を記録する暑い一日となり、そんな中で、Honda勢は好調な走りを見せました。トップタイムをマークしたのはマルク・マルケス(Repsol Honda Team)で、午前中は僅差の2番手でしたが、午後の走行で、タイムを0.774秒短縮してトップに浮上しました。

モーターランド・アラゴンは、6月に合同テストが行われたサーキットで、マルケスにとっては、第3戦スペインGP以来、11戦ぶりにMotoGPマシンで走行経験のあるグランプリとなりました。そのため、アラゴンGPの開幕を楽しみにしていましたが、初日の走行は、6月のテストのようなフィーリングにはならず、思ったようにタイムを更新できませんでした。しかし、ただ一人、1分48秒台の好タイムをマークし、今季7度目のポールポジションと今季6勝目に向けて、まずまずのスタートを切りました。

ステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は2番手に入り、好調なスタートを切りました。ブラドルもまた、マルケスと同じく6月のアラゴンでのテストで、好データを残しています。初日はそのデータを基に、前戦サンマリノGP後のテストで好結果を残したセットアップにトライ。フリープラクティス1は6番手でしたが、フリープラクティス2では1.416秒タイムを短縮し、2番手までポジションを上げました。サマーブレイク明けのシーズン後半戦は、コーナーでのグリップ不足という問題を抱えていましたが、久しぶりに限界まで攻める走りができたことで、明るい表情でした。

昨年の大会の勝者であり、アラゴンGP2連覇を狙うダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、マルケス、ブラドルに続く3番手で、初日を終えました。前戦サンマリノGPでは、タイヤのパフォーマンスをうまく引き出せずに苦戦しましたが、今大会は初日からいいフィーリングで、まずまずのスタートとなりました。

アルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)にとっても、充実の一日となりました。午前中の走行では4番手。午後の走行でも順調にタイムを更新しましたが、セッション終盤に転倒を喫し、タイム短縮のチャンスを逃しました。バウティスタは、前戦サンマリノGP後のテストで、ニュースペックのサスペンションとブレーキにトライして好結果を残しました。今大会では、そのニューパーツを投入して、手応えのある一日となりました。チームメートで、CRTマシンで出場のブライアン・スターリングは22番手でした。

こうして、RC213Vに乗るHonda勢は、トップ5に4人が名前を連ね、第9戦アメリカGP以来となる、Honda勢のフロントロー独占に期待が膨らみました。

Moto2クラスは、後半戦に入って4戦連続で表彰台に立ってきた中上貴晶(Italtrans Racing Team)が、トップタイムをマーク。念願の初優勝に向けて、好調なスタートを切りました。中上は、午前中の走行で6番手。午後は新しいセットアップにトライしてトップに浮上しました。

以下、トップから1秒以内に12台という、相変わらずの接戦となり、エステべ・ラバト(Tuenti HP 40)、ニコラス・テロール(Aspar Team Moto2)と、ホームグランプリに気合満点のスペイン勢が続き、総合首位のスコット・レディング(Marc VDS Racing Team)が8番手、アラゴンGP2連覇を狙う総合2位のポル・エスパルガロ(Tuenti HP 40)は10番手で初日を終えました。2日目の予選は、さらに厳しい戦いが予想されます。グランプリ2戦目となるIDEMITSU HONDA TEAM ASIAのアズラン・シャー・カマルザマン(IDEMITSU Honda Team Asia)は29番手でした。

Moto3クラスは、昨年の大会で予選4番手につけたロマノ・フェナティ(San Carlo Team Italia)が8番手、アレクシ・マスボー(Ongetta-Rivacold)が10番手、ワイルドカードで出場のブライアン・スホーテン(Dutch Racing Team)が12番手、ニッコロ・アントネッリ(GO & FUN Gresini Moto3)が14番手で初日を終えました。それぞれ2日目のタイム短縮とポジションアップに期待されます。また、渡辺陽向(TASCA RACING)は31番手でした。

コメント
◆マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「カタルニアGPのあとに行ったテストに比べて、今日の感触はあまりよくありませんでした。グリップのよくない一日で、それはほかのみんなも同じだったと思います。それを除けば、全体的には、かなりいいフィーリングでした。今日はさまざまなことに取り組みました。まだまだセットアップを改善できると思いますし、明日はそれが目標になります。明日は、グリップレベルが上がるかどうかを確認しながら、引き続きセットアップを進めていきます」

◆ステファン・ブラドル(MotoGP 2番手)
「今日はいいポジションを獲得できましたし、いい一日になりました。トップグループの中でタイムは接近していますし、今日のマシンには、とても満足しています。6月のアラゴンでのテストと、前戦サンマリノGP後のミサノで試したセットアップなど、いろいろなコンビネーションに取り組んでいます。今日は、フロントもリアも、とてもいいフィードバックがありました。限界までプッシュできましたし、今日のペースには満足しています。明日がどうなるかとても楽しみです」

◆ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「今日は快適でしたし、いいラップを刻むことができて、とてもうれしいです。感触がとてもよくなりました。今日は、ハードのリアタイヤでロングランができませんでしたので、明日はそれに取り組みます。とりあえず明日は、どのコンパウンドでいくかを決めなければなりません。そして、決勝レースに向けてさらにセットアップを進めようと思っています」

◆アルバロ・バウティスタ(MotoGP 5番手)
「今日はとてもいい一日でした。このサーキットは、昨年の大会でも、今年の6月のテストでも苦戦していますが、今日は両セッションともに、いいペースで走ることができました。前戦サンマリノGPのあとに、ミサノでのテストで試した、アップデートされたサスペンションとブレーキがとてもよく、快調に走ることができました。もっといいタイムを出せたと思うのですが、残念ながら転倒してしまいました。今日の仕事には満足しています。今週末はいい結果を出せるのではないかと思います」

◆ブライアン・スターリング(MotoGP 22番手)
「スーパーバイク世界選手権で経験したときとは、使うコースが一部違うので、その部分をどう走るかを、学ばなければなりませんでした。全体的には、今日はマシンの感触はよく、満足しています。ここではいいレースができると思います」

◆中上貴晶(Moto2 1番手)
「午前中のフリー走行は、ベースのセッティングで走り始めました。しかし、あまりフィーリングがよくないので、チームのアイデアで、セットアップを大きく変えました。結果的にトップタイムをマークすることができましたが、フィーリングはよくなかったので、あまり喜べません。しかし、フィーリングはよくない中でトップタイムを出せたことで、予選と決勝が楽しみになりました。今日は昨年の自分のベストを0.7秒短縮しました。明日は、このサーキットのレコードタイム、1分53秒296を目標にしたいと思っています」

◆エステベ・ラバト(Moto2 2番手)
「今日は暑くて難しいコンディションでした。午前中はチャタリングに苦しみましたが、午後には改善できました。日曜日の決勝に向けて、とにかく、いろんなことを試しましたし、楽しんで走ることができました。最終コーナーはとても難しいですが、走っていて楽しいコーナーです。明日はもっとアクセルを開けられるように、チャレンジします。ポルは、セッションをこなすごとに確実に強くなってくると思います。明日は、自分自身のことに集中して前進したいです」

◆ニコラス・テロール(Moto2 3番手)
「今日は私の25歳の誕生日でした。その誕生日で、まずまずの走りができて、とても満足しています。フリープラクティス1ではトップタイム、フリープラクティス2では3番手を獲得できました。ペースはとても安定しています。重要なことは、高速コーナーからのブレーキングで、今日はしっかりとブレーキをかけることができました。今回はたくさんの友人が応援に来てくれているので、とてもうれしいです」

◆ニッコロ・アントネッリ(Moto3 14番手)
「今日は順調にセットアップが進み、初日としてはとても満足しています。今日は、アタックしているときに転倒車が出て、ペースを落としました。あれがなければもっとタイムもポジションもよかったと思います。明日はこの調子をキープして、しっかり結果につなげていければと思います」

◆渡辺陽向(Moto3 31番手)
「アラゴンはスペイン選手権時代に走っていますので、走り始めから攻めていくことができました。しかし、サスペンションのセッティングが全体的に柔らかいことで、マシンが動きすぎて、タイムをロスしていました。今日は、走っているフィーリングとポジションが大きくずれていたので、明日は、タイムもポジションもしっかり上げていければと思っています」

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