[HONDA]BSB Rd.10 決勝 ロウズ、Wウイン達成も、第2レースは接触行為で失格の裁定 清成龍一が第2レースで3位に繰り上がる

英国スーパーバイク選手権(BSB)第10戦が、9月20日(金)から22日(日)までの3日間、オランダのアッセンで開催されました。BSBが海外の舞台で開催されるのは、これで2年目。昨年同様にアッセンは、チャンピオン決定戦「ザ・ショーダウン」の最初の戦いの場となりました。

世界のサーキットの中でも、最も長い伝統と歴史を誇るアッセンは、天候が変わりやすいことでも知られ、目まぐるしく変わる天候を称して“ダッチウェザー”と呼ばれています。雨が降ったかと思えば、からりと晴れ上がる。ころころ変わる天候をいかに攻略するか。その難しいコンディションの中で、いかにマシンをセットアップしていくかが大きなカギを握ることになります。今年は3日間を通じて、雲の多い天候となりましたが、フリー走行、予選、決勝とドライコンディションで行われました。

「ザ・ショーダウン」は、9戦を終えて総合6位までの選手に500点のボーナスポイントを与え、さらに、9戦までの表彰台ポイント(1位3点、2位2点、3位1点)を加えた点数で、残り3戦でチャンピオンを争うというシステムです。アレックス・ロウズ(Samsung Honda)は533点で総合2位、清成龍一(Samsung Honda)は504点で総合5位で「ザ・ショーダウン」に進出しました。ロウズにとっては、初のタイトル獲得をかけた戦い。清成にとっては、BSB史上最多の4度目のタイトル獲得に向けて全力を注ぐことになりました。

開幕を前にロウズは、「昨年の大会では、2レースともに表彰台に立てたし、アッセンから始まるザ・ショーダウンを楽しみにしています。戦う相手は、ザ・ショーダウンに進出した5人のライバルたち。この3戦は、最高の走りをしなければなりません」と気合満点。その気迫で、3回のフリー走行でトップタイムをマークしたロウズは、予選で今季6度目のポールポジションを獲得。決勝でも、両レースで力強い走りをみせて、トップでチェッカーを受けました。

第1レースは、ジェームズ・エリソン(ヤマハ)とシェーン・バーン(カワサキ)とトップグループを形成します。その中からエリソンがトラブルで脱落。後半は、総合首位で「ザ・ショーダウン」に進出したバーンとの一騎打ちとなります。終盤は激しくポジションを入れ替えますが、最終ラップの厳しい戦いを制したロウズが今季7勝目を挙げました。首位のバーンに1点差に迫りました。

続く第2レースも、先行するバーンをかわし、ロウズは真っ先にチェッカーを受けます。しかし、パッシングの際にバーンに接触して転倒させたことから、審査委員会はロウズを失格としました。バーンも転倒リタイアでノーポイントに終わったことから、1点差のまま両者は、次戦を迎えることになります。

総合5位で「ザ・ショーダウン」に進出した清成は、逆転チャンピオンに向けて全力で挑みました。しかし、シーズンを通じて苦悩しているコーナーでのスピード不足は今大会も変わらず、予選7番手と思うような走りができませんでした。そのため、第1レースに向けてセッティングを変更しますが、序盤からペースが上がらず、14位と苦戦しました。しかし、第2レースはオープニングラップ8番手から徐々にポジションを上げ、さらに、上位陣で接触転倒があったことで、4位でフィニッシュしました。その後、トップでチェッカーを受けたロウズが失格となったため、清成が3位に繰り上がりました。

逆転チャンピオンに向けて、「ザ・ショーダウン」で全勝を狙った清成にとっては厳しい結果となったアッセンですが、残り2戦5レースで連続表彰台と優勝を狙います。

第10戦を終えて、総合首位はバーンで559点、ロウズが558点で2位。以下、エリソンが538点、ジョシュ・ブルックス(スズキ)が535点、清成は522点で総合5位となり、10月6日(日)に決勝が開催される第11戦シルバーストーンを迎えます。

コメント
◆アレックス・ロウズ(優勝/失格)
「第1レースは、シェーン(バーン)と最終ラップまで厳しいバトルになりましたが、最後まであきらめませんでした。そして、最後に彼の前に出てフィニッシュすることができました。とても幸運なレースでした。今日はいいスタートが切れたし、トップグループの中でいいペースをキープできました。ジェームス(エリソン)が途中までリードしましたが、彼がリタイアした後はシェーンとのバトルになりました。タイトル獲得にチャレンジするためにも、負けられないレースだったし、最後まで全力を尽くしました」

※第2レースの失格について
「あの瞬間をふり返れば、抜こうとした考えも行動も悪くはなかったと思います。しかし、約210km/hのスピードで接触したことで、シェーンを転倒させてしまいました。シェーンは尊敬するライダーであり、友人であり、彼を転倒させるつもりは全くありませんでした。ザ・ショーダウンは、進出したすべてのライダーにチャンピオンの可能性があり、どうしても接近戦になってしまいます。あのとき、自分はシェーンを抜くためには、いい位置にいたと思います。テレビで見ていた人の印象とは異なると思いますが、自分としては十分なスペースがありました。しかし、シェーンが突然ラインを変えたことで接触し、彼を転ばせてしまいました」

◆清成龍一(14位/3位)
「ザ・ショーダウンは3戦で決着するので、今までの中で最もよかったベースのセッティングで戦うことにしました。今回は、コースコンディションに合わせて多少、セットアップを変えましたが、コーナーでのエッジのグリップが足りず、結果的にコーナリングスピードが乗らずに苦戦しました。第1レースと第2レースは、それほど大きくセットは変えていません。ベストタイムもそれほど変わっていないのですが、アベレージで第2レースの方がかなりよかったと思います。途中、セーフティカーが入ったことは仕方ありませんが、あれで、せっかくのアドバンテージがなくなりました。逆転チャンピオンに向けて厳しい状況になりましたが、最後まであきらめず、全力で挑みたいと思います」

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