[HONDA]SBK Rd.11 ハスラム、代役出場のファブリツィオともに両レースでポイントを獲得

イスタンブール・パークで初開催となった第11戦トルコ大会決勝は、終日、青空が広がる絶好のコンディションとなり、予選9番手から決勝に挑んだレオン・ハスラム(Pata Honda)が、第1レースで9位、第2レースで8位と、両レースでポイントを獲得しました。

第1レースは、タイヤのグリップに苦しみ、コースアウトを喫するなど厳しい走りを強いられ、10番手へとポジションを落としました。そのため、ピットインのサインが出ますが、そのまま、粘り強い走りを見せました。終盤はチームメートのミシェル・ファブリツィオらと3選手で9位争いを繰り広げますが、ハスラムが抑えきって9位でフィニッシュしました。

第1レースのデータを分析、大幅にセットを変えて挑んだ第2レースでは、ラップタイムが大幅に向上して8位でフィニッシュしました。順位的には第1レースの9位とそれほど変わりませんが、ジュール・クルゼール(スズキ)とし烈な7位争いを繰り広げました。第1レースではトップとの差が40秒ありましたが、第2レースでは、その差を17秒へと大きく短縮しました。

前戦ドイツ大会で左足大たい骨を骨折して欠場しているジョナサン・レイ(Pata Honda)に代わり、急きょ、代役として出場することになったファブリツィオは、初めて乗るCBR1000RRを着実に乗りこなし、予選12番手から両レースとも10位でフィニッシュしました。第1レースは、チームメートのハスラムとし烈なバトルを繰り広げ、第2レースでは、単独の10位でフィニッシュしました。練習走行もないまま、CBR1000RRで急きょ出場することになったファブリツィオですが、初めてのマシンを理解するために、2レースともにしっかりと完走しました。実力ある選手だけに、次戦アメリカ大会では、ハスラムとともに上位を狙う意気込みです。

34台が出場、厳しい戦いが続くスーパースポーツ世界選手権(WSS)は、マイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda World Supersport)が3位、チームメートのロレンツォ・ザネッティが4位でフィニッシュしました。

ファン・デル・マークは、開幕戦オーストラリア大会で3位、第2戦スペイン大会で2位になりました。その後、ケガの影響もあってなかなか表彰台に立てないレースが続いていましたが、今大会は優勝したケナン・ソフォーグル(カワサキ)と2位のサム・ロース(ヤマハ)とともにトップグループを形成。次第にトップの2人には後れを取りますが、久しぶりの表彰台に満面の笑みを浮かべました。

チームメートのザネッテイは、スタートに失敗、オープニングラップ10番手へとポジションを落としますが、すばらしい追い上げを見せて4位でフィニッシュしました。スタートの失敗がなければトップグループと戦えるペースだっただけに、悔しいレースとなりました。

以下、ロバート・タンブリーニ(Team Lorini)が予選10番手から今季ベストの6位でフィニッシュ。13番手から決勝に挑んだジャック・ケネディ(Rivamoto)が9位でフィニッシュしました。

◆レオン・ハスラム(スーパーバイク 9位/8位)
「第1レースは、タイヤのフィーリングがよくありませんでした。そのため、できることは何もありませんでした。チームは何度か僕をピットに戻そうとしました。確かに、ピットに戻ってタイヤを替えて、もっと速いタイムを出すべきだったかもしれないと、あとになって思いました。しかし、ライダーの本能で走り続けてしまい、ファブリツィオとのバトルになり、先着しました。第2レースも、思ったようなグリップがありませんでしたが、ラップタイムには満足しています。グリップが足りなかったのは、セットアップを変えたからです。しかし、第1レースからデータを得ることができなかったので、第2レースの変更は、あまりうまく機能しませんでした。それでも安定していました。最後のペースはトップ5と同じでした。序盤でペースを上げられなかったのが残念でした」

◆ミシェル・ファブリツィオ(スーパーバイク 10位/10位)
「楽な週末ではありませんでした。しかし、マシンのことを理解するためにも、どのように機能するのかを知るためにも、両レースで完走できたことはとても重要なことでした。僕にとってはポジティブなリザルトでした。初めてこのマシンで走ることができて、とても楽しかったです。このチームと一緒に働くことができたことも、すばらしい経験になりました。思ったほどではなかったかもしれませんが、着実に前進できたと思います。次戦のラグナセカで、また走れることを楽しみにしています。そこではもっとトップとの差を縮められることを期待しています」

◆マイケル・ファン・デル・マーク(スーパースポーツ 3位)
「とてもいいスタートを切ることができました。そして、最初の数周はとてもいい走りができました。もっと速く走りたかったのですが、グリップレベルが午前中と違って、完全には攻められませんでした。サム(ロース)とケナン(ソフォーグル)についていこうとしましたが、限界で走らなければならず、そのため、自分のリズムを見つけようとしました。ギャップを少しずつ縮めてくる後ろのグループには常に注意していました。プッシュしてギャップをキープしなければなりませんでした。ここ数レースは、表彰台に上がれるスピードがありました。やっと、表彰台に上がることができました。とてもうれしいです。これまでと違うライディングスタイルで走ることはとても難しいことでした。しかし、そのおかげで昨日はグリッドポジションを上げることができました。レースではアドレナリンが出すぎて、集中するのが大変でした」

◆ロレンツォ・ザネッティ(スーパースポーツ 4位)
「愚かなミスをしてしまい、イライラが募りました。ウオームアップのあとにエンジンとクラッチを換えました。それで大きな違いが出て、スタートで大きくポジションを落としてしまいました。タイヤの選択はよかったし、とてもいいリズムでした。でも、ほかのライダーをオーバーテイクするのにかなり時間をロスしてしまいました。僕のペースとリズムでは3位争いができたと思います。少なくともレース序盤では、ケナンやサムと戦えたかもしれません。4位は悪くはありません。表彰台に上がったマイキー(ファン・デル・マーク)におめでとうと言いたいです。シーズンが終わる前にもう一度、表彰台に上がりたいと思っています」

◆ロバート・タンブリーニ(スーパースポーツ 6位)
「それほど悪い日ではありませんでした。スタートで遅れましたが、レース内容はよかったです。前のライダーに追いつくために最後は一生懸命プッシュしました。リアタイヤが少しスライドしていましたが、最後までいい仕事をすることができました。次回も前進できるようにがんばります」

◆ジャック・ケネディ(スーパースポーツ 9位)
「難しいレースでした。集団の前で思ったように逃げきることができませんでした。序盤は何人かのライダーに抑えられてしまいました。そしてパスがなかなかできませんでした。ようやくパスして、(デヴィッド)サロン(カワサキ)と(ロベルト)ロルフォ(MVアグスタ)がパスしてくるまではギャップを維持しました。ロルフォがもっと前に行くだろうと分かっていたので、彼らについていこうとがんばりました。その後、グリップが下がり、その分だけブレーキングをがんばらなければなりませんでした。何度も転倒しそうになりましたが、トップ10フィニッシュすることができてとてもうれしいです」

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