[HONDA]MotoGP Rd.13 マルケスは2位、ペドロサが3位。Repsol Honda Teamの両選手がそろって、4戦連続表彰台に立つ

第13戦サンマリノGP決勝は、今季6度目のポールポジション(PP)から決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が2位となりました。4番手スタートのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は3位でフィニッシュ。後半戦のスタートとなったインディアナポリスGPから4戦連続で、Repsol Honda Teamの2人がそろって表彰台に立ちました。

金曜日、土曜日と好天に恵まれたサンマリノGPですが、決勝日は雲の多い一日となりました。天気予報では雨も心配されましたが、終日、ドライコンディションの中で3クラスの決勝レースが行われ、5万人を超えるファンも大喜びの一日となりました。

MotoGPクラスは、2番手からホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)が好スタートを切り、ペドロサとマルケスが追うという展開となりました。レースウイークを通じて、リアタイヤのグリップに苦しんだペドロサと、フルタンク時にペースの上がらなかったマルケスは、ロレンソを追撃するも、ともにトップを奪うことはできませんでした。

しかし、ペドロサとマルケスのし烈な2位争いは、サーキットに集まったファンを興奮させます。燃料が軽くなってペースの上がってきたマルケスは、序盤にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に抜かれ、4番手へとポジションを落としていましたが、13周目にロッシをかわし、3番手に浮上。その後もファステストラップを刻んでペドロサに追いつきます。その後、ペドロサと何度もポジションを入れ替える激しいバトルとなりましたが、終盤はマルケスがペースを上げて2位でフィニッシュ、ペドロサが3位という結果となりました。

Repsol Honda Teamの2人がそろって表彰台に立つのは、インディアナポリスGP、チェコGP、イギリスGPに続いて4戦連続、今季8度目になります。その結果、マルケスが総合首位をキープ。ペドロサは、ロレンソと同ポイントの3位となり、残り5戦、個人、コンストラクター、チームタイトルの3冠獲得にRepsol Honda Teamは全力を尽くすことになります。

この数戦、フロントのフィーリングに苦しんできたステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)が、予選、決勝と、着実にセットアップを進め、5位でフィニッシュしました。今大会は、カル・クラッチロー(ヤマハ)とし烈なバトルを繰り広げました。最終ラップは、いくつかのコーナーでポジションを入れ替える激しい戦いとなりましたが、クラッチローに先着し、後半戦に入って初めて、手応えのあるレースとなりました。

アルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)は、中盤までブラドルとクラッチローを射程圏に捕らえていましたが、後半はじりじりと引き離されて単独の7位でフィニッシュしました。サンマリノGPで2年連続の表彰台を狙ったバウティスタですが、表彰台争いから遅れての7位に厳しい表情でした。チームメートでCRTマシンで出場のブライアン・スターリングは、終盤、転倒を喫し、リタイアとなりました。

Moto2クラスは、今季4度目のPPを獲得したポル・エスパルガロ(Tuenti HP 40)、予選2番手のエステべ・ラバト(Tuenti HP 40)、3番手の中上貴晶(Italtrans Racing Team)の3人による厳しい戦いとなりました。序盤の3周はエスパルガロ、4周目から24周目まで中上がトップを走りますが、ラスト2周でエスパルガロが逆転、26周のレースで真っ先にチェッカーを受け、今季4勝目を達成しました。中上は4戦連続で2位でフィニッシュ。総合6位から5位へとランキングを上げました。3位には、この2人を追ったラバトという結果でした。

以下、トーマス・ルティ(Interwetten Paddock Moto2 Racing)、ドミニク・エージャーター(Technomag carXpert)と続き、総合首位のスコット・レディング(Marc VDS Racing Team)が6位でフィニッシュ。レディングは総合首位をキープしたものの、今大会に優勝したエスパルガロとの差が38点から23点へと縮まりました。デビュー戦となるアズラン・シャー・カマルザマン(IDEMITSU Honda Team Asia)は24位でした。

Moto3クラスは、予選11番手から決勝に挑んだジャック・ミラー(Caretta Technology – RTG)が今季ベストの5位。今季ベストグリッドの5番手スタートとなったニッコロ・アントネッリ(GO & FUN Gresini Moto3)が8位、予選15番手のロマノ・フェナティ(San Carlo Team Italia)が10位でフィニッシュしました。渡辺陽向(TASCA RACING)は、25番手を走行中の21周目に転倒、再スタートしますが、1周遅れの28位でした。

◆マルク・マルケス(MotoGP 2位)
「今日もまた、チャンピオンシップポイントを20ポイント獲得しました。レースの内容を考えれば、十分なポイント獲得となりました。レース序盤は、注意深く走らなければならないことが分かっていました。でも、2つミスをしました。2つ目のミスでは、かなりタイムをロスしてしまいました。もしかしたら、経験が足りなかったのかもしれません。今年はルーキーシーズンなので、こうしてミスをすることもあります。また、燃料が満タンの状態では、あまり快適ではありませんでした。中盤以降はだいぶん感触もよくなりました。今大会はロレンソの方が5ポイント多く獲得しましたが、2位はすばらしい結果でした。ダニに対してさらに4点リードを広げられたのは、うれしいことでした。次戦のアラゴンに向けてモチベーションはかなり上がっています」

◆ダニ・ペドロサ(MotoGP 3位)
「今日のレースでは全力を尽くしました。なるべくうまく走ろうとベストを尽くしました。毎周全力だったし、すべてのコーナーで完ぺきに走ろうとしました。全体的に見れば、僕たちの週末ではなかったようです。毎日、リアタイヤにグリップの問題を抱えていました。今日のレースではそれがさらに顕著に現れました。そのため、これ以上の結果は望めませんでした」

◆ステファン・ブラドル(MotoGP 5位)
「今大会では、一番いい一日になりました。金曜日から土曜日にかけてマシンはよくなりましたが、今日はさらによくなりました。金曜日の転倒もあり、一生懸命がんばってきました。しかし、レース序盤はあまり自信を持って走ることができませんでした。ウォームアップでリアタイヤのパフォーマンスに不安があったからです。でも数周走ったら、いいペースで走ることができました。レースではずっとカル(クラッチロー)についていきました。彼の走りはとても参考になったし、彼よりどこで速いのか、ということを知ることができたので、最終ラップの7コーナーで仕掛けました。厳しい週末のあとに力強いレースができました。とてもうれしい一日となりました」

◆アルバロ・バウティスタ(MotoGP 7位)
「プラクティスと、今日の午前中のウォームアップではとてもいい走りができたので、もっと違う結果を期待していました。でも、決勝では、コーナーでマシンの向きを変えるのに苦労しました。セッティングは変えていないので、その理由が分かりません。ペースはプラクティスのときよりも遅く、これは普通ではないので、どうしてこうなったのかをきちんと理解しなければなりません。そして、こんなことが2度と起こらないようにしなければなりません。今日は4位か、それ以上の戦いをするポテンシャルがあったと思います。しかし、これがレースです。今日の結果を忘れて、次のレースに集中したいと思います。チームにとってはホームレースだったので、本当に残念でした」

◆ブライアン・スターリング(MotoGP リタイア)
「今日はマシンにいい感触がありました。レースにはとても満足していますが、突然、マシンがギブアップしてしまいました。チームのホームレースだったので、少なくとも完走したかったし、とても残念でした。でもこうしたことは起こるものです。気持ちを切り替えて次戦に挑みます。まずは、マシンをチェックして原因を突き止めなければなりません」

◆ポル・エスパルガロ(Moto2 優勝)
「タカ(中上)がすばらしいスタートを切ったので、厳しいレースになりました。最初の5周はペースを上げられず、もしかしたらタイヤのせいか、燃料が満タンのせいだったかもしれません。その間にタカはかなりプッシュして、2秒のギャップを築かれました。そのため必死にギャップを縮めなければなりませんでした。10周か12周したころ、燃料が少なくなってきて快適になりました。リアタイヤが少し消耗していたので楽ではありませんでしたが、優勝できると思いました」

◆中上貴晶(Moto2 2位)
「今日は絶対に優勝しようと全力を尽くしました。ポルを抜いてトップに立ってからも、ポルに抜かれてからも100%の走りでした。何度も限界を超えそうになって、転びそうになりました。とくに高速コーナーではギリギリでした。今回も2位でしたが、26ラップ全力で走れたし、悔いはありません。自分よりポルが速かったというレースでした。これで4戦連続2位になりましたが、ミサノは自分にとって特別なレースであり、今までの中で一番うれしい2位になりました」

◆エステベ・ラバト(Moto2 3位)
「いいスタートを切れたし、序盤は楽にポルについていくことができました。その後、5周か6周したころ、彼がプッシュし始めてからは、彼のリズムについていくのが大変でした。彼がどうして僕から離れていくことができたのかは分かりません。でも、その後、僕のマシンのフィーリングがよくなり、再びプッシュすることができました。今日はベストを尽くしました」

◆ジャック・ミラー(Moto3 5位)
「満足しています。楽しいレースでした。ここ数戦とは違う戦略で戦いました。とにかく待って待って待ちました。いつものようにレース中、ずっとプッシュして、転倒したくありませんでした。残り5周でプッシュしました。今日はいいグループでいいバトルができて、とてもよかったです。あまりにも激しいバトルで、レーシングスーツにいくつかタイヤの痕がつきましたが、それでも楽しかったです。マシンはとてもよかったです。ほかのライダーのスリップストリームにつくことができました。そしてブレーキングでポジションを上げることができました」

◆ニッコロ・アントネッリ(Moto3 8位)
「レースをとても楽しむことができました。何回オーバーテイクしたか覚えていません。いいパフォーマンスができました。きっと、ファンも楽しかったんじゃないかと思います。マシンに自信がありました。自分が成長したことを感じました。シーズン終盤に向けて、さらに全力を尽くして戦わなければなりません。今日はスタートからフィニッシュまで4位争いをしました。結局8位でフィニッシュしましたが、とても満足しています。チームがすばらしい仕事をしてくれたことに感謝しています」

◆ロマノ・フェナティ(Moto3 10位)
「とても満足しています。今日のマシンはとてもよく、レース中盤からリカバリーすることができました。そしてトップのライダーたちと同じタイムを出すことができました。ただ、最初の数周、ほかのグループに抑えられてしまったのは残念でした。スタートはいつもギャンブルになります。そんな走りをしないためにも、予選でもっとがんばらなければなりません」

◆渡辺陽向(Moto3 28位)
「スタートして1周目に、他車とぶつかりそうになって大幅にポジションを落としました。それから後ろのグループでバトルになり、終盤に転んでしまいました。オフィシャルにマシンを片付けられそうになったのですが、まだ走れそうだったので再スタートを切って完走することができました。今回も結果にはつなげられませんでしたが、決勝レースの走りは悪くありませんでした。次戦は今、感じているフィーリングのよさを結果につなげたいと思います」

関連記事

編集部おすすめ

  1. オートバイパーツの企画・製造、販売を行うヨシムラは、レーシングイメージのグラフィックで人気の…
  2. OGKカブトは、システムヘルメット「KAZAMI」にミリタリーテイストのニューグラフィック「…
  3. アニメーションを制作しているシルバーリンクは、女子高生達がレーシングサイドカーで全国大会を目…
  4. ▲予想CG HONDA CB1000R HORNET 予想発表時期:17年秋 「グローバル…
ページ上部へ戻る