[Kawasaki]ARRC Rd.4 藤原、激しい首位争いの末、2位表彰台獲得。シリーズランキング2位に浮上

第3戦から約2ヶ月、後半戦のスタートとなる第4戦は、アジア選手権初開催となる鈴鹿サーキットで開催された。

今大会は日本人ライダーが6名、インドネシアから1名のスポット参戦組を迎え、過去最多のエントリーとなった。一方、多くのライダーは初めての鈴鹿であり、世界屈指の難コースであるこのコースをいかに攻略するかという大きな課題を持って臨んだ。
さらに、使用するタイヤが今大会から変更されることも、ライダーたちを悩ませる要因のひとつになっていた。

■レポート
30日に行われた2回のフリー走行では、1回目に赤旗、2回目には突然の降雨があり、十分な走行時間を確保できなかったため、多くのライダーがこの難コースに頭を抱えていた。

翌31日は台風15号の影響が心配され、主催者はスケジュールの変更案を前日にアナウンスするなど、天候に振り回されたが、雨が降ることもなく予定通り3回目のフリー走行と予選が行われた。

この日本ラウンドで巻き返しを図りたい藤原は、新しいタイヤに合ったセッティングを探しながら予選に臨み、自身8年振りの走行で2.14.726をマークしフロントローの一角を確保した。

トップタイムは今シーズン好調を維持し、8耐にも参戦したカマルザマン(ホンダ)。2番手にワイルドカードで参戦の中富(ヤマハ)、藤原以降、岩田(ホンダ)、國川(ホンダ)、小林(ホンダ)と鈴鹿経験者が上位を占めた。インドネシア、マレーシアから参戦のカワサキ勢はコースへの慣熟、マシンセッティングが思うように進まず、ファドリが21番手、ユディスティラが23番手、F・バハルディンが24番手、ヌールが28番手と厳しいグリッドとなった。

迎えた決勝。夜半に降った雨の影響で、朝のウォームアップはウェットパッチが残る中で行われた。時折陽が差し始めたため、コースが乾いていくかと思われたが、UB115クラスが行われる直前に雨が降り、SS600クラスのレース1がスタートする時点ではかなりウェットパッチが残っており、空模様もいつ降り出してもおかしくない状況になっていた。

ほとんどチームがグリッドにレインタイヤを用意していたが、まだ雨は落ちてこなかったので、全員がドライタイヤのままレース1はスタートした。

 ホールショットは中富、藤原は2番手で1コーナーをクリア、積極的にアタックを開始、デグナーまでにトップを奪取、カマルザマンも中富を交わして2番手に浮上する。ランキングトップのカマルザマンは、シケインの進入で藤原をパスしていく。2周目以降、カマルザマン、中富、藤原の3台はサイドバイサイドのバトルを繰り広げる。藤原は4周目のシケインでトップに立つと、レースをリードしようと試みるが、中富、カマルザマンも一歩も引かず、6周目にはカマルザマンがトップを奪取する。激しい首位争いが継続されながら迎えた9周目、1コーナー付近で突然雨が降り出し、立て続けに3台が転倒、赤旗が振られ、その前の周回での順位がそのままレースの順位として決定された結果、優勝が中富、2位にカマルザマン、3位に藤原となった。

ポイントは赤旗中断によってレースが終了したため、付与されたポイントは半分となった。

続くレース2はこの日の最終レース、16時20分にスタートした。藤原はレース1同様2番手で1コーナーを通過、1周目はカマルザマンを交わしてトップでコントロールラインを通過、以下小林、カマルザマン、伊藤(ヤマハ)、中富は出遅れて5番手。藤原は4周に渡ってトップをキープ、勝利への執念を見せるが、中富が遅れを取り戻し、5周目の130Rで藤原を交わしトップに浮上、レース1同様この二人にカマルザマンを加えた3台が激しいバトルを展開する。

中富は8周目に予選タイムを上回る2.13.811をマークし、逃げ切りを図るが、藤原はそれを上回る2.13.725というファステストラップを記録、さらに1コーナーで中富をパスして首位を奪取する。中富も簡単には引き下がらずデグナーで藤原の前に出てレースをリード、藤原は背後に迫ったカマルザマンとのバトルを強いられる。迎えた最終ラップ、一旦カマルザマンに2位のポジションを奪われたが、130Rでのブレーキング競争でカマルザマンに競り勝ち、2位でチェッカーを受けた。

この結果、藤原はまだ37.5の点差があるもののランキング2位に浮上、残る2戦に全てを賭ける。

関連記事

編集部おすすめ

  1. 【 Webikeニュース編集部 】 初代GSX-Rが発売されてから33年目、6代目のGSX…
  2. GP通算500勝を達成した「YZR-M1」のカラーリングを再現! ヤマハ発動機は、水冷・直…
  3. 二輪車用タイヤ、チューブの専門メーカーであるIRCは、新しいツーリングラジアルタイヤ「RMC…
  4. ホンダは、往年の名車である「NSR250R(MC18)」のカラーを再現した、受注期間限定のヘ…
ページ上部へ戻る