[HONDA]SBK Rd.10 決勝 ハスラムが両レースで完走し、ポイント獲得 レイは不運の転倒で負傷リタイア

第10戦ドイツ大会決勝は、2レースともにコース上にオイルが出る危険な状態となり、ともに赤旗中断となりました。20周の決勝レースは、第1レースが17周、第2レースが18周で終了となりました。

今季ベストグリッドの6番手から決勝に挑んだレオン・ハスラム(Pata Honda)は、第1レースではセットアップに課題を抱え、思うようにペースが上がりませんでしたが、ミッシェル・ファブリッツォ(アプリリア)と厳しい6番手争いを繰り広げているときに赤旗中断となり、7位でレースを終了。第2レースはセットアップも進み、ペースも上げられる状態になりましたが、7番手を走行していた8周目に痛恨の転倒を喫し、最下位にダウン。その後、再スタートを切りましたが、13番手まで追い上げたときに赤旗中断となり、13位が確定しました。両レースともに、マシンのセットアップが完全な状態ではなく、加えて2レースともに赤旗中断となる波乱の展開の中で、2レースともに完走してポイントを獲得しました。

一方、5番手から決勝に挑んだジョナサン・レイ(Pata Honda)は、第1レースで4番手を走行中、コース上にこぼれていたオイルに乗って激しく転倒。クラッシュパッドに激突し、左足大たい骨を骨折。このためレイはコブレンズの病院に運ばれ、第2レースをキャンセルすることになり、今大会はノーポイントに終わりました。

転倒したときのスピードは時速200kmを超える高速で、レイが転倒した直後にレオン・キャミア(スズキ)も同じ場所でオイルに乗って転倒したことで赤旗中断となりました。ケガをしたレイは、コブレンズの病院でこの日の夜に手術が行われる予定になっています。

この日のレイは、予選4番手のロリス・バズ(カワサキ)が朝のウォームアップで転倒して負傷、欠場することになったため、フロントローの4番手から決勝に挑みました。そして、トム・サイクス(カワサキ)、マルコ・メランドリ(BMW)、チャズ・デイビス(BMW)に続き4番手を走行中に不運の転倒となりました。シーズン中盤戦に入って調子を上げていたレイ。9月、10月はレースが続くだけに残念なケガとなりました。

併催のスーパースポーツ世界選手権(WSS)は、38台が出場して決勝レースが行われました。5番手から決勝に挑んだロレンツォ・ザネッティ(Pata Honda)は、第8戦ロシア大会で負傷した手と足のケガがまだ治らず、加えて今大会は風邪を引いて万全な体調にはほど遠い状態でしたが、表彰台にあと一歩の4位でフィニッシュしました。

12番手から決勝に挑んだマイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda)は、オープニングラップに16番手までポジションを落としましたが、それからぐいぐいと追い上げて5位でチェッカーを受けました。以下、ロバート・タンブリーニ(Team Lorini)が7位、ジャック ・ケネディ(Rivamoto)が8位と、4台のHonda CBR600RRがトップ10に名前を連ねました。

コメント
◆レオン・ハスラム(スーパーバイク 7位/13位)
「本当に災難な一日でした。週末を通してかなりよかったですし、前進することができましたが、第1レースでは電子制御に問題を抱えていて、それがリザルトを決定づけてしまいました。第2レースはセットアップを変更して調子がよくなったので、トップグループについていくことができました。しかし、少しプッシュをしすぎてしまい、フロントから転倒してしまいました。土曜日の午後に、とてもいい感触がありましたが、昨晩にエンジンを替えてから同じ感触は戻ってきませんでした。フラストレーションがたまりました。今週末は表彰台のペースが本当にあったので少し残念です。ケガをしたジョニーが早く回復することを願っています。トルコではもっといいレースができると思います」

◆ロレンツォ・ザネッティ(スーパースポーツ 4位)
「イギリス大会後のインターバルに手術をしたあとでしたので、ここに着いたときは100%ではありませんでした。そして土曜日には風邪を引いてしまい、体調がよくなかったので、スタート前には、クリニックで治療を受けていました。セットアップもあまりいい感触がなかったので、フロントのサスペンションをすべて変えていました。そのため、レースでどう機能するか分かりませんでしたが、チームの決断は正しかったと思いました。残り2周でミスをしてしまい、表彰台のチャンスを逃してしまいました。それでも、ポジティブなレースだったと思います。早く結果を出したいです」

◆マイケル・ファン・デル・マーク(スーパースポーツ 5位)
「16番手からここまで追い上げられましたので、とてもうれしいです。しかし表彰台のペースがあったことを思うと残念です。スタートはそれほどよくありませんでした。さらに、ほかのライダーが僕の前でミスをしたので、またいくつかポジションを落としてしまいました。ペースはよかったので、序盤にトップグループに加わらなければいけません。次のレースでは表彰台に立ちたいと思っています」

◆ジャック・ケネディ(スーパースポーツ 8位)
「スタートで失敗し、いい結果を出すことができませんでした。自信はありました。1コーナーで15番手だったのが、8位まで追い上げたので安定していたことは証明できました。トップグループと同じくらい、いいペースでした。たくさんのポジティブな面を次のレースに持っていきたいです」

◆ダニー・ウェッブ(スーパースポーツ 23位)
「初めてのスーパースポーツでしたが、いい経験でした。そして学ぶことができました。序盤と終盤で同じラップタイムでしたので、新品タイヤの使い方を学ばなければいけないと思いました。しかし、初めてのマシンなのに、とてもいい週末になりました。ウォームアップで転倒したあとに、マシンの修復を間に合わせてくれたチームに感謝したいです。このチームは最高です。トルコが楽しみです」

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