良くも悪くも視覚効果!

最近、視覚効果によって交通の流れをスムーズにしようという研究が進んでいるようです。東京湾アクアラインのトンネルを走っていると、壁面を青白い光が追い越していくのを見たことがある人も多いはず。これは「ペースメーカーライト」といって、上り坂で自然に減速してしまうことで起きる渋滞を緩和するために設置されているそうです。

ドライバーが光を追って加速することで、無意識に減速が防げるというわけ。実際に効果も上がっているようです。また、関越道の大泉ジャンクションの急カーブには「レーンマーク」という白い波線が描かれていて、カーブが近づくにつれその間隔が短くなるため、ドライバーは加速しているように感じて思わずブレーキを踏んでしまうもの。こちらは反対に平均速度が10キロ下がって事故は8分の1に減ったということです。

人間は情報の約9割を視覚から得ているといわれていますが、裏を返せばライダーやドライバーの心理はそれだけ視覚に影響されやすいということ。先の例は「錯覚」を良い方向に活用したわけですが、逆に悪い方向にいく可能性もあるでしょう。

たとえば、車格が小さいバイクは速度を過少評価されやすく、特に直線の広い道や夜間は速度が遅く感じられたりします。知っているつもりでも、つい忘れてしまうのが我々人間。
日もだいぶ短くなってきました。夏の疲れも出る頃なので、皆さん運転には十分気をつけてくださいね。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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