[HONDA]SBK Rd.10 予選 レイ&ハスラム、2列目から決勝に挑む

前戦イギリス大会から3週間のサマーブレイクを経て、第10戦ドイツ大会がニュルブルクリンク・サーキットで開幕。8月30日(金)と31日(土)の2日間、フリー走行と予選、そして、上位15台によるスーパーポールが行われました。

ニュルブルクリンクは、ケルンの南80kmの丘陵地帯にあります。コースは、アップダウンに富んだ一周5.137kmのテクニカルコース。選手にとっては、パッシングポイントの多いエキサイティングなレイアウトで、観客にとっても見応えのあるレースが繰り広げられます。

ニュルブルクリンクでスーパーバイク世界選手権(WSB)が初めて開催されたのは1998年で、99年までの2年間、会場となりました。その後、ドイツ大会は、ホッケンハイム、オーシャスレーベン、ラウシッツリンクと舞台を移しましたが、08年からは、再び、ニュルブルクリンクで開催されることになりました。

09年にスーパーバイク世界選手権にフル参戦を果たしたジョナサン・レイ(Pata Honda)は、ニュルブルクリンクですばらしい成績を残してきました。09年は4位と優勝。2010年は優勝と2位。おととしはケガからの復帰戦となったこともあり、10位と4位。昨年は転倒と4位という結果でした。今年は、前戦イギリス大会で今季初優勝を達成して、上り調子で迎えるだけに、今季2勝目と3勝目の期待が膨らみます。

その期待に応えてレイは、順調なスタートを切りました。最高気温が22℃まで上昇し天候に恵まれた初日は、トップタイムから1秒差に11台という接戦の中で5番手。雲の多い一日となった2日目の2回目の予選でも順調にタイムを短縮し、1秒差に11台という相変わらずの接戦の中で、5番手でスーパーポール進出を果たしました。

スーパーポールはセッション開始直前に雨が降り始め、20分間のウエットスーパーポールへ変更になりました。ウエットスーパーポールはSP1とSP2の2セッションで行われ、レイは4番手でSP2に進出。9台で行われたSP2では、セッション終盤にかけて路面がどんどん乾いていくという難しいセッションとなり、アイルトン・ バドビーニ(ドゥカティ)がベストラップを刻んでポールポジションを獲得。レイは、バドビーニから1.691秒差で5番手。2戦連続フロントロー獲得は果たせませんでしたが、2列目から決勝に挑むことになりました。

チームメートのレオン・ハスラムは、後半戦のスタートとなるドイツ大会で、今季初表彰台を狙っています。第3戦オランダ大会で痛めた左足は着実に回復し、7月の鈴鹿8時間耐久ロードレースでは初優勝を達成。その翌週に行われた第9戦イギリス大会では、今季ベストリザルトの7位でフィニッシュしました。

今大会、初日の予選ではトップから1秒差以内に11台の接戦の中で8番手。2日目の2回目の予選では、タイムを短縮するも12番手へとポジションを落としましたが、ウエットコンディションとなったスーパーポールでは、着実にタイムを上げて6番手。今季ベストグリッドから決勝に挑むことになりました。レイとハスラム、ともに上り調子なので、2人そろっての表彰台に期待が膨らみます。

スーパースポーツ世界選手権(WSS)は、2日目の2回目の予選がウエットコンディションとなったために、初日の順位でグリッドが決まりました。ポールポジションを獲得したのはサム・ロース(ヤマハ)で、第9戦ロシア大会で足を負傷したロレンツォ・ザネッティ(Pata Honda)は、着実に回復し、2列目のグリッドを獲得しました。そしてハスラムとともに鈴鹿8耐で優勝したマイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda)は、初日12番手から雨のためにばん回のチャンスもなく、12番手から追い上げのレースに挑むことになりました。

その他のHonda勢は、ジャック・ケネディ(Rivamoto)が6番手、ガボール・タルマクシ(Prorace)の代役出場のローナン・クォーンビーが8番手、ロバート・タンブリーニ(Team Lorini)が9番手から決勝に挑みます。また、シェリダン・モライス(PTR Honda)に代わって、今大会から出場のダニー・ウェッブ(Ambrogio Racing)は31番手から決勝に挑みます。

コメント
◆ジョナサン・レイ(スーパーバイク 5番手)
「ウエットコンディションになったスーパーポールはフラストレーションがたまりました。今日はフロントのセッティングを変えたので、もう一度、ドライで走りたいと思っていたのですが、雨になってしまいました。しかし、フルウエットでは、とてもいいフィーリングでした。でも、路面が乾き始めてからはセッティングに問題が出てきて、それ以上はペースを上げることができませんでした。ウエットコンディションになると必ず出てくる問題で、エンジンブレーキのコントロールや車体のセッティングが変わってしまうからです。 こういうコンディションでは、しっかりとペースを上げていけないので、明日の午前中はドライになることを願っています。ドライでは安定していますが、もう少しタイムを上げなければなりません。全体的にはとても満足のいくスーパーポールでした」

◆レオン・ハスラム(スーパーバイク 6番手)
「ドライコンディションで着実にステップを踏むことができたので、今日は満足しています。雨のスーパーポールは大変でしたが、ウエットコンディションでは、明確な方向性が見えました。夏休みのおかげで足の調子はよくなり、再び上位に戻ってこられてうれしいです。ここでは、コース序盤のタイムを削っておきたかったので、リアのセッティングを進めなければならなかったし、いいタイムをマークすることができました。そのおかげでドライでは、かなり違いが出ました。ここ数戦は、ポジションを上げていくのが、とても厳しいものでした。しかし、今大会は、2列目から、いいスタートが切れると思います」

◆ロレンツォ・ザネッテイ(スーパースポーツ 5番手)
「今日は何も学べませんでした。午後は、かろうじて3ラップのみ。それでも、2列目からのスタートなので悪くはありません。昨日のクラッシュで少し身体を痛めて、少し熱もあります。失った時間を取り戻すためにも、第1セクターで、もっと詰める必要がありました。表彰台を視野に入れてバトルをするためにも、フロントローのライダーたちについていきたいと思っています」

◆マイケル・ファン・デル・マーク(スーパースポーツ 12番手)
「今朝のフリー走行では、あまりセットアップを進めることができず、速く走れる状態ではありませんでした。しかも、ウエットコンディションになり、午後に予定していたメニューも消化することができませんでした。最後の数ラップは、ドライになってきたのでかなりいい状態でした。もう2ラップもあれば、もっとタイムを短縮できたと思います。このポジションからでは、上位を狙っていくのはかなり難しいですが、いつもレースになるといい感じなので、今回もそうなればと思っています」

◆ダニー・ウェッブ(スーパースポーツ 31番手)
「ウエットでは、快適に走ることができました。セッション終盤は、濡れたコースをスリックで走りました。満足しています。すべてのセッションで学んでいます。いまは、600ccをちゃんと学ばなければなりません。トラクションコントロールや、コーナー出口でパワーを使うことなど、すべて初めてのことです。午前中はドライコンディションで昨日より1秒速かったので、正しい方向へ進んでいると思います。プレッシャーもありません。チームにはとても満足しています。引き続き前進したいです」

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