マルケス4連勝でルーキー最多優勝数更新!

マルケスの快進撃が止まらない。25日に開催されたMotoGP第11戦チェコGP(ブルノ・サーキット)決勝レースで、レプソル・ホンダのマルク・マルケスが快勝!これで第8戦ドイツGPから4連勝となり、2位のペドロサに26ポイント差、ランク3位のロレンソに44ポイントの差をつけて、年間ポイント獲得競争でもライバルに大きく水をあけたかたちとなった。

3番グリッドからスタートしたマルケスは、序盤からトップを行くヤマハのロレンソの背後にぴたりと付きながら、同じレプソル・ホンダのダニ・ペドロサとともに3台でトップ集団を形成。度々プレッシャーをかけつつ、ロレンソのタイヤがたれるのを待って残り4ラップで先頭に躍り出ると一気にペースアップ。追いすがるペドロサを振り切り、見事トップでゴールラインを駆け抜けた。

マルケスはこれで4連勝となり、往年の伝説的ライダー、マイク・ヘイルウッドが1962年に樹立した史上最年少の4連勝記録になんと51年ぶりに並んだことになる。それだけではない。今季通算での5勝は、キングと呼ばれたあのケニー・ロバーツが1978年に記録したルーキーイヤー最多優勝数の4勝をも更新してしまった。すでに第2戦アメリカスGPでの初優勝により、それまでフレディ・スペンサーが持っていた最年少優勝記録を31年ぶりに破ったことは周知のとおり。歴史に名を残すレジェンドライダーたちの偉大な記録に肩を並べるどころか、あっさりと超えていってしまうマルケスというライダーはいったい何者なのか。

調べてみると、5歳からバイクに乗り始め、少年時代はエンデューロレースに親しんだようだ。まるでダートを走っているかのような、従来の常識を覆すあの進入スライドは、その頃に鍛えられたものかもしれない。その後、ロードレースに転向してスペイン国内選手権で頭角を現し、2008年からWGP125ccクラスにフル参戦を開始し、2010年には史上2番目の若さ(17歳と263日)でタイトル獲得。2011年からMoto2にステップアップすると2012年にはチャンピンを獲得。2013年には「アンチ・ルーキー・ルール」の撤廃などの幸運も手伝い、初年度から最強ファクトリーチームであるレプソル・ホンダから最高峰クラスMotoGPへの参戦が叶った。

速さ強さはもちろんのこと、マルケスは強運の持ち主であることは間違いないようだ。ただ、怪我に苦しめられていた時期もあるようで、それを乗り越えるタフな精神も当然持ち合わせている。そして、あの純粋な笑顔。コメントを見ていても、終始ニコニコ顔で屈託なく、まるで遊びに夢中になっている少年のようだ。臆することなく何でも吸収する柔軟な心がマルケス最大の強みではないだろうか。どこまで記録を伸ばしてくれるのか、後半戦からも目が離せない。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

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ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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