[HONDA]BSB Rd.8 決勝 ロウズが初のダブルウイン達成で今季4勝目 清成龍一は7位/5位でフィニッシュ

英国スーパーバイク選手権(BSB)の第8戦が、8月24日(土)から26日(月)までの3日間、イングランド北東部のリンカーン近郊にあるキャドウェルパークで開催されました。キャドウェルパークは、一周3.508km。コース前半はアップダウンに富んだ高速コース、後半セクションは、アップダウンのあるスローセクションとなります。この後半セクションには、ジャンピングスポットとして知られる「マウンテン」があります。ここは、キャドウェルパークで最も難しいポイントで、かつ、見せ場となっており、ファンに人気の高いスポットになっています。

今大会は、祝日の月曜日に決勝レースが行われました。初日のフリー走行は雨となりましたが、次第に天候は回復、予選と決勝は、青空が広がる絶好のコンディションのもとで行われました。

今季、好調なアレックス・ロウズと、4度目のタイトル獲得を狙う清成龍一が所属するSamsung Hondaは、サーキットにほど近いラウスに本拠地があり、チームにとって今大会は、ホーム大会となります。例年、この大会は大勢の地元応援団が駆けつけるために、Samsung Hondaにとっては気合の入る大会です。その期待の中で、7戦を終えて「ザ・ショーダウン」進出を決めているロウズが、すばらしい走りをみせました。予選では5度目のポールポジション(PP)を獲得し、決勝では、両レースで快走をみせて初のダブルウインを達成。今季4勝目を挙げて、ランキングを総合3位から2位へと上げました。

PPから第1レースに挑んだロウズは、ホールショットを奪うと、シェーン・バーン(カワサキ)、ジョシュ・ブルックス(スズキ)、トミー・ブライドウェル(カワサキ)、ジェームス・エリスン(ヤマハ)らと、トップグループを形成しました。その中からエリスンが転倒で優勝戦線から離脱、さらにブライドウェルが遅れ、終盤はランキング上位3選手の戦いとなりました。昨年の大会で、初めて表彰台を獲得したロウズは、バーンとブルックスを従えて安定したペースで快走を続けます。そして、一度も首位を譲ることなく、18周を走りきりました。

第1レースのベストタイムをマークし、第2レースもPPから決勝に挑んだロウズは、2レース連続でホールショットを奪うとトップを快走しました。第1レース同様、ロウズを先頭にブライドウェル、エリスン、バーン、そしてブルックスの5台がトップグループ形成します。レースの主導権を握るのはロウズ。後方では、ブルックスとブライドウェルによるし烈な2位争いが繰り広げられていました。何度もポジションを入れ替える2人ですが、ラスト2周で2番手に浮上したブルックスが、その勢いでトップを走るロウズもパス。しかし、勢い余ったブルックスは転倒を喫し、ロウズが2レース完全Vを達成。ブライドウェル、エリスン、バーンという順でフィニッシュしました。

この結果ポイントランキングは、2位と4位でフィニッシュしたバーンが首位をキープ、今季4勝目を挙げたロウズが、ブルックスを抜いて3位から2位に浮上。「ザ・ショーダウン」で重要になる表彰台ポイントでも、バーンの35点に続く27点としました。

予選7番手から決勝に挑んだ清成は、両レースともにトップグループに加わることはできず、2レースともにセカンドグループでの戦いとなりました。第1レースは、4台のセカンドグループの中で、苦しい戦いを強いられます。一時は9番手までポジションを落とした清成でしたが、レース終盤は、前を走る選手を抜き、転倒者も出たことで、7位でフィニッシュしました。7番グリッドから挑んだ第2レースは、序盤はクリス・ウォーカー(カワサキ)、ピーター・ヒックマン(Lloyds British GBmoto Racing Honda)、ジョシュ・ウォーターズ(ヤマハ)らとセカンドグループを形成しますが、グループから抜け出して単独6番手を走行。最終ラップにブルックスが転倒したため、5位でフィニッシュしました。両レースともに優勝争いに加われず、悔しいレースとなった清成ですが、総合5位をキープ。「ザ・ショーダウン」進出に大きく前進しましたが、次戦ドニントンパークは、逆転チャンピオンを狙うためにもミスの許されない戦いとなります。

コメント
◆アレックス・ロウズ(1位/1位)
「大勢の観客の前で優勝することができて最高の気分です。まるでおとぎ話のような週末になりました。とにかく最高です。これ以上のことは望めません。引き続き、残りのレースをしっかり戦いたいと思います。キャドウェルパークのレースを見ていたのは、それほど前のことではありません。いつか自分もこのレースに出るんだ、と思っていましたが、今こうして優勝することができました。大変なレースでした。第1レースの優勝はすばらしい気分でした。第2レースは運が味方してくれました。大変でしたが、2レースともにいいリズムを刻むことができました。特に最後の4、5周は、全力でプッシュすることができました。一生懸命走りました。今日は天気がよく、路面温度が上がっていましたので、厳しいレースになりましたが、最後まで全力を尽くしました」

◆清成龍一(7位/5位)
「今回もザ・ショーダウンに進出するために貴重なポイントを獲得することができました。しかし、トップ6に入るためだけではなく、勝つためにレースをしたいので、満足はしていません。いつも追いかけるレースになっていますが、今年はすべてのサーキットでなにかしらの問題を抱えています。それでも、少しづつ前進していますし、みんな一生懸命がんばってくれています。ザ・ショーダウンはとても重要な戦いです。次のレースでもしっかりとランキングをキープし、その後は、いいポジションでフィニッシュするようにがんばらなければなりません。いいチームです。もしかしたらマシンの問題だけではなく、ライダーとして、もっとがんばらなければいけないのかもしれません。そのためにも、もっとプッシュできるようなマシンに仕上げなければなりません」

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