[YAMAHA]JRR Rd.6 全日本後半戦のスタートレースを中須賀克行&YZF-R1が優勝で飾る!!

6月30日(日)のシリーズ第4戦筑波大会から約2ヵ月、全日本JSB1000はスポーツランドSUGOでシリーズ後半戦の幕を開け、チーム一丸となってレースに臨んだヤマハYSPレーシングチームと中須賀克行が見事に優勝を遂げた。

今大会のJSB1000は、スポーツランドSUGOでの全日本では初めての試みとなる100マイル=43周の耐久レースとなり、1チーム1名もしくは2名のライダーが登録できるレギュレーションだ。そしてヤマハYSPレーシングチームは、中須賀と吉川和多留のライダー体制で臨み、予選では中須賀が2番手タイムを記録した。

予選4番手の加賀山就臣(スズキ)のホールショットで始まった決勝レース。しかし、その加賀山がSPインでハイサイド転倒して戦列を離れてしまう。この段階でトップに立っていたのは津田拓也(スズキ)で、中須賀は僅差で津田を追う。そして中須賀の後方には柳川明(カワサキ)と高橋巧(ホンダ)が続き、この4台がレース序盤でトップグループを形成する。

その後、トップ津田がペースを上げたの対して、中須賀のラップタイムは上がらずに、15周目には柳川に2番手のポジションを明け渡してしまう。さらに19周目の第1コーナーでは、中須賀は高橋にも抜かれて4番手となってしまった。

20周を過ぎたあたりからピットインするチームが現れるが、ピットインの際には、ライダーは降車し、最低15秒のピットストップが義務づけられている。しかし、電動ツールの使用が禁止されていることから、前後のタイヤを交換するだけで15秒程度はかかる状況で、給油を行えばさらなる時間を要する状況だ。

トップグループで真っ先にピットインしたのが高橋で、その後に津田もピットイン。これでトップは柳川となり、中須賀が2番手となる。そして28周目の第1コーナーで柳川が転倒したことで、中須賀がトップでピットインすると、チームスタッフは予定通りにリアタイヤの交換と給油を完璧にこなして、最小限のタイムロスで中須賀をトップのまま戦線へと送り出すことに成功。中須賀の連続走行は予定通りのことで、吉川は、中須賀の不慮の事態に備えて常に走行準備を整えており、中須賀の精神面での支柱的役割を担った。

レース終盤は、中須賀、高橋、津田の3人が僅差でトップ争いを展開。42周目に高橋が第3コーナーで中須賀に仕掛けるシーンもあったが、その先で高橋はオーバーランしてしまい中須賀が首位を堅持すると、0.072秒差で高橋を抑えて今季2勝目のチェッカーを受けた。

◆中須賀克行選手談(優勝)
「スタート後、フルタンク状態でのペースが掴めずにタイムが上がらなかったけれど、燃料が減って軽くなってから、ようやくタイムを上げられるようになりました。ピットインのタイミングは僕自身に任されていたので、ペースを上げられる内に少しでも後続との差を広げておきたいと思っていたのですが、ピットに入る前の周でトップの柳川さんが転倒して、これでトップに立つことができたのでラッキーでした。

レース終盤は、高橋巧選手、津田拓也選手と接戦で、何度か高橋選手に攻め込まれましたが、みんなタイヤが厳しい状態なのは分かっていたし、高橋選手が仕掛けてくる場所は分かっていたので抑え込むことができました。

チームが、本当に素早いピットワークをしてくれて、パートナーの吉川さんがレースウイークを通して的確な状況判断とアドバイスをしてくれたのが、今回の大きな勝因です。僕自身は、残りのレースで全部勝たないとチャンピオンには届かないけれど、その後半戦全勝の一歩を、今大会で記すことができたので、本当にうれしいです。応援、ありがとうございました」

◆吉川和多留選手談
「今シーズン前に中須賀選手は肩を痛めてしまい、その回復がなかなかうまく進んでいなかったので、万一に備えてのエントリーでした。今回の優勝は、中須賀選手の頑張りがもちろん大きいですが、チームが本当にミスなく最高のピットワークを見せて中須賀選手をバックアップしたのも大きな要因です。この優勝は、逆転チャンピオンを狙うためにチームの士気を高めるものでもあり、単なる一勝ではなく大きな意味のある勝利でした」

◆五十嵐博監督(YSP酒田)
「中須賀克行選手そしてヤマハYSPレーシングのスタッフのみなさんには、本当にものすごいレースを見させていただき、さらに優勝できたことで大変にうれしく思っています。前回、私が監督を務めさせていただいた際には、スタートから数周で中須賀選手は転倒してしまったのですが、今回は、本当に最高のレースでした。チェッカーまで数周となったところでの高橋選手、津田選手を交えてのトップ争いにはとても興奮しましたし、最高速では2番手の選手に負けていたので、最終ラップの馬の背で逆転されるのではとドキドキしていました。中須賀選手、そしてヤマハYSPレーシングのスタッフのみなさんのおかげで、表彰台の中央に立たせてもらうことができましたが、これはもう最高の思い出となりました。表彰台中央からの眺めは最高でした。本当に、みなさんありがとうございました。そしてチャンピオン目指して、残りのレースでも最高のパフォーマンスを見せていただきたいと思います」

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