[HONDA]MotoGP Rd.11 予選 バウティスタが2番手で今季2度目のフロントロー獲得。マルケスは3番手、ペドロサが4番手から決勝に挑む

第11戦チェコGPの予選は、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)、アルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)、そしてカル・クラッチロー(ヤマハ)の4選手による激しいトップタイム争いとなり、バウティスタが2番手、マルケス3番手、ペドロサ4番手とHonda勢が上位につけました。ポールポジション(PP)を獲得したのはクラッチロー。バウティスタは今季2度目、マルケスは今季8度目のフロントロー獲得となりました。

2戦ぶり、今季2度目のフロントローを獲得したバウティスタは、初日のフリー走行はリアタイヤのグリップ不足に苦しんで8番手でしたが、2日目のフリー走行で問題を解消すると、予選では好タイムをマークし、一気に2番手に浮上しました。バウティスタは、ここ数戦、調子を上げています。今大会は、上り調子であることを強烈にアピールし、今季初の表彰台獲得に向けて大きく前進しました。

初日5番手のマルケスも、2日目はセットアップを大きく進化させることに成功しました。土曜日の午前中に行われた3回目のフリー走行では3番手でしたが、今大会の優勝候補の筆頭に浮上する1分56秒台の好タイムで周回を重ね、仕上がりのよさを感じさせていました。そして、予選前に行われた4回目のフリー走行では、さらにアベレージを上げてトップタイムをマーク。予選でもPPを狙いましたが、クリアラップを取れず、惜しくも3番手に終わりました。しかし、ドイツGP、アメリカGP、インディアナポリスGPに続く4連勝と、今季5勝目の達成に期待が寄せられています。

フロントローを逃したものの、4番手につけたペドロサもマルケスに匹敵する仕上がりとなり、マルケスとともに優勝候補の筆頭に浮上しました。フリー走行ではセットアップに集中して6番手でしたが、4回目のフリー走行では4番手と上昇。そして、予選ではPP争いに加わりました。昨年の大会は、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)とし烈な戦いを繰り広げて優勝しています。今年はチェコGP2年連続制覇と今季3勝目に向けて気合満点。マルケスとともに、2戦連続となるRepsol Honda Teamの1-2フィニッシュに挑みます。

今大会、1日目フリー走行でトップタイムを記録して好調なスタートを切ったステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は、大接戦の中で予選8番手へとポジションを落としました。この日は、タイヤのエッジのグリップに苦しみ、思うようにタイムを上げることができませんでした。フラストレーションのたまる一日になったブラドルですが、ブルノは得意とするサーキットだけに、決勝での巻き返しに闘志をかき立てています。

CRTマシンで出場のブライアン・スターリング(GO & FUN Honda Gresini)は24番手と、2日目もセッティングが決まらず厳しい走りを強いられました。

Moto2クラスは、中上貴晶(Italtrans Racing Team)が今季2度目のPPを獲得しました。初日3番手だった中上は、2日目のフリー走行でトップに浮上し、予選では快調にラップを重ねてトップに浮上しました。終盤3番手へとポジションを落としましたが、最後のアタックで逆転。前戦インディアナポリスGPでは2位表彰台を獲得している中上は、今大会で初優勝を狙います。

以下、2番手にポル・エスパルガロ(Tuenti HP 40)、3番手にエステベ・ラバト(Tuenti HP 40)と続き、トップから1秒差以内に15台という厳しい戦いとなりました。総合首位のスコット・レディング(Marc VDS Racing Team)は13番手。高橋裕紀(IDEMITSU Honda Team Asia)は20番手から追い上げのレースに挑みます。

Moto3クラスは、アレクシ・マスボー(Ongetta Rivacold)が今季初のフロントロー獲得となる3番手、ジャック・ミラー(Caretta Technology – RTG)が今季3度目の4番グリッドを獲得し、Honda勢が上位につけました。マスボー、ミラーともに体調は万全ではありませんが、ブルノを果敢に攻略し、今季ベストグリッド獲得となりました。渡辺陽向(TASCA RACING)は、今季最高の走りをみせてセッション終盤まで17番手につけていましたが、最終的に27番手へとポジションを落としました。しかし、決勝では追い上げのレースが期待されます。

コメント
◆アルバロ・バウティスタ(MotoGP 2番手)
「今日のパフォーマンスにはとても満足しています。午前中のセッションでリアのグリップがよくなり、マシンのセットアップが進んだことを感じました。中古タイヤでもアベレージはよく、その後、予選で新品のタイヤを使ってアタックしたのですが、さらにタイムを上げることができました。楽しい一日でした。明日はいいスタートを切って、なるべく長く前で走りたいです。今日のマシンの感触はすばらしかったです。同じようなフィーリングで明日も走れることを願っています。タイヤが消耗してからもペースを維持できればと思います。すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝しています。また、このときをずっと待っていてくれたHondaやショーワ、ニッシン、そしてメインスポンサーに感謝したいです」

◆マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
「ポールポジションを獲得するつもりでしたし、その自信もあったので、今日の結果に満足することができません。渋滞していて、何人かのライダーは、僕の後ろで引っ張ってもらおうとしていたので、2本目のアタックでは、新品タイヤのアドバンテージを使うことができませんでした。しかし、仕方ありません。僕も彼らについていったことがありますし、逆の立場になることもあります。しかし、レースに向けて自信はあります。マシンは快適で、ベースがよく、いいペースがあります。ドライコンディションになれば、優勝へ向けてチャレンジしたいと思います」

◆ダニ・ペドロサ(MotoGP 4番手)
「満足のいくセットアップをなかなか見つけられなかったので、今日のセッションはとても難しかったです。最後にセットアップを進めることができ、やっと自分のライディングに合うものになりました。そして、快適に走れるようになりました。週末を通して、みんなのタイムが非常に接近しているので、一生懸命がんばらなければなりません。重要なことは、どんなコンディションになっても、体力を維持し、いいスタートを切って、いいレースをすることです」

◆ステファン・ブラドル(MotoGP 8番手)
「フラストレーションのたまる一日になりました。マシンに満足することができませんでした。タイヤのエッジグリップがなく、コーナーでスピードを思ったように出せませんでした。予選セッションはとても厳しかったです。いいラップタイムを出そうと、コーナー進入でフロントをプッシュしすぎてしまい、新品タイヤのアドバンテージを使うことができませんでした。スロットルを開けると、スピンもひどく、リアタイヤをうまく使うことができませんでした。それでタイムをかなり落としてしまいました。解決策を見つけるために一生懸命取り組んでいますが、今のところいいセッティングを見つけるのに苦戦しています」

◆ブライアン・スターリング(MotoGP 24番手)
「昨日に比べてわずかに前進しただけでした。同じ問題で苦戦しています。思ったようにマシンを走らせることができません。このサーキットは走ったことがありますし、もっとうまく走れると思っていたので、とても残念です」

◆中上貴晶(Moto2 ポールポジション)
「昨日から今日にかけてセットアップが進み、タイムも大幅に更新することができました。しかし、予選ではチャタリングが出た上に、アタックでミスをして、完ぺきな走りにはなりませんでした。それでもポールポジションを獲得することができて、すごくうれしいです。フランスGPは、途中で雨になってのポールポジション獲得でしたが、今回は最後まで走って、しかも逆転してのポールだったので、フランスとはまた違ううれしさでした。今回はロングランもできていますし、決勝に向けて自信はあります。明日はいい報告ができるようにがんばります」

◆ポル・エスパルガロ(Moto2 2番手)
「大変でしたが、いい予選でした。タイムを上げるためにずっとプッシュし続けました。そしていいタイムを出しましたが、今日はタカ(中上)がすばらしいラップタイムを出しました。今日はタイヤのパフォーマンスをうまく引き出すためのセットアップに取り組んできました。かなり前進できました。昨日は28周走りましたが、タイヤはまだ普通でしたし、かなりよかったです。すばらしい仕事をしてくれたダンロップに感謝したいです」

◆エステベ・ラバト(Moto2 3番手)
「インディアナポリスGPで優勝し、今週末もいい走りができているので満足しています。いいセットアップがありますので、明日はベストを尽くします。予選では渋滞にはまりましたが、それでもとても楽しく走ることができて、いいラップタイムを出せました。レースをする準備は整っています」

◆高橋裕紀(Moto2 20番手)
「路面のギャップの追従性をよくするために、新しいフロントフォークに換えて走行しました。そのため、また最初からのセットアップになり、フリー走行はセットアップに集中しなければなりませんでした。午後の予選でやっとまとまってきましたが、なんとか2分3秒台中盤のタイムが出せたという状態なので、ウォームアップでさらにセットアップを進めていきます。明日はポイント獲得を目標に、全力を尽くします」

◆アレクシ・マスボー(Moto3 3番手)
「久しぶりのフロントロー獲得なので、とてもうれしいです。週末を通して速さがありました。午前中は4番手になることができて驚きましたが、そのおかげで自信を持って走ることができました。マシンはとてもよく、チームは休まず働き続けてくれました。このサーキットは、1速で走るコーナーがないので、インディアナポリスより相性がいいです。もしうまくコーナーを抜けることができれば、スピードを維持できると思います。明日は速いグループについていきたいです。どんなレースができるのか楽しみです」

◆ジャック・ミラー(Moto3 4番手)
「最後にフロントローを逃してしまい、残念でした。しかし、とてもいいセッションでした。最後は一人で走ることになってしまい、スリップストリームを全く使うことができなかったのは残念でした。それ以外はすべてが計画通りでした。安定したペースがあり、自己ベストにも近く、とても感触はよかったです。また、タイヤの耐久性向上など、問題点にはすべて取り組みました。肩の調子は悪くありません。もしかしたら手術で縫ったところが裂けてしまったかもしれませんが、明日はしっかり戦えると思います」

◆ジョン・マクフィー(Moto3 11番手)
「いいベースのセットアップを見つけるためにずっと一生懸命がんばってきました。そして、ついにそれを見つけました。ライダーとしてさらに強くなったように感じました。エンジンはとてもよく機能しています。ここは流れるようなサーキットで、低速コーナーがなく、パフォーマンスはそれほど悪くありません。ずっと体調が悪かったのですが、今日は気持ちよく走ることができました」

◆渡辺陽向(Moto3 27番手)
「タイムが接近しているので、もう少しタイムを上げられればよかったと思います。途中までは16〜17番手あたりにいましたし、今回は10番台でいけるかと思っていました。最終的に27番手になりましたが、アベレージは悪くないので、自分とタイムが競り合っている集団よりも、もう1つ前の集団で戦えればと思います。そのためには1周目がすごく大事になるので、スタートを決めて、1周目に積極的に前に出ていこうと思います。ポイント獲得を目標にがんばります」

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