[HONDA]MotoGP Rd.11 1日目フリー走行 ブラドルがトップタイム。ペドロサが3番手

第10戦インディアナポリスGPからの2連戦となった、第11戦チェコGPの1日目フリー走行は、ブルノを得意とするステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)がトップタイムをマークし、今季2度目のポールポジション(PP)と、念願の初優勝に向けて好スタートを切りました。シーズン前半戦の締めくくりとなった第9戦アメリカGPで、ブラドルは初めてPPを獲得、決勝では序盤にトップに立つ快走をみせ、2位でフィニッシュしました。後半戦のスタートとなったインディアナポリスGPでは、好調な走りをみせるも、金曜日と土曜日に3度の転倒を喫し、リズムを崩して7位に終わりました。その雪辱に気合満点のブラドルは、午前中は7番手でしたが、午後の走行で一気にタイムを短縮し、トップに浮上しました。ブラドルにとってブルノは、125ccクラス時代にグランプリ初優勝を達成した思い出のコースです。初日をトップで終え、決勝レースに向けて、2日目のセットアップに集中します。

午前中の走行で2番手のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、午後の走行でも着実にタイムを短縮、ブラドルからわずか0.1秒差の3番手で初日を終えました。この日は、午前午後ともに、いくつかのセットアップにトライし、タイヤテストに集中しました。前半戦のドイツGPで痛めた左鎖骨の状態は、依然として完ぺきではなく、前戦インディアナポリスGPでも苦しい走りを強いられました。この日も、痛みを感じながらの走行となりましたが、アベレージは十分に優勝を狙えるもので、チェコGP2連覇と今季3勝目に闘志を燃やしています。

第8戦ドイツGP、第9戦アメリカGP、そして第10戦インディアナポリスGPと、3連勝中のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、5番手と続きました。初日はブラドルがトップタイムをマークするも、マルケスまで0.233秒差。6番手のカル・クラッチロー(ヤマハ)まで、0.3秒の大接戦となっているだけに、2日目の走行が重要になってきます。初日を終えて「思っていたより順調にセットアップが進みました」と語ったマルケス。初日は5番手でしたが、1分56秒台をコンスタントに刻んだアベレージタイムは、トップタイムに匹敵する快走となり、今季5度目のPPと4連勝に期待が膨らみました。

アルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)は、リアタイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず8番手と、やや出遅れました。2日目は、新しいセットアップにトライ、タイム短縮とポジションアップを狙います。チームメートでCRTマシンで出場のブライアン・スターリングは、マシンの振動に苦しんで25番手。2日目は、問題解決とポジションアップに取り組むことになります。

Moto2クラスは、総合2番手のポル・エスパルガロ(Tuenti HP 40)が、トップタイムをマークしました。今大会に投入されたダンロップのリアタイヤとのマッチングもよく、好調なスタートとなりました。以下、1秒差以内に20台という大接戦となり、ミカ・カリオ(Marc VDS Racing Team)が2番手、前戦インディアナポリスGPで2位に入り、今季2度目の表彰台に立った中上貴晶(Italtrans Racing Team)が3番手と続きました。

総合首位のスコット・レディング(Marc VDS Racing Team)は8番手。高橋裕紀(IDEMITSU Honda Team Asia)は、1回目の走行で16番手とまずまずのスタートを切りましたが、午後の走行ではセッティングをミスして23番手にポジションを落としました。しかし、セットアップの方向性が見えているだけに、2日目のポジションばん回に闘志を燃やしています。

Moto3クラスでは、ジャック・ミラー(Caretta Technology – RTG)が6番手、アレクシ・マスボー(Ongetta-Rivacold)が7番手と、体調が万全ではない2選手が健闘しました。8番手にはニッコロ・アントネッリ(GO & FUN Gresini Moto3)と、トップ10にHonda勢が3台。ブルノが初体験となる渡辺陽向(TASCA RACING)は30番手でした。

コメント
◆ステファン・ブラドル(MotoGP 1番手)
「初日をトップタイムで終えられたことはうれしいのですが、この結果に浮かれず、明日も引き続きがんばります。リザルト上ではとてもいい結果に見えますが、マシンのセッティングには、まだ100%満足しているわけではありせん。午前中のフリー走行では、とても苦戦しました。バンプを思うように吸収できないでいるので、フロントのセッティングに取り組む必要があります。ポテンシャルは、もっと高いと思います。明日は、ほかのライダーたちも予選に向けてプッシュしてきますので、もっと安定した走りができるようにならなければなりません。明日もセットアップに集中します」

◆ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「今日は思っていたよりも、少し難しい一日となりました。ここ数日に比べて、左肩に痛みがあり、100%で走ることができませんでした。しかし、順調にセッションをこなすことはできました。今日は、異なるセットアップ、異なるタイヤを試しました。明日に向けて、もっとフィーリングをよくし、タイムを上げるために前進しなければなりません。明日がどうなるか、様子を見たいです」

◆マルク・マルケス(MotoGP 5番手)
「最初からとてもいい感触があり、とてもいい一日でした。今日のレベルに到達するまでに、もう少し時間がかかると思っていました。ホルヘやバレンティーノ(ロッシ、ヤマハ)は、このサーキットで最近テストを行っていましたし、もっとタイム差があると思っていました。全体的なフィーリングはよかったです。しかし、まだまだ改善できる部分がたくさんあります。そうすればもっと快適になり、スピードも出せると思います。心配はしていません。明日はもっとタイムがよくなると思いますし、セットアップを完ぺきにできると思いますので、引き続きがんばって、集中したいと思います」

◆アルバロ・バウティスタ(MotoGP 8番手)
「今日は期待していたほどにはうまくいきませんでした。リアグリップに問題がたくさんあり、自信を持って走ることができませんでした。いくつか別のことを試しましたが、いいポイントを見つけることができませんでした。しかし、明日に向けて明確なアイディアがいくつかありますので、前進できると思いますし、上位とのギャップを縮める自信があります。今夜、一生懸命取り組んでがんばります」

◆ブライアン・スターリング(MotoGP 25番手)
「ポジションをいくつか上げるために、このサーキットの過去の経験が役立つと思っていますので、今日の結果は残念です。今日はマシンに振動がたくさんありました。その原因を探るために今夜、データを検証しなければなりません。問題を解決するために、いつものように、みんなががんばってくれると思います。明日のこのサーキットで、本来のレベルを披露したいですし、する自信もあります」

◆ポル・エスパルガロ(Moto2 1番手)
「このサーキットは相性がとてもいいサーキットで、いい思い出もあります。今日はダンロップの新しいタイヤを試しましたが、よかったです。たくさん周回できましたし、いいリズムもありました。タイヤはよくなっていますし、いいレースができると思います。ポールポジションを獲得する自信もあります。決勝レースがどうなるかは分かりませんが、リズムはいいです。明日は、予選に向けて取り組み、ポールポジションを獲得したいです。また、引き続き決勝レースへ向けて取り組んでいきたいです」

◆ミカ・カリオ(Moto2 2番手)
「おもしろい一日になりました。新しいセッティングがとてもうまく機能しています。大きな問題もありません。中古タイヤで周回し、新しいセッティングの状態を見て、その後、ニュータイヤでロングランをこなしました。ラップタイムがとてもいいので、満足しています。まだいくつかのコーナーで、改善しなければならないことがあります。しかし、問題点は分かっていますので、明日へ向けてそれを解決したいです」

◆中上貴晶(Moto2 3番手)
「インディアナポリスGPのセッティングでスタートしたのですが、路面コンディションもレイアウトも違うので、予想通り、ブルノには全く合いませんでした。そういうときのために準備していたセッティングで走り出したのですが、これもあまりよくなく、おまけに、ブレーキングミスでグラベルに飛び出して転んでしまい11番手でした。しかし、午後のセッションでは、セットアップも進み、ダンロップが今回から投入した新しいタイヤのフィーリングもよかったので、3番手へとポジションを上げることができました。明日もこの調子でセットアップを進め、決勝に向けていい状態に仕上げたいと思っています」

◆高橋裕紀(Moto2 23番手)
「今回のセットアップは、午前中はとてもよかったのですが、午後はセッティングが違う方向に向かって、タイムを更新できませんでした。とても残念です。明日は、セッティングを元の状態に戻し、さらにセットアップを進めていきます。今日はタイムを更新できませんでしたが、とてもいいポイントを見つけたので、明日が楽しみです。いい天気になることを願っています」

◆ニッコロ・アントネッリ(Moto3 8番手)
「今日の結果には満足しています。明日はコーナーへの進入と、出口のパフォーマンスをよくするために、引き続き取り組んでいかなければなりませんが、正しい方向に進んでいます。セットアップに集中して、いい状態を見つけることができれば、明日は大きく前進すると思います。日曜日の決勝レースへ向けて、いいグリッドを得ることは、非常に大事なことです」

◆渡辺陽向(Moto3 30番手)
「下見をしたブルノの印象は、とても楽しそうなコースでした。走ってみると、思っていた以上にギャップがあり、いいラインを見つけるのが大変でした。トップとのタイム差は予想していたより大きいのですが、アクセルのオンオフで走るコーナーが多いので、リズムがつかめれば、一気にタイムも上がると思います。ポジションは30番手ですが、内容は悪くありませんので、明日が楽しみです。今日は僕の19歳の誕生日。いいスタートが切れたと思います」

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