[HONDA]WMX Rd.15 決勝 バブリシェフが2戦連続の表彰台登壇

FIMモトクロス世界選手権第15戦が、ベルギー・バストーニュのサンスーシ・サーキットで開催されました。この日のバストーニュは、灰色の空と秋めいた気温となりました。そのような中で、最高峰クラスMX1は、クレメント・デサール(スズキ)が優勝。HondaのファクトリーマシンCRF450Rを駆るHonda World Motocross Teamのイブジェニー・バブリシェフは、前戦のチェコGPに続き、2戦連続で総合3位に入賞しました。

決勝前日の土曜日は、青空と陽光に恵まれましたが、日曜日は一日中、小雨が降ったりやんだりという天候となりました。コースコンディションは、ハードパックと荒れてワダチのできた滑りやすい部分から成っていましたが、コースは概してハイスピードで、トップライダーたちはとても速いペースで走り抜けていきました。

バブリシェフは土曜日の予選レースで余裕を持って3番手となり、ケガから復帰してレースに向けた体力が戻ってきていることを証明しました。予選3番手となったことで、バブリシェフは3番目のグリッド選択権を獲得し、左180度ターンに向かって緩やかに下るスタートのイン側寄りのグリッドを選択。

バブリシェフは、35分プラス2周で行われる日曜日の決勝レースでも、まずまずのスタートを2レースともそろえました。レース1では小さなクラッシュでポジションを2つ下げるまでは、4番手をキープ。6番手に下がってからもばん回し、すぐにケン・ド・ディッカー(KTM)をパスし、16周目にはケビン・ストリボス(スズキ)を抜いて4位でフィニッシュしました。

レース2ではさらに上のリザルトを目指したバブリシェフは、ダビド・フィリッパーツ(Honda Gariboldi)を追走して素早く抜き去ると3位でフィニッシュし、前戦チェコのロケットの表彰台に立ってからわずか2週間後の今大会でも、総合3位(4位/3位)を獲得しました。

バブリシェフのチームメートのマキシミリアン・ナグルは、依然として感染症が完治していないために欠場しました。現在、ナグルに必要なのは休養して回復を待つことで、レースにカムバックできる日程は決まっていません。

フィリッパーツは、総合9位(12位/7位)でした。フィリッパーツはレース1の序盤、最高で6番手を走っていましたが、エンジンをストールさせたことで後続にポジションを譲ってしまいました。元世界チャンピオンという実力を持つフィリッパーツは、16番手までポジションを下げましたが、最終的には12位までばん回しました。レース2では見違えるようなスタートを決め、レースのほぼ半分をトップ3で走っていましたが、その後、エンジンがボギングを起こすようになり、CRF450Rを必死でプッシュして7位でフィニッシュしました。

第15戦を終え、バブリシェフはMX1ランキングで9位に浮上、ナグルは2戦欠場しながらも8位、フィリッパーツは10位となっています。

前戦までにMX2クラス14戦を完勝してタイトルを決めたジェフリー・ハーリングス(KTM)は、土曜の予選レースで転倒した際に肩を脱きゅうし、戦列を離脱。この結果、チャンピオン不在となったMX2は、ほかのライダーにチャンスが巡ってきました。チェコGPでの初表彰台から2週間後、アレクサンダー・トンコフ(Estamotorsports Honda)はCRF250Rを駆り、レース2で10位。レース1は、マシントラブルでリタイアを喫しました。

次週のイギリスGPでは、MX1だけでなくMXGPフェスティバルとして、アマチュア、ウィメン、ヨーロピアンジュニアなど11カテゴリーが併催されます。その2週間後には、オランダのリーロップでベネルクスGPが行われ、FIMモトクロス世界選手権の2013年シーズンは閉幕となります。

コメント
◆イブジェニー・バブリシェフ(MX1 4位/3位 総合3位)
「レースのたびに少しずつ自信を深めています。1カ月前までは、足に痛みが残っていましたので無理でしたが、今では通常のトレーニングメニューをこなせるようになりました。今大会前は充実した準備ができましたので、その成果が出せました。チェコGPで表彰台にカムバックして以来、とても前向きになっていますし、残りのレース全戦で登壇を狙います。サスペンションに関しては、私が妥協を許しませんので、ずっとベストセッティングを模索してきました。正解がいくつか見つかりましたが、もう少し詰めたいと思います。マシンには満足していますが、成績を上げるためには立ち止まっていてはいけません。今日はアントニオ(カイローリ)とデサールの方が私よりも速かったです」

◆ダビド・フィリッパーツ(MX1 12位/7位 総合9位)
「今大会はレース1のリザルトに満足できないものの、喜べることがいくつかありました。体調もよくてスピードもあり、何人かを抜いて順位をばん回できました。レース1の4周目に6番手を走行中に、マシンを止めてしまったのは、私自身のミスによるものです。そこからは必死にばん回しました。レース2ではとてもいいスタートが切れて、20分間にわたって3番手をキープできたことがよかったです。非常に満足しています。終盤になるとマシンの勢いを保つために、アウト側のラインを使いましたが、ジャンプの前などは路面が荒れていました。ほかのライダーはもっとスムーズないいライン取りをしていました。とにかく、なにも問題がなければ楽にトップ5に入れることが分かりましたのでうれしいです。チームオーナーのジャコモ・ガリバルディと話して、もう少しマシンの面から助けてほしいと頼みました。あと2戦ありますが、そのあとは来年を目指して集中したいです」

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