「速度が低ければ安全」というわけではない

お笑いコンビ・おぎやはぎの矢作兼さんが、7日にバイク走行中に転倒し右腕骨折など全治2.3週間のけがを負った事故について、ニュースなどでご存じの方も多いことでしょう。

現場は横浜横須賀道路のトンネル内。片側2車線の直線道路で、1人でハーレーに乗り走行車線を走っていた際、運転を誤ってトンネルの壁に接触したということです。

自動車専用道路で流れは高速道路並み、しかも見通しの悪いトンネル内ということで、非常に危険な状況だったと思いますが、その程度のケガで済んで本当に良かったと思います。

ただ、ご本人のコメントを聞いていて、気になることがありました。
「もともとスピードを出してない。法定速度が80キロくらいだけど60キロとかで走っててむしろ(遅くて周りの車に)迷惑なくらいだった。それくらい安全運転していた」と回顧。
「よくわからないけど道路の歪みなのか、前輪のハンドルが持ってかれて…」と振り返り、安全運転に努めていたことから「オバケのせいじゃないかと思うんだよね」と冗談めかしていた、という話です。

冗談はさておき、「低い速度だから」「真っ直ぐな道だから」安全とは限らないということです。もちろん、法定速度を守ることは義務ですが、命を守るために大事なのは、正しい状況判断と危険予知です。

また、車種もスポーツタイプが危なくて、アメリカンタイプだから安全ということもありません。現に新東名でのバイク事故はアメリカンタイプが増えている、という話をNEXCOの関係者からも聞いています。

一定の速度で真っ直ぐな道を走り続ける高速道路は、ややもすると漫然運転に陥りがちです。どうか、ツーリングでも気を引き締めつつ、爽快な高速クルーズを楽しんでください!

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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